コスミレの記事、3月の、妙に小さな株のものしかご紹介していなかったので、
そのあと、公園に行って見つけた、そこそこ立派な株のことを記録しておきます。

見つけたのがもう、花期の終わりで、こんなへたったのしか見つからなかったのですが、
無いよりはましって言うか、よくぞここまで残っていてくれたって言うか…
そんな写真です。
それは4/12のいつもお散歩している公園の 雑木林の下。
去年、このあたりで、見かけた別の葉っぱが気になって探している最中でした。
…その葉っぱは まだ 見つかっていないんですけどね…
大きさと言い、花の色といい、タチツボスミレと思って 通り過ぎようとした
このすみれですが…あれ?やけに葉っぱが長いなぁと気がついてしゃがみ込みました。

葉っぱの質感も違います。タチツボスミレよりも、つやがないって言うか…毛深そう。
葉っぱも長めだけれど、そういわれてみれば花びらも長め…。
あれれ?と とにかくお花の中にレンズを押しつけるようにしてめしべの柱頭確認。
花びらに穴なんか開いてて可哀想に〜。

おお、カマキリの頭型だぁ。タチツボスミレなら、柱頭はまっすぐなはずなのに
カマキリの頭型!
次にうなじチェ〜ック!!
お、細くて長め。後ろにピンとまっすぐですね。

うまく言えないけれど、タチツボとは印象の違う景色です。
それから葉っぱをかき分けて、托葉は?

すごく小さいのが見えます。間違いなく、櫛の歯状ででは無い。
櫛の歯状はタチツボ一族の証ですからね。
違うっと…はい 後は?
現在のコスミレの様子はこんな感じ…お花はもう終わって一つも付けていません。
その点、タチツボスミレはまだ細々ながら咲き続けています。

葉を広げて…直径10〜20cmくらいロゼット状 ? でしばらく過ごします。

コスミレの実は少し丸っこいですね。これもまた他のすみれのように
3つに割れてタネをこぼします。
種まき係はアリさんだけれど、さやの縮む力を利用して少しは遠くへ
タネを飛ばせるそうです。
ちなみにタチツボスミレの実はとんがりさん。

こんなところも違いますね。
いやぁ、ここねぇ、すみれがたくさん生えているの、ずっと気づいていたんですよ。
でも、みんなタチツボスミレだとばっかり思っていたんです。
いやぁ、思いこみって良くないですねぇ。危うく見逃すところでした。
でも、もう大丈夫。今年はコスミレの葉っぱをたくさん見たので、
もう、タチツボスミレとは間違えません。
ふふ、一つ前進した感じ。 p(^^*)この手応えがやる気をそそるのよねえ。
また頑張ろう。
ついでなので、明日は、タチツボさんの今日この頃をご紹介しますね。
ブログ内関連ページ:
2008/ 4/23付 「ニョイスミレ」 地上茎の話も少し
2008/ 4/11付 「コスミレ」
2008/ 4/10付 「アリアケスミレ」
2008/ 4/ 8付 「タチツボ、ノジ、ヒゴ、外来種…」
2008/ 3/15付 「小さなスミレ」 このときは名無し。後にコスミレと解りました。
2007/ 4/29付 「パピリオナケア」
2007/ 4/24付 「カタクリの花が終わって」 ヒゴスミレ
2007/ 4/20付 「ノジスミレとケマルバスミレ」
2007/ 4/17付 「ニョイスミレ」
2007/ 4/15付 「スミレとヒメスミレ」
2006/ 4/30付 「4月に出会った草花」 ヒメスミレの小ささ
2006/ 3/29付 「タチツボとアオイ」