昨日からの雨、今日、朝になっても降り続いていました。
まぁ、息子は間近に迫った中間テストに向けて、せいぜい頑張っていただくとして…
せっかく、テストが終わった娘の方は、どこへ行くにも濡れちゃうのでお気の毒。
日中 ちょこっと出かけたけれど、何かいいことあったかな(^^*)
さて、この時期 公園を歩くと いろんなものが目に入って、
ブログに残しておきたいことがたくさん見つかっちゃうんですが、今回は追加記事の特集です。
キンモクセイ、マルバ(?)ヒイラギ、クスノキなどの常緑樹の今の様子。

常緑樹でも、今、新緑の季節を迎えているものが多いですよね。
公園でも ピッカピカの新緑が目立っています。これはキンモクセイの若葉です。
すごく綺麗ですよね。キンモクセイの新芽。もうだいぶ開いちゃったけど。(^^;)
キンモクセイは、秋に香りの良いオレンジ色の小花を枝いっぱいに付ける木です。
2007/10/ 5付 「キンとウスギのモクセイの花」
だいたい、常緑樹の葉っぱは 緑の色が濃かったり、ホコリっぽかったりして
今ひとつパッとしないことも多いですよね。
キンモクセイの葉も、なんだか途中が間延びしたような バランスの悪い葉っぱで、
今ひとつなんですれど、やっぱり新芽は綺麗ですねぇ。
木により、赤っぽかったり、黄色っぽかったりしますが、キンモクセイの新芽は
ほんのり赤みがかかっていました。
赤い色は、有害な紫外線や寒さから新芽を守るアントシアニンの色だそうです。
紅葉の赤と、色を出す物質は同じなんですって。へぇ〜。(’0’)
少し進んで、綺麗にそろった若葉の写真。

明るい黄緑色で、すべすべ、ツヤツヤ、柔らかそう(^^*)。
手元の本によると、キンモクセイの葉の寿命って3〜4年なんですって。
これから4年…あ、次のオリンピックの年までだ…よろしくね、キンモクセイの若葉ちゃん。
キンモクセイと同じモクセイ科、去年、しみじみ眺めて「マルバヒイラギ」として記事にした木。
2007/11/11付 「マルバヒイラギ」

こんな ↑ 木ですよ。
じつはあの後、マルバヒイラギって言うのは園芸用の特別な株で、とげとげ葉っぱの若いヒイラギでも
老木並みの丸い葉っぱを実現しようと、人工的に接ぎ木した株のことだけをさすんじゃかな?????と
いう疑問がわいて、もしかして、公園に植えられた、結構でっかいこの木は、
ただのヒイラギの老木なんじゃないかと言う気もしてきて居るんですよねぇ…。
ほんとのところはどうなのか、ちゃんと専門家さんに聞けばいいんでしょうけれど、
あはは…(^^A)まだほったらかしです。←おいっ!!
でも、気になるのは 気になるんですよ。
図鑑には、初夏に色づくと書いてあるヒイラギの実。付いているのかな?と枝先チェックに行ってきました。

付いていましたよ。へんてこな形ですが、虫こぶじゃありません。見えますか?
6〜7月頃に黒紫色に熟す予定のヒイラギの実に、ちゃんと似ています。よしよし。
今度は熟した頃に見に来よう。(^^*)
で、図鑑のヒイラギのページを確認。
『雌雄異種』ふむふむ『両性花、めしべが発達し、花柱も長く、結実する。』へぇ〜。
…って事は、この木、メスの木?11月に見たお花は両性花?…
う〜ん、もう少し観察しないと何とも…(^^A) 頑張ろう、自分。
それにしても、この木の新芽も可愛いです。 ♪

丸っこい若葉の隣に、丸っこい若い実。どのくらいの老木になったら、ヒイラギの葉から
とげとげが一切無くなるのかしら?
この木が、ヒイラギの老木だとしたら、老木の新芽。
若いけれど年老いている。年をとっているけれど若い。…不思議な感じがしました。(^^*)
最後はクスノキのお花。 クスノキ科クスノキ属の常緑高木。今はあんまり使わないか…「樟脳」の木ですよ。
あら…、「実」しか記事にしていなかったみたい。木のご紹介はこちらに ↓
HP>おなじみの木>町の木>クスノキについて

大きくなる木ですからねぇ。お花が近くに咲いてくれないこともありますが…。
春に赤っぽく芽吹いた新芽が、柔らかい色の若葉になって、初夏にお花の季節を迎えます。
常緑樹らしからぬ、柔らかくって明るい枝先の表情です。
大きな木だけれどお花はとっても小さいです。

