こちらの記事はちょっとした 私の覚え書き。まぁ、良かったらどうぞ。
なんちゃって…。(^^A)
すみれシリーズに新しい記事を追加です。4/11に「隣町の公園」で見かけた白いつぼみ。

3月から始まった私の街のすみれリレーの最終走者、ニョイスミレ(ツボスミレ)です。
ああ、もう、すみれの季節も終盤ですね。名残惜しいわぁ。
お花が咲いちゃうと忘れがちなのでまず、
図鑑に載ってた『葉の裏が紫色を帯びる』…を確認。お、紫っぽいですよぉ。

ツボスミレのツボは「坪:つぼ」のことで、庭の意味。
で、ニョイスミレのニョイは「如意:にょい」で、孫の手に似た仏具のことで、
葉の形が似ていることによるって。
お花のあと伸びる葉っぱらしいんだけど…まだ見たこと無いなぁ。
今度、写真に撮っておかなくちゃ。
葉っぱは、幅2〜3.5cmの間延びしたハート型(扁心形)のはずなんだけど…
ああ、なんかつぶれた大福みたい(^^;)。やっぱりまだ出たばかりだからかしら?
4/16に、近所の公園で見たときは こんな風に可愛く咲いてました。

あ、こっちの葉っぱの形は間延びしたハート型(扁心形)。
お花は白くて小さい(1cmほど)。下の花びら(唇弁)の紫の筋が目立つ。

去年のお花の方が可愛かったかな。

横顔…距は短くてころんとしている。
いろんなすみれが咲きましたが、アオイスミレやコスミレのお花はもう終わっちゃいました。
今、コスミレにはころんとした実が付いています。

コスミレとは言ってもそんなに小さくない…確かに、ツボスミレの株と同じくらい有りますね。
ヒメスミレやスミレ、花だんからの逃げ出し組のすみれは咲いていますが、
もっと日の当たる道ばたのことが多いです。
雑木林で咲いているのは、ニョイスミレとタチツボスミレばかり。
さて、この二つのすみれには共通点があります。

それは「地上茎」という茎を伸ばして横に広がっていくこと。
アオイスミレもこの仲間ですが、「地上茎」があるかないかをチェックしておくと、
あとで図鑑を調べるのに助けになります。

ひと株を上から見るとこんな風。たとえば「地上茎」はこの辺。
こうやって茎を伸ばして…自分の体を大きくしていくんですね。

「地上茎」のアップです。
こんなところにも「托葉」が付くんですね。
図鑑に出ていたのと同じ『披針形でほぼ前縁』の「托葉」が。
これ、ニョイスミレだからこんなに地味ですが、タチツボスミレだったら、
櫛の歯状に裂ける托葉が付いて居るんですから目立ちますよぉ。
すみれの季節を惜しみながら、最終ランナーを見送ってください。
でも、このあと、したたかに生き抜く姿も実は結構おもしろかったりするんですよ。(^^*)
ブログ内関連ページ:
2008/ 4/11付 「コスミレ」
2008/ 4/10付 「アリアケスミレ」
2008/ 4/ 8付 「タチツボ、ノジ、ヒゴ、外来種…」
2008/ 3/15付 「小さなスミレ」 このときは名無し。後にコスミレと解りました。
2007/ 4/29付 「パピリオナケア」
2007/ 4/24付 「カタクリの花が終わって」 ヒゴスミレ
2007/ 4/20付 「ノジスミレとケマルバスミレ」
2007/ 4/17付 「ニョイスミレ」
2007/ 4/15付 「スミレとヒメスミレ」
2006/ 4/30付 「4月に出会った草花」 ヒメスミレの小ささ
2006/ 3/29付 「タチツボとアオイ」
あ、過去記事まで見てくださってありがとうございます。
はい、一つ一つ、葉っぱの形、花の形、生える場所の好みが違うんです。
図鑑の区分の裏には、どれだけたくさんの
研究者たちの地味な観察が積み重ねられているのかなと思いますねぇ…。
知れば知るほど、スミレちゃんたち一つ一つの個性を理解して、
愛でてあげたくなるんですよ。(^^*)