私には、とっても気持ちの良い一日でした。
なかなかない良いチャンスなので、おにぎりを鞄に詰め込んで、
また、お気に入りの観察スポットを回ってきました。
写真も200枚ほど撮りましたので、そちらは追々ご紹介していきます。
今日の写真は、3月に咲いていたすみれの話。

3月15日に「小さなすみれ」というタイトルで記事にもしましたが、このときはまだ
名前が解りませんでした。
一つ前の記事で、アリアケスミレの名前が解ったのに気を良くして、
もう一度調べてみる気になりました。
このすみれには、数年前から気づいては居ました。
道ばたの、街路樹の下の植栽の そのまた下という、他のすみれが居着かないような、
日当たりは良くても、乾いた場所に、小さい葉っぱに不釣り合いな大きめの花を付けていました。
去年、↓写真もちゃんと撮りました。今回の記事はほとんど去年の写真です。

はじめは、たぶんタチツボスミレだろうな、白花もあるんだな…くらいの認識でした。
でも、何かが違いますよね。
何とか調べようと、去年は写真をいくつも撮ったのですが、結局、よくわからなくて
保留にしてありました。去年の写真を撮りだして、もう一度、見てみましょう。
図鑑を見ていくと、人家のそばに生えて、丸っこい葉、似たようなお花は…う〜ん。
ギザギザのある葉っぱ。細かい毛がぎっしり。
托葉は…よくわからないけど、櫛の歯状じゃないみたい。

これは…白い花が咲く方かな?
葉っぱが小さいうちから、お花が咲いちゃうから、よくわからないんですけど…
この、お花の後ろの出っ張り(距)、ずいぶん長いですね。

こんなに距まで白いとは。
こんなに白いすみれって、図鑑には載っていないんですよね。
タチツボスミレやスミレにも真っ白なものがあるそうですが、そういうのは特殊なのかな。
だから、このスミレも、近くにある紫のすみれの白花品だと思うんですよね。
こっちは紫のお花の方…。

葉っぱは真ん中にすっと主脈が入っていて、茎が赤っぽい。
図鑑に載っていたアカネスミレに似てるかな?
でも、お花が咲くと、あかね色…じゃないよねぇ。

で、お花をぐぐっと大きくしてみると…
めしべの先(柱頭)は ふくらんでカマキリの頭型。
花びらは無毛。

……で、アカネスミレですが、
web検索してみたら、もっとずっと毛深いんですよ。
でも、無毛の「オカスミレ」っていうのも有るって書いてあったから、
よしよし、なんて…。
しかも、真っ白いのがあって「コボトケスミレ」って呼ばれて居るんですって。
web検索して見つけた写真はかなり似ていたんですよ。
おおっ、これかもって思ったんですよ、一時は。
でも、花びら(側弁)は無毛じゃないんですって。違うのかな〜って、
他の候補を探してみました。
次に見つけたのは、紹介されるたびに
「名前ほど小さくはない」と但し書きが付いちゃう「コスミレ」。
図鑑の写真は似ていなかったんですけれど、web検索で見つけた写真はそっくりでした。
しかも、このすみれにも真っ白の色違いがあったんですよ。
コスミレは‘日本のすみれ'という意味の学名が付いた 中輪のすみれ。
色の変化も多いけれど、真っ白いのは「シロバナコスミレ」と言うそうです。

