つい最近、夏日も経験したとは思えないほど 気温が下がりました。
標高の高い場所では雪も降ったらしいですが、体調を崩されなかったでしょうか?
さて、先週見てきたお気に入りの観察スポット「隣町の公園裏の北向きの斜面」では、
そろそろ、つる性植物たちが本格的な活動を始めていました。
今回は2回に分けて、つる性植物の動き出しの様子を見ていきましょう。

これは、つるの先の銀色の毛が素敵なアオツヅラフジ。
植物の名前を調べ始めた頃、つる性植物は葉や葉の付き方を観察するのに、
ヤブに踏み込んで絡まり合ったつるをほぐさねばならず、
名前調べも敬遠しがちでした。
でも、観察の機会を重ねて、少しずつ顔見知りが増えるに従って今度は、
変化と動きの多い姿に だんだん魅了されるようになりました。
去年 ↓ 記事にしたように、つる性植物の中には、まれに根もと近くの葉が
つるの先の姿とは違うこともあると言うことも知りました。
2007/11/20付 「センニンソウの葉」
(記事中の写真をコラージュ)ついつい花や実の写真しか見ませんでしたが、細かい記述をじっくり読んでみると…。
図鑑にはちゃんと、
センニンソウの葉には『ふつう鋸歯はないが、茎の下部の小葉は2〜3の切れ込みがある場合もある。』
…なんて書いてあります。
センニンソウ以外の葉っぱはどうなのかな?
今回は芽を出したばかりの頃の 普段とは違う姿に注目して記録していきます。
園内の林床…さぁ、どんなつる草が生えてきたかな?

↑ナツヅタとアオツヅラフジ。
ツタの葉は、最初の頃は葉っぱが3つに分かれるものが多いんですよ。
ツタの葉じゃないみたいですよね。
このときの姿が、触るとかぶれるウルシ(漆)の葉っぱに似ているそうです。

↑スイカズラとナツヅタ。
どの葉っぱがどれだかわかります?
ナツヅタが上の写真と同じと気づけば…残りの葉っぱはスイカズラと言うことに。
でも、スイカズラってどんなつる草でしたっけ?

↑これは…テイカカズラ。
これも、大人の葉っぱは無地だけど、子どもの葉っぱには模様が付いてて 違う姿。
でも、スイカズラじゃないですね。
↓この、綺麗な黄色い模様付きは?

ひとり 奇数羽状複葉状態?こっち↓の不思議な形のは?
あ、虫の食いあとじゃないですよ。

三枚三様の葉の姿ですが、これ、全部、スイカズラです。
図鑑を読むと『葉は対生し、長さ3〜7cmの楕円形または長楕円形だが、変化が多い。』って
書いてあります。でも、こんなにいろいろだとは思いませんでした。
たぶんの黄色い模様は 何かの病変のようなものでしょうね。
この他に、字書き虫(ハモグリバエの幼虫)が模様を付けちゃっている葉も有りました。

ね、↑つるの先をたどっていくとスイカズラらしい葉っぱになっていくでしょう?
つる草って本当に不思議ですね。
そうそう、つる草とは言いましたが、今回取り上げたのは、みんな樹木の仲間です。
野草の図鑑に載っていたのはセンニンソウのみ、
ナツヅタも、アオツヅラフジも、スイカズラも、テイカカズラも樹木の図鑑に載っていました。
図鑑で調べるときにはご注意下さい。
次の記事ではいろいろなつるの先の表情をご紹介します。
記事で取り上げたつる草が、あとでどんな花を咲かせて どんな実を付けるのか、
手っ取り早く知りたい方は↓過去記事をどうぞ。
ブログ内関連ページ:
2005/ 9/30付 「アオツヅラフジ」
2007/11/20付 「センニンソウの葉」
2007/ 1/22付 「冬のスイカズラ」
2007/ 6/ 1付 「テイカカズラの花」
2007/11/13付 「紅葉見あげて…」 ナツヅタの紅葉
【木の話の最新記事】


こんなに葉に変化があるとは・・
やはり、ふだんからちょくちょく見に行ってなければわかりませんね〜^^;
はもようさんに脱帽です、ハイッ。
あ、そうなんですよ。
今は家族の世話が最優先で、遠出は出来ないから、
「ふだんからちょくちょく見に行」く…というよりは、
同じ所にしか行かれないんですけれど(^^A)
そうすると、人が注目しないつまんないところが目について、
気になっちゃうんですよねぇ。
今回の話題も、何年も疑問に思いつつ、
少しずつ解ってきたことのまとめなんです。
いやぁ、蔓性植物って、本当に、面白い生き物ですよぉ。(^^;)