枝先に穂を立てて咲かせるお花は 白に近いくらい薄い黄色で、ちゃんとお花らしい形をしています。
可愛いでしょ。

でも、可愛いだけでなく、なかなか複雑な形ですよね。
図鑑にも、花びら(花被片)『は6個、内側に毛がある。めしべは1個、おしべは12個で
3個ずつ輪状に付き、一番内側の3個は退化して仮おしべとなる』って書いてあるので、
ぐぐっと迫って 拡大してみました。でも…よく解りません。(撃沈)
クスノキは被子植物の中でも原始的な一群に属していて、その花の構造は、他には見られないほど
特殊なんだそうです。
詳しくは、またまたお世話になっちゃう ↓ こちらのページで大学教授のご説明を伺うことが出来ます。
ウェブマガジン「ゑれきてる」内 シリーズ 自然を読む 樹木を知る クスノキ
東大の教授のお話
ただねぇ〜、一番聞きたかった、どこと どこと どことで 3個輪状なのか、よく解らないんですよ。←あらあら(`ゝ`A)
とりあえず、ガク(萼)と呼べるものはなくて「花托」であるということと、
仮おしべの根もと(基部)に濃い黄色(濃黄色)の「腺体」があると言うこと。
いろんな記述を踏まえて、このようにまとめてみました。
これ、とうとう、おしべが9個までしか見つけられなかった 私の勝手な回答です。

合っているのかな?どなたかお詳しい方、添削してください。
この後、まん丸い実がついて 秋に黒っぽく実ります。
ヒヨドリさんがお得意さん。今年もどっさり実るかな?(^^*)
常緑樹って、紅葉したり、裸木になったりしないから、何となく、
一年中 かわりばえしないなんて思っちゃいますけれど、地味ながら、ちゃんと
花も咲かせりゃ、実も付けて居るんですよね。
もともとの日本の土地で 幅をきかせていたのは、てかてか葉っぱの常緑樹達だったそうです。
いわば、この土地の大先輩。敬意を持って、ちゃんと見てあげたいですね。(^^*)
ブログ内関連ページ:
2007/10/ 5付 「キンとウスギのモクセイの花」
2007/11/11付 「マルバヒイラギ」
2006/12/31付 「大晦日雑感」
2005/ 9/10付 「台風で落ちた実と葉(クスノキ)」
シリーズ「常緑樹の花」
2008/ 5/19付 「スダジイの花」
2008/ 5/23付 「アラカシとシラカシの花」
サイト内関連ページ:
HP>おなじみの木>町の木>クスノキについて
常緑樹もよく見れば、ちゃんと新芽の季節があり、
花も咲き、実るのに、ほんとに地味です。
いつもながら、踏み込んだ観察、拝見しました。
近くの街路樹の楠。落花で道路が黄色くなっていました。
日曜日、予報より早く雨があがったので
前に教えていただいた
あのニワトコの木が気になって
散歩道に行きました。
大当たり!
なんて美しい実でしょうか。
ぷちぷちと真っ赤な実が耀いていました。
見とれて見惚れていました。
すぐに売り切れますよと書いてはったのを覚えていますが、
まだまだいっぱいありました。
大感動しました。
ありがとうございました。
明日、27日にUPする予定です。
はい、クスノキは花盛りですよね。(^^*)
ヒイラギは雌雄異株だそうで、
メスの木じゃないと実は見られないかもしれないです。
実っていると良いですね。(^v^)
はい、常緑樹は地味ですが、よく見るとなかなか面白いです。(^^♪)
ニワトコの実が見られたんですね。
赤いし、プチプチしていて可愛いでしょう。
本当にあっという間になくなっちゃいますよぉ。
記事、楽しみに待っています。(^^)v
もうちょっとシャープに写せたらよかったのですが、こちらよりは多少はわかりやすいと思います。
本日の記事です。
あ、ディックさんもクスノキのお花の写真を撮られたんですか?
複雑ですよねぇ。(゛゛A)
だってまず、おしべが、ありふれたおしべの形をしていないんですもの。
あれ、どんな形なのか一度分解してみたいですが、
現物があまりに小さくて、顕微鏡とピンセットでもなければどうにもなりませんね。
仮おしべというのも、真ん中の3つじゃなくて、その下にまだあるのかな?
なんて言う疑念も感じています。
それから、なんだか花粉の出方がとっても変わっているらしいので、
それも見てみたいですが…
とにかく、小さすぎて手に負えません。(^^A)
どなたか、専門家の方が分解写真を公開してくださるのを
待たねばならないようです。
今年は2枚掲載しましたが、とてもここまで見分けられません。
おしべ一本に葯がふたつついているとか、
いろいろ、複雑な造りみたいなので。
ディックさんの写真も楽しみです。頑張ってくださいね。(^^*)