花びらの毛についても、図鑑に
「側弁はふつう無毛だが、ときに毛のあるものもある」って書いてあるし、
距は6〜8mmで長いっていうのも当てはまるし…図鑑の写真とは似てないけど。(^^;)
コスミレでいいんじゃないかと思ったのは、今はお休み中だけれど、とっても頼りになる
hanaboroさんのブログの説明に
「東日本では無毛、西日本では有毛のことが多いとか」、
「花弁は細長く見え、側弁がつけ根からしっかりと開いて、中の花柱などがよく見える」
なんて書いてあったからです。
ちなみに似ていると思って迷っていた アカネスミレの方は、花びらの付け根部分が
あまり開かなくて、めしべを見るのが大変なんですって。
やっぱり、アカネスミレと その無毛タイプのオカスミレでは無いって事ですよね。
「名前ほど小さくはない」と但し書きが付いちゃう「コスミレ」の
とってもちっちゃい株を見つけました。(^^*)ラッキー ♪ かも。
今後は、「名前ほど小さくはない」の部分を写真に写してみたいです。
ものすごく人通りの多いところで、チャンスをつかむのがかなり難しそうだけれど、
頑張ります。(^^;)
↓勝手に参考にさせていただいたサイトさんです。お世話になりました。
すみれの部屋@「花の写真館」
コスミレ@花図鑑のボロボロブログ!
ブログ内関連ページ:
毎年少しずつ増えてます。すみれカテゴリー、作っちゃおうかな(^^*)
2008/ 4/10付 「アリアケスミレ」
2008/ 4/ 8付 「タチツボ、ノジ、ヒゴ、外来種…」
2008/ 3/15付 「小さなスミレ」 まだ名無し。
2007/ 4/29付 「パピリオナケア」
2007/ 4/24付 「カタクリの花が終わって」 ヒゴスミレ
2007/ 4/20付 「ノジスミレとケマルバスミレ」
2007/ 4/17付 「ニョイスミレ」
2007/ 4/15付 「スミレとヒメスミレ」
2006/ 4/30付 「4月に出会った草花」 ヒメスミレの小ささ
2006/ 3/29付 「タチツボとアオイ」
これからは、スミレを見つけたら、はもようさん!!(笑い)
スミレがすきなんですか?(・・。)
清楚可憐で いいですよね〜
あたしは、かわいい花なら何でも大好きです。花いっぱいのブログをしています。
『カタクリ』検索でやってきました。
けっこう、花について博学ですね?
何かの専門家の方ですか? σ(゜・゜*)・・・
はい、私ももう、ずいぶん長いこと深入りしないようにしていたんですが…、
とうとう迷う込んじゃいました、スミレの迷宮(^^A)。
ミイラ取りがミイラにならない程度に、ぼちぼちがんばります。(^▽^)ノ
>これからは、スミレを見つけたら、はもようさん!!(笑い)
無理 無理 無理 無理 無理(><)!!(笑い)
私よりずっと前に
「アリアケスミレ」を知っていたnakamura さんにはかないませんよ〜。(^^;)
これからも、ごシドウ ごベンタツ ♪ よろしくお願いしますねっ。(^v−)☆
カタクリの検索でお越しですか?いらっしゃいませ(^▽^)。
はい、すみれは清楚で可憐ですねぇ、大好きですよ。
ははは…(^^;)私はまったくの素人です。
参考図書もふつうの図鑑しか有りませんし ♪ 専門用語に四苦八苦しています。
結菜さんのブログも見せていただきましたよ。
写真がきれいですね〜。すばらしかったです。
良かったらまたお立ち寄りくださいね。(^^*)
私の住むところでは、
殆どがスミレとタチツボですね。
近くの山に行くと、
シハイスミレ(たぶん・・・)、
とかツボスミレを良く見かけます。
スミレは難しいですね。
だから、余計に名前を調べるのが楽しいのかな。
ブログも再始動のようですね。お仕事も忙しくなっちゃって大変そうですが、
是非是非、ここへは 息抜きに来てくださいね(^^*)
はい、私のところもタチツボスミレが圧倒的に多いです。
でも、今日も、タチツボスミレだとばっかり思っていた一群が、
コスミレの群生だと気づいてびっくりしてきました。
本当にすみれは難しいです。…だからきっと、ワクワクするんだとは思うのですが…。
まぁ、ぼちぼちやってみます。いつか、bigtreeさんも、シハイスミレを見せてくださいね。(^^)ノ
はもようさんのブログを見させていただきながら、フィールドでわくわくしている気分になっています(^^)/
コスミレとアカネスミレとの見分け方について、手持ちの図鑑では、
@花のおしり(距)の形の違い
アカネスミレ=細長い
コスミレ=太くてぼってりしている
Aコスミレの葉の裏は、紫色を帯びるものが多い
となっています。
僕自身は、コスミレを見たことがない(ハズ)なので、ぜひフィールドで観察したいなぁ・・・・
菫は本当に面白いですね。愛らしいし。
いえいえ、全然 亀レスじゃないですよ。
はいはい、アカネスミレとコスミレの違いね。
私の持っている図鑑にも、アカネスミレの距の方がほっそりしているって
書いてあります。
んなもの、比べられなきゃわかんないのにねぇ。(^^)
やっぱり、最後にたよりになるのはhanaboroさんの記事でした。
載せてくださっている葉っぱの写真もどんぴしゃで、
うちの近所にコスミレがいっぱい咲いていたことが解りました。←今更
来年はお花の写真を撮って来たいと思います。
あ、葉っぱの裏の紫っぽくなっているところも見てきますね。(^^)わくわく
happyislandさんも観察に出掛けられましたら、ブログで教えてくださいね。
楽しみにしています。(^ー^)ノ”