臨時のお休みの旦那様と息子と3人で、比較的最近出来たショッピングモールへ
買い物に行ってきました。そこそこの混雑でしたが、久しぶりにいろんなお店を見て、
楽しんできました。今度は今日行かれなかった娘と 一緒に行かなくちゃね。
記事の方は、まだまだ続く、4/11に撮ってきた写真から…。(いつまでやってんだ。)
可愛い冬芽を眺めたニワトコも、今や花の盛りを迎えています。
毎年、楽しみなんですよね、木に白い花の咲く、この季節が。

ニワトコは、スイカズラ科ニワトコ属の落葉低木。山野にふつうに生え、庭などにも良く植えられる
なじみ深いの木のひとつです。
ニワトコの別名は「接骨木」。枝や幹の黒焼きを骨折や打ち身の薬にしたそうです。
それから枝の芯のところ(髄:ずい)を、顕微鏡観察でお世話になった
ピスを作るのに利用するそうです。
ピスって覚えてます? 白くて、キビ殻のようで、顕微鏡で見たい物を挟んで
それごと輪切りにして…ガラス板(プレパラート)のせて…カバーを掛けて…
顕微鏡のレンズの下にセットして…
さあ見るぞ!っと張り切って ピント合わせのねじを回したら、
レンズが下がっちゃってガラスがバリン…(><)あちゃぁ…、なんて思い出ないですか?
あ…、ピスから脱線しちゃいました。(^^;)
さて、今、花盛りのニワトコを遠くから見たらこんな風。

太い幹が一本という樹形ではなく、根元から細い枝がたくさん出ることが多い株立ち形です。
写真を撮ったこの株など、長い枝がぴよ〜んと伸びていて、一瞬、つる性?っと
思っちゃう様な姿でした。でも 巻き付きませんからすぐに、違うと解ると思いますが…。(^^A)
葉は奇数羽状複葉で 小葉が2〜3対。結構大きな葉っぱをわさわさ茂らせます。
4〜5月に、若葉と一緒に開いた穂(円錐花序)に、泡立つように小さなお花を咲かせます。

お花は、一つの直径が4〜5mmほどのうす黄色(淡黄白色)。
おしべは5つ、めしべは1つ。花びらの先は5つに裂ける(花冠は五裂する)そうですが、
反り返りが激しくて、去年は5つに裂けているように見える写真は撮れませんでした。
今年再挑戦です。

はい、今にも開きそうなつぼみと、開いたばかりであまり反り返っていないお花。
バッチリ撮ってきました。ね、5つに裂けているのが見えますでしょ。
そのあと強く反り返ります。↓

花粉たっぷりのおしべと 花粉の付いた赤いめしべがよく見えます。
こうして受粉が出来ると…

6月の実りに向けて、大急ぎで実になります。
実は赤くて細かくて、梅雨のうちに実って、みんな食べられちゃいます。
秋まで待っていたら見逃しますよ。
考えてみると、木の実がみんな秋にしか実らなかったら、森の生き物たちはその間
食べるものに困るんですよね。
梅雨の間に実ってくれる実があるから助かっているっていう生き物も
いっぱい居るんでしょうね。
結構人気があるらしくて、あっという間に売り切れちゃいます。
泡立つように咲く、細かくて可愛いニワトコの花。

