天気図見ると、ここだけ雨〜って感じで降ってます。
今週は前半 頑張ったから、今日はのんびり家の中で過ごします。
実りの秋ですよね。赤い実 青い実、可愛い姿を見せてくれていますが、
それとは違う実りの形、
今日は綿毛のほわほわに包まれて、のんびりと過ごしましょう。
まず最初は、ガガイモの綿毛。

本来は、もっと寒くならないと見られないのですが、
青いうちに採って来ちゃって、解剖しちゃったガガイモの綿毛です。
ごめんね、ガガイモちゃん。
ガガイモは、手元の図鑑に寄れば、
『ガガイモ科ガガイモ属、日当たりの良い、やや乾いた原野に生える
ツル性の多年草。
地下茎を長くのばして増え、茎を切ると白い乳液が出る。』と言う植物。
夏の終わりに撮った花と若い実↓です。

花は、毛深いです。
おしべとめしべがくっついちゃって「ずい柱」になるのが特徴の一つ。
花の真ん中から ぴろ〜んと伸びているのはめしべの先です。
モコモコで可愛い花ですよね。
真夏に見るんじゃなきゃ、もう少し人気が出たかもしれません。
名前の由来に、定説はありません。
「ガガ」が 亀のスッポンを表す地域もあるようですが、
スッポンと言われてもねぇ〜って言うくらい関連性は浮かびません。
芋はつかないそうですから、「イモ」と呼ばれるのは、
このゴツゴツした実のせいでしょうか?
こう言う実は 図鑑では「袋果」と表記されます。
触ってみると解るんですが、
芋でもなければ、瓜でもない、まさに袋の感触。
ん、なわけで、「イモ」=実からの連想説も あえなく消滅。
名前の由来の謎、
もしも解ったら、是非、大々的に発表して頂きたいものです。
気になっている人はたくさんいると思います。
謎めくガガイモですが、人の関わり合いはものすごく古いです。
何てったって、ちっちゃい神様 スクナヒコナノミコト(少名毘古那神)の舟として、
古事記に「羅摩(かがみ)」という名で 登場するそうですから。
舟になったのは、花からは想像の出来ないこの大きな実の殻。
初冬のある日、
はじけて 中から綿毛の生えた種をいっぱい飛ばすんですって。
し・か・も、はじける前は、袋の中に種と綿毛が
ものすご〜く綺麗に並んで入っているんですって。
見たいでしょ。
だから、待ちきれなくて、切り開いちゃいました。
ガガイモちゃん、ごめんなさい。

花は小さいけれど、実は10cmくらいあります。
切った直後、まだ熟し切っていない種は クリーム色で、
綿毛と見分けがつかず、良い写真はとれませんでしたが、
数日たつとこのように 種だけ茶色くなって、解りやすくなりました。
うろこのように、綺麗に並んで入っていたのが解りますでしょう?
綿毛は純白で、絹糸のようなやさしい光沢があり、大変綺麗です。
こんな乱暴なやり方でなく、今度は野原で見てみたいものです。
日本には、このほかにも数種類のガガイモ科の植物が知られています。
9/14にご紹介したコバノカモメヅルも同じガガイモ科です。
(袋果を楽しみにしているのですが、今、生息地はものすごい葛の葉の海なので、
見つかるかどうか…汗)
人気の園芸種、「ブルースター」(オキシペタラム ブルースター)も、
同じ種類ですので、↓こんな可愛い花のあとには、

やっぱり、でっかい実が付きます。
もちろん実が割れると、中から綿毛のついた種が〜。

最初、実に気づいて、終わりかけの花を無理矢理 撮ったから、
花の方は、どこが人気の園芸種なのか よく解らなくなってますね。
スミマセン。
世界に目を転じると、とんでも植物 目白押しです。
ハートの葉っぱが愛らしいホヤ・カーリー、
トゲトゲの実が花材にもなるフウセントウワタもお仲間です。
こんなものでは 序の口ですが、
お花とライフスタイルを楽しむウェブマガジン「ハナチャンネル」の
ガガイモ科のページでお楽しみ下さい。
さらに検索を進めていくと、もっとディープで グロテスクなのもあります。
ガガイモ科…奥深すぎ。(^^)
少し若いのをつまんで来て同じように観察してみたくなりました。
また先を越されてしまいました(^^ゞ。
画像は用意してあるので、
画像だけ貼り付けてこちらにリンクさせていただきましょうか(^^)。
ガガイモ=アイヌ起源なんてのも考えましたが分かりませんでした。
完全に乾くと本当に舟になりますね。
ガガイモは12月くらいにならないとはじけないのかも知れません。
検索してみたのですが、はじけている画像の日付がみんな、その頃のものでした。
若い実を開いて見ると、クリーム色の種がキチンと並んでいて綺麗ですし、
はじけた姿も味わい深いですから、両方観察出来たら嬉しいかも知れませんね。
まぁ、先を越されたですって?でも、すでに
今年の2月17日にガガイモの記事を書いていらっしゃるじゃありませんか。
…ガガイモで検索してたら、出てきましたよ。(^^)
私の方が後発ですよぉ。
お師匠様の後を追いかけている弟子の気分ですわ♪
それとも、実と綿毛のコトかしら?
それに関しては、まだ青いうちに無理矢理切り開いちゃった私のフライングですね。
えへへ…、だって待ちきれなかったんですもの。
でも、画像検索で知った 自然に開いた時の表情がとてもステキだったので、
冬になったらもう一度、探してみようと思います。
アイヌがらみは イケマの方だけじゃなかったんですか?
ガガイモ…謎めいていて気にかかる つる草ですよね。
コメントありがとうございました。
クロもガガイモの種楽しみにしていたのですが、自生の大株が見事綺麗に草刈されていて、がっかり。
近くにも別な株がありそうなのですが、今のところなかなか散歩にいけずにじりじりしてます。
はもようさんの記事って、しみじみと奥が深いですねー。クロの軽薄短とは大違いー。
ガガイモの種は、冬のお楽しみみたいですよ。
でも、草刈りにあっちゃうと、見られないですよね。
うちの近所のも、株が小さすぎて実りそうもないか、
目立ちすぎて刈られちゃうかのどっちかです。(涙)
写真の実は、よその土地のものなんです。
実がはじけるのを待って、採りに行くわけにはいかないので、
無理矢理つんで来ちゃったんです。
そちらのおさんぽ道のガガイモが、
ちょっとで良いから、冬まで残ると良いですね。
乾いてはじけて、綿毛が開いて風に乗るんですよね。
見てみたいなぁ〜。
コメントありがとうございました。
クロアジサシさんのブログで
ガガイモの綿毛が見られますように(−人−)お祈りしておこう。
ガガイモは散歩道の他の場所で見つけて、ちょっと厚めの葉と変わったお花に感動してました。
調べてみると、大きな実がなるとあったので、
その場所を何度も見たのですが、全然できてないので、ずっと忘れてました。
今回見たのは、違う場所だったので、
まさかあのガガイモだとは‥。
それにしてもあんなに大きな実がなるんですね。
今年は、お花、青い実も見たいな。
あまりの美しさに感動して、吾を忘れた、
ガガイモ綿毛でありました。
感謝です。
どういたしまして…と言うより、自然にはじけて綿毛を飛ばす様子を
何枚もの写真で見せてくださってありがとうございました。
感動しましたよ。(*▽*)〜♪
今度の夏には、お花と実に会えますように♪
コメントありがとうございました。