一日中曇りで肌寒く、夜から雨も降るそうです。
そういえば昨夜、星を見ようと窓を開けたら、
虫の声がほとんどしなくて、寂しいくらい静かでした。
来週には木枯らし一号が吹くかもしれないと、気象予報士さんが
言っていました。秋も、いよいよ大詰めですね。
そんな中、木枯らしを待っているの かもしれない、
つばさを持つ木の実達のご紹介を、昨日に引き続いてしていきましょう。
今回は、お山の木じゃなくって、公園樹や街路樹編です。
一つ目は、ユリノキの実。

以前、9月の台風で落ちてしまった実をご紹介しましたが、
あの時のような青い実が、熟して割れ、今、つばさの付いた種を 次々に飛ばしています。
ユリノキは、モクレン科の落葉高木。北米産の大変 背が高くなる木で、
最近、街路樹などに植えられることが多くなりました。
明治23年に小石川植物園ご視察の際に、
当時皇太子だった大正天皇が命名したと言われていますが、
大変おそれおおいのですが、花はユリと言うよりはチューリップに似ています。
で、花の後、↓こんな形の実が付きます。

この実は、つばさの付いたの種が集まったもので、ハラハラとほどけて 風に散ります。
真冬になると枝先に、大きく開いた実が、まるでお花のように残ります。
黄色く色づく大きな葉っぱが全て落ちると、もう一度花が咲いたようですね。

サイト内関連ページ
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過去の記事
2005/9/10 「台風で落ちた実と葉(ユリノキ)」
写真をみせてもらって嬉しいです。
最後の写真、見事でしょ?
都内、あらかわ遊園の 真冬のユリノキです。
うちの近所の公園でも、こんなにはなりません。
おーちゃんさんちの方の木は、剪定されちゃったんですか…。
ひとさまが管理している木では、文句も言えませんから、
辛いところですよね。
次の幸運を祈ります。
種の散り方、すきまから散らすのか、
本体がばらけるのか、わからなくなっちゃいました。
ちょっと調べて直して、記事を訂正しますね。(←だめじゃん)