春から初夏へ、お山の景色が移り変わるのを教えてくれます。
今日、出かけた先で、大きな雑木林を見かけました。いいですよぉ、今の雑木林は。
まだまだ花の穂を下げている クヌギやコナラの明るい緑色。
開き始めた山ツツジのオレンジ。ニガイチゴの星の形の白い花。
そして、ニワトコが泡立つように咲いていて…。
私も自分のお気に入りの観察スポットへ行きたくなりました。
ニワトコはどうなったかな?
ガマズミやオトコヨウゾメの花はもう、散っちゃったかな?(’’*)
ブログ内関連ページ:
2008/ 3/22付 「動き出した木の芽」
2008/ 1/26付 「ニワトコの冬芽など…」
2007/ 2/21付 「ニワトコの芽」
2006/ 6/11付 「雑木林で見つけた木の実」
2006/ 4/19付 「木の芽いろいろ その4」
今、ネイチャーフォトを趣味にしている自分が不思議なのですが、
高校時代も大学でも「生物」の勉強をしてきませんでした。
だから、顕微鏡でプレパラートとかビスとかを使った覚えがありません。
はもようさんは「生物」が得意だったのではないですか?
ニワトコの花は、去年3月に初めてくわしく観察しました。
その時、はもおようさんにアドバイスをいただいたことを鮮烈に憶えています。
紅い実が梅雨の頃に実る、ってことを。
その時の記事をTBしたいのですが、どうかな?
ニワトコ、いま盛りですね。
研究成果は、わかりやすくて良いですね・・・。
これからのエントリーは、切り口を考えないと行けませんですね(笑い)。
あはは…、私もですよぉ。(^^)ノ
物心付いた頃から、身近な生き物には興味があったんですが、
学生時代には 苦手な「数学」が大きな壁になってしまい、
理科系の方へは進めませんでした。
それに…あれ…何なんでしょうねぇ、学校で習う「生物」って、
何であんなにつまらないんでしょう。(^m^)へへっ
観察が好きだったのに、ろくに顕微鏡ものぞかせてもらえませんでした。(^^;)
今は、楽しく気ままに、自分の好きなことだけ調べて 満足しています。\(^^)/
最近は、学生の理科離れに 危機感を抱く人たちの間で、
数学が好きでない学生も理科系に進めるようにしようという動きが出てきたようで、
良いことだなぁと思ってみています。
記事のTB、ありがとうございました。きれいな実の写真共々、届いています。
真っ赤な実、きれいですよね。今年も見に行けると良いなぁ。(^^*)
はい、去年、うまく撮れなかった場面を今年何とか撮ることが出来ました。
お花って、一定の期間しか咲かないけれど、翌年も同じ頃咲いてくれるから良いですね。
待ち受けて 再挑戦できますもの。(^^*)
また、ぼつぼつ頑張ります。(^o^)
先日見に行ったら緑の実がいっぱいなっていました。
クズが茂って行きにくくなる場所ですが、
紅い実がなるところをぜひ見たいと思ってます。
それから、ヒレアザミとスミレの名前
ありがとうございました。
ヒレアザミ、前も教えていただいた記憶があるのですが、
すっかり、まったく、きれいに忘れています。とほほ、
です。
ほんとに、生物の時間、なんであんなにおもしろくなかったんでしょうね。
小学生の頃の理科の時間、
すごくおもしろかったのですが。
ニワトコの真っ赤な実、いっぺんだけ見たことありますが、花は見たことありません。
あわ立つように咲くんですね^^。
私も数学(算数も)大嫌いで、理数系には進めませんでした。(^^;)
実家は敷地の半分が庭で、いつも花や木があったので、結婚してマンション暮らしになっても、いつも周りに花木がないと落ち着きません(笑)
>泡立つように小さなお花を咲かせます。
というのは、ぴったりの表現ですね。
へへっ、また、自分が名前を覚えたてのスミレの写真とかが
載っていたので、お節介しちゃいました。(^^A)
スミレって意外にしたたかですよね。
ご紹介になっていたのはみんな、人家の近くが好きなお花ばかりでした ♪
白いヒレアザミはきれいでした。(^v^*)
ニワトコの実は今、緑のつぶつぶで可愛いですよね。
あれがあっという間に真っ赤になるんだから不思議です。
生物の授業ねぇ…、もう少し楽しいのを受けたかったですよねぇ。(^^*)
え?!ニワトコの赤い実は見かけても、お花はまだですか?
そっか…、でも、お花が咲いている時期の方が赤い実が付いている時期より長いので、
会うチャンスは多いと思います。
ちょっと黄色っぽいけれど、白く泡立つように咲きますよ。
実物を見て是非、納得してくださいね。(^^*)
やっぱり、wincさんも数学はお嫌い?
数学嫌いでも、自然科学への興味は持てますよねぇ。
私も身近に樹木や野草が無いと落ち着きません、街育ちなのに。(^^;)
はい、ニワトコは人との関わりの深い木ですから、
名前を聞いたことが有ったとしても不思議はないです。
そろそろお花が終わり、梅雨の頃、細かいつぶつぶの赤い実になります。
赤い実は鳥さんたちに人気がありますし、まかれたタネの発芽率は高いようで、
私が散歩して歩くあたりには、結構たくさんの幼樹が見られますよ。
お返事遅くなりました。
ああ、そうですね。足もとが不安定な場所では無理しないほうが良いですね。
変な風にひねっちゃったりすると、後々長く響きますから。
図鑑の表現ですが、本当に泡立つように咲きますもの。
言い得て妙 って言うやつですね。(^v^)
せいぜいそのニワトコさんに
頑張って子孫を増やしてもらいましょう。で、足もとの危なくないところで観察 〜♪
出来るようになると良いですね。(^^*)