今日もまた、家事そっちのけで隣町の「北向きの斜面」へ行っちゃいました。
また200枚もの写真を追加で撮ってきて、
はじめて見た花、はじめて見た木に出会っちゃいました。嬉しいなぁ。(^^*)
今日見つけて一番嬉しかったのは、チゴユリのお花。(^^*)

いやぁ、およそのブログではよく見かけていたのですが、自分が行くところにあるとは
思っていませんでした。
今年、お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」には、大きな伐採の手が入ったんですよ。
重機や人が入って 枯れた木を切り倒したり、
斜面に覆い被さるように広げていた木々の枝を伐り払っていったんですよね。
立木は電柱のようになってしまったし、土は踏みにじられ、枯れ草は片付けられて、
すっかり様変わりしてしまいました。
でもそんな、空っぽになってしまった斜面の奥に、見慣れない小さな花の群れが見えたんです。

なんだろな。
精一杯のズームで撮ってみても、今ひとつ、よく解らないくらい小さいお花です。

普段だったら、そこはいろんな草が生えていて、この時期だと小さな芽が並んでいて
駆け上がる気にはならないのですが、
今日は、まだ、草もないし、作業員さんが上った跡も付いているし…
思い切って近づいてみることにしました。
斜面の奥に咲いていたのがこれ…チゴユリですよねぇ。うわぁ、こんなにちっちゃかったんだぁ。
背丈10cmほど。葉っぱの陰に隠れるように白い花びらがのぞいています。

チゴユリは『ユリ科アマドコロ属、山野の林内に生える高さ20〜35cmの多年草。』
可愛い姿をお稚児さんにたとえて 稚児百合。はい、可愛いです。(^v^)
あれ?!高さ20〜35cm? 私が見たのはほとんど15cmくらいでした。
web検索したら、高さ10cmくらいのもあるって…。よかった ♪
咲き始めは、こんな風に葉の間から咲くんですね。
この状態だとまだ何となく、お花には見えないような…。

もう少し時間が経つと…葉っぱが開いてお花の下に結構、長い茎がついていたことがわかります。
葉っぱの優しい曲線、うつむいて咲く白い花。きれいですね。

花の下の茎、長いですね。図鑑の写真を見ると、もっと花びらが開くみたい。

また見に行ってみようかな。
うつむく花を下から狙ってみました。

花びらは6枚、おしべは6個、ヤク(葯)が黄色。めしべは白で先が3つに分かれます。
白いお花が秋に、黒っぽくて丸い実になります。実まで見られるかな?
地下茎で増えるんですって。
でも、今まで、この場所で、このお花…見たことあったかしら?
今まで、木や草で 隠れて見えなかっただけかしら?
いやぁ、思いっきり手が入ったときにはどうなるのかと思いましたが、
こんなこともあるんですね。 ♪

近くのお花の根元をよく見たら、小さな株が並んでました。
こうやって小さい株がどんどん顔出して…また増えたらいいなぁ…。
ブログ内関連ページ:
2008/ 3/29付 「春の枝先」
昨年まで見えなかったのに、伐採のお陰で気付かれたのかもしれませんね。
偶然ですが私も今日の記事にチゴユリを入れました。
あ、見ました見ました、おーちゃんさんのブログのチゴユリ。(^▽^)ノ
今年は私も見たんだから、もう、羨ましがらなくて大丈夫です。
今度はヤマシャクヤクがうらやましいけど、我慢します。(^^*)
そうですね、伐採などで視界が開けて、
チゴユリの群生が見えるようになったのかもしれませんね。
ただ、環境が変わってしまったのを嫌って、来年から芽を出さなくなりはしないかと、
ちょっと、気になったりします。
後は出来れば、まん丸黒っぽい 実を見てみたいです。