2008年06月01日

ヘビイチゴ3種

早いもので今日から6月ですね。HPの季節のごあいさつも、新しいものに取り替えておきました。

昨日までとはうってかわって、今日はよく晴れて汗ばむ陽気になりました、うちの方。
息子も部活動が出来たし、娘は新しい服を着て、お友達と遊びに出かけました。
おおむね、楽しい日曜日でした。よかったよかった。(^^*)

さて、今日の記事は…
いつもお散歩している公園で、先週、オヘビイチゴが咲いているのを見つけました。(^^*)

08_0601_ohebiitigo1.jpg

5/22の記事でおもしろがって ヘビイチゴの実を縦一列に並べて、イチゴ三兄弟?なんていう写真を
撮りましたが、今度こそ本当のヘビイチゴ三兄弟の記事が書けます。

図鑑を見ていると、「ヘビイチゴ」と言う名前のお花が3種載って居るんですよ。
バラ科ヘビイチゴ属の「ヘビイチゴ」と「ヤブヘビイチゴ」。
それに、キジムシロ属の「オヘビイチゴ」の3種です。

属が違うと言うことは、どこかに大きな違いがあるのですが、この場合は実の出来方です。

08_0601_ohebiitigo2.jpg

花は黄色で花びらは5枚。みかけに そんなに大きな違いはありませんが、
キジムシロ属の「オヘビイチゴ」には、赤いイチゴのような実は出来ません。
花びらが落ちたあとは、ガク(萼)の中に直接、タネだけが詰まったかたちの実になります。

08_0601_ohebiitigo3.jpg

属の違うヘビイチゴ2種よりは、同属のミツバツチグリの方によく似た植物です。
ミツバツチグリとの大きな違いは、この、5つセットの小葉です。

2007/ 4/28付 「ミツバツチグリ」

ミツバツチグリの葉は、その名の通り 小葉3つセットが基本ですが、
オヘビイチゴの葉は 1枚のもあれば、3枚のもあり、5枚のも有るというフレキシブルタイプ。
5枚セットの小葉が 一番の特徴です。
去年、ここで、この葉っぱを見つけたんですよね。お花は終わったところでしたが…。

08_0601_ohebiitigo4.jpg

花の付き方は、やはり同属のミツバツチグリなどに似て、茎の先が枝分かれして付いています。
ガク(萼)も、ヘビイチゴ属の2種に比べると素っ気ないくらい小さいですよね。
花びらの落ちた花が写っていますが、この中央のめしべの固まりがふくれることはありません。



ここで改めてヘビイチゴの花を見てみましょう。花びらのすぐしたにガク(萼)があり、
そのまた下に副ガク(萼)片というものが下がっています。この副ガク(萼)片が大きめなのが
ヘビイチゴのポイントです。葉っぱは小葉が3つまで。5つのはありません。

08_0601_hebiitigo1.jpg

そして、花の後は赤い イチゴの形の実になります。
木苺とは違いこの実は、花の土台(花床)がふくれたもので、にせものの実、偽果(ぎか)と呼ばれます。
じゃあ、本物はどこさ。  はい、にせものの実の上のつぶつぶが実…つまり、「そう果」です。

08_0601_hebiitigo2.jpg

このつぶつぶの表面がしわしわしていること…細かいですが、これがヘビイチゴの実の特徴の一つです。
もう一つは、偽果の表面が薄い色で、艶がないこと。



そっくりさんの ヤブヘビイチゴを見てみましょう。

08_0601_yabuhebiitigo1.jpg

はい、偽果の表面が真っ赤でツヤツヤしています。つぶつぶのそう果の表面にもしわはありません。

お花は、花びらのすぐしたのガク(萼)と、そのまた下に副ガク(萼)片が、少し小さめ…っていうか、
花びら自体が少し大きめで、ガク(萼)いっぱいに花びら〜っていうバランス…だって、

見分けの本には書いてあるんですが…う〜ん、いろいろ見ましたが、そんなに違わないですよ。
見極めは、難しいです。

08_0601_yabuhebiitigo2.jpg

やっぱり、実まで見ないと私にはちょっと…。(−”−;)
あとは毎年同じ場所に咲くので、場所で判断とか…。 お花だけでは…まだ無理。(^^A)



〜〜〜〜〜2008/ 6/ 11追記〜〜〜〜〜

お花の比較写真を作ってみました。
これでもう、見分けられるぞ〜。   …たぶん(^^A)

08_0601_hebiitigo.jpg

副萼片…って、ここ ↑ ですよね。←おいっ!

〜〜〜〜〜 追記 終わり 〜〜〜〜〜




ついでに、このほかの特徴を整理すると、

ヘビイチゴは日向好きで、葉っぱは黄緑色になりがち。
花は春早いうちから咲き始め、お花や葉っぱのサイズはほぼ一定。
地面に平たく広がって育つのがすき。

それに引き替え、ヤブヘビイチゴは、日陰好きで葉っぱは濃い緑色になりがち。
花はヘビイチゴよりは遅めで、生育場所の条件次第では、同じ植物と思えないほど
大きくなることも可能。縦方向へ茎を伸ばすことも やってのけちゃうこともある。

       …と言ったところが浮かびます。
何となく、うちの方ではヤブヘビイチゴって…数を減らしているような気がします。
いや、ただ、何となくですけれど。(^^;)

ミツバツチグリ、オヘビイチゴ、ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴ。
黄色くてそっくりな花4種。だいぶ見分けられるようになりました。嬉しい進歩です。(^^#)
食べられないのばっかりだけど…(^^;)




ブログ内関連ページ:  

2007/ 4/28付 「ミツバツチグリ」
2007/ 6/27付 「ナワシロイチゴの実」 ヘビイチゴとヤブヘビイチゴの実の比較



posted by はもよう at 22:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

ヘビイチゴにもいろいろ・・・考えてしまいます。頭が混乱しそう・・・(笑い)。
Posted by nakamura at 2008年06月04日 23:39
nakamuraさん、こんにちは。
はい、そうですね。
図鑑を見ちゃうと、そっくりさんが多くて困ります。
でもこうして、ひとグループ全部そろうと嬉しいです。

日々、困る(−、−;)と嬉しい(^o^*)のあいだを行ったり来たりしております。(^^A)
Posted by はもよう at 2008年06月05日 12:18
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