2008年04月26日

コクサギ

今日は午後から雨になりました、うちの方。気温も低かったので、冷たい雨でした。
近所でお祭りもあるのに残念だわぁ。

前回の記事のイスノキは、図鑑を眺めていて その姿の異様さにちょっと驚いた樹木でしたが、
コクサギは、葉の付き方に特徴があり、一度近くで見てみたいものでした。

コクサギの葉の付き方は、その名もコクサギ型葉序と呼ばれ、身近なところでは、
サルスベリしかない、珍しい葉の付き方だったんですよ。

一度見てみたいなぁと思っていたのですが…

08_0426_kokusagi1.jpg

4/23に出会った初めての木、3本目は、この可愛いゾウムシちゃんが乗っかっている
コクサギという木です。




木の名前調べには、実が付いているか、お花が咲いているときがチャンスなんです。
樹形や葉っぱの形に 特徴の無い木って多いですからね。
で、隣町の公園で、カマツカのつぼみのふくらみ具合なんか確かめていると…
すぐそばのこんもりした茂みが気になりました。

08_0426_kokusagi2.jpg

カマツカと同じように球状になった低木。根元から何本もの細い木が立ち上がって
茂みのようになっています。ちょっと艶のある緑の葉っぱ。でも、形はふつう。
ふと見ると、枝に目立たない小さな花が付いています。

あちゃ〜、これも名前調べなきゃ。←いや、仕事じゃないから。(^^A)

08_0426_kokusagi3.jpg

まずは、お花の写真。うわぁ、ちっちゃくて緑色で、地味〜。
花かな?でも、花びらだかガク(萼)だかのヒラヒラが8つ付いてるよ。 

08_0426_kokusagi4.jpg

こっちのは、真ん中の固まりとヒラヒラが4つ…ガク(萼)かな?
この真ん中の感じは子房?するとこれは…めばなとか…かな?



次は…葉っぱだな。特徴的じゃないんだから、せめて葉っぱの付き方ぐらい
ちゃんと解るように撮らなくちゃ。
ええっと、互い違いかな?それとも、2つずつ向かい合わせかな?

08_0426_kokusagi5.jpg

あれ〜?2つずつ互い違いだよ。これって…コクサギ型葉序!ってことはこれ、
コクサギじゃないのっ!!  あー、びっくりした。




以前、「クサギ」という木をご紹介したことがあります。
クマツヅラ科クサギ属の落葉小高木で、
冬芽が可愛くて、こびとのサーカス団を連想したり、
夏に咲くお花の百合のような良い香りを楽しんだり、
秋の実る、赤いガク(萼)と青い実の斬新なコントラストに目を見張ったりした木です。

お花はよい香りでも、葉や枝を傷つけるとやるせないほど青臭いので、
臭い木…クサギというのだそうですが、このクサギとは分類学上の関係は有りません。



コクサギと言っても、小柄な「クサギ」ではないのです。
たぶん、名前の由来は、同じような発想からだろうと思うのですが、
コクサギは クマツヅラ科ではなくて、
なんと、ミカン科なんです。分類学上はあの果物のお蜜柑に近い種類です。

図鑑によれば、コクサギはミカン科コクサギ属の落葉低木。
『山野の林下や谷間などに生え、下部から良く分枝して、高さ1.5〜3mになる。
枝や葉には独特の臭気がある』そうです。

で、やっぱり最大の特徴は、この、コクサギ型葉序。

08_0426_kokusagi6.jpg

葉っぱ2つずつの互生って…コクサギとサルスベリくらいしかないですよ。

08_0426_kokusagi7.jpg


ああ、でも残念なのは、雌雄異株、
つまり、オスの木とメスの木に分かれる種類だったんですよ。
これはめばなが咲くメスの株でした。

どこかに、もう少しににぎやかにおばなの咲く、オスの株があるはず…。
っていうか、有ってくれないと実が実らないかもしれません。
ううん、どこかなぁ?
また今度、探してみます。

とりあえずは同じ株の中…。それから公園のそば…。
今度は お花じゃなくて「独特の臭気」でも探してみよう。

図鑑を見て、気になっていた「木」。自分の身近にはないと思っていた「木」。
今回も3種確認、1種は…期待大。(^^*)


いやぁ、ほんとに、木や草の名前調べって おもしろいですねぇ。
真夏になると、草木が茂り過ぎちゃって、虫も増えるし、動きにくくなるから、
今のうちに精一杯、公園とお気に入りの観察スポットを回ってみたいと思います。

頑張ろう、マイペースで。(^^*)





ブログ内関連ページ:

2005/ 9/27付 「クサギの実」
2007/ 7/31付 「サルスベリ」



posted by はもよう at 20:21| Comment(6) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「ねぇ、聞いて聞いて…のレベルですよ。」ですか。
よくわかりました。
これだけ丁寧に解説するわけが。

コクサギのこと、よくわかりました。
Posted by ひろし at 2008年04月26日 23:21
コクサギというのが在るのですね。クサギは去年私実写しました。綺麗な花に実 今年も写したいと思っています。
コクサギは之が花ですか?
Posted by 蛙太郎 at 2008年04月27日 06:22
ひろしさん、こんばんは。
あはは(^^A)…、ご理解いただけて、大変嬉しいです。
ここで叫んでいる分には、家族の迷惑にはならないので、
お時間とご興味のお有りのせつは、「聞いて聞いて…」戴けましたら、
幸いでございます。(^v−)☆

コクサギの記事も読んでくださってありがとうございます。\(^▽^)/
Posted by はもよう at 2008年04月27日 23:55
蛙太郎さん、こんばんは。
はい、「コクサギ」は、有ります。葉の付き方が変わっています。

で、「クサギ」とは、名前は似ていても、全く違う種類です
クサギは花も実もきれいでしたが、このコクサギは、お花が地味ですね。

共通点は葉や枝を傷つけると「くさい」ところだけのようですが、
クサギは青臭く、コクサギはほんのちょっと柑橘系っぽさの混じる匂いでした。

後ほど、蜜柑の仲間とは思えない実が付く予定です。楽しみ〜♪
Posted by はもよう at 2008年04月28日 00:04
ふうん、こういう互生もあるのですか…。ずいぶんややこしいことをやるもんですねぇ。
コクサギは見分けが難しいから、サルスベリで確認しましょう。
Posted by ディック at 2008年04月28日 21:00
ディックさん、おはようございます。
はい、ややこしい互生の仕方でしょ。
私が持っている本の中には「千鳥足」にたとえる記述もありました。
おっとっとっ…と よろけながら家路をたどる
ほろ酔いおじさんの足取りに似ていますかしら…?(^v^)

サルスベリの千鳥足は、ものすごく対生っぽくみえますので
だまされないように観察してみてくださいね。(^^;)←だまされた奴
Posted by はもよう at 2008年04月29日 07:55
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