
アカシデに対して「シロシデ」とも呼ばれる、よく似た兄弟です。
いつもおさんぽしている公園には、この木が一番多いと思います。
イヌシデの実の特徴は、翼のギザギザが片方にしか付かないこと。
天使の羽のかたっぽ みたいな形でしょ?
天使の羽根のかたっぽが↓こんな風に 穂になって枝にぶら下がります。

アカシデもイヌシデも、葉は薄くて、先のとがった卵形。
光をやすやす通します。

葉のふちのギザギザは、”不規則な重鋸歯”と言われる複雑な模様。
アカシデはほとんど無毛でしたが、イヌシデの方がわずかに毛深いです。
一枝ごとに、ふわっと黄色に染まって、散っていきますが、
イチョウのように、木、全体が真っ黄色に染まる…と言うことはありません。
気温の下がり具合によっては、一部が真っ赤に色づくことも有りましたよ。
この冬にまた、見られるようなら、ご紹介しますね。
この木も、やさしい樹形で、春咲く花の穂は やや黄色くて、
初夏、風にゆれる実の穂は、大きくて涼しげです。
また、冬芽が愛らしく、新芽の芽吹く様子がとても綺麗で、
私は、イヌシデの方が好きですね。
幹は灰色で、縦にしまが入ることが多いです。
雑木林で、スマートなストライプ柄の木に出会ったら、
もしかしたらイヌシデかもしれませんよ。