日が陰ると、あっという間に寒くなります、今日のうちの方。
今日はこまごました用事があって行かれなかったのですが、このあいだ見てきた公園の写真から、
冬を乗り切る植物の知恵、地面に広がるロゼットをご紹介します。

2月も明日から下旬。2月に入ってからやって来た強い寒気もようやくぬけて、
日の光の力強さが増し、‘光の春’を感じられる日が多くなりました。
晴れた日には、日だまりで「星の瞳」さんを見かけることも多くなりました。
朝、まだ日陰が多いうちはうつむいていますが、お日様が当たると…

ぱあっと開いて、笑顔になったようです。
この時期、日向の地表は結構暖かいんですよ。落ち葉の下なんかだったりしたら
尚のこと…だったのですが、まぁ、落ち葉の方はだいぶ減ってました。
雪や落ち葉が消えた地面に草の葉が ぺたんと開いてお花の形になっているのが、
ロゼットです。

草がこんな風になっているのは、どなたも見たことがあると思うんですよね。
この時点で、何のの葉っぱか解ったらいいなぁと思って、毎年、写真に撮っては
図鑑とにらめっこしています。
でも、難しいんですよねぇ。
大きくなったら解るかな? なんて待っていると刈られてしまうし…(^^;)
このあいだ撮ったロゼットの写真、いくつかご紹介しておきます。
よかったらおつき合い下さい。
上の写真、右に綺麗に開いているのは

オニタビラコで間違いないと思います。
なんの変哲もない草の葉に見えるかもしれませんが、冬場のオニタビラコは、
葉が、かなり赤っぽく変化します。周囲の泥や土の色の同化しちゃう時があるほどです。
でも、左側は…かなり こんぐらがっちゃってます。(^^A)

まっすぐな葉脈が通っているのは ヘラオオバコ。これは解りやすいです。
茎の両脇に小さな丸こい葉っぱが並んでいるのは、タネツケバナのお仲間です。
我が家の方で確認できたのは「ミチタネツケバナ」という帰化植物なんですが…。
これ、お仲間どうしがそっくりで、しかも、新しい帰化植物が次々に見つかっていて
図鑑にも ろくに乗っていない厄介なやつ。
まあ、これもそのうち、そのうち調べます。(^^;)
こちらは覚えたもの。

↑ハルノノゲシに

↑メマツヨイグサ
ついでにロゼットでもないし 草でもないけど…バラ科落葉低木の↓クサイチゴ。

みんなみんな、ヒマラヤスギの松葉の降り積もる日だまりで、元気に冬越ししていました。
春は近いよ。もう一がんばりだよって思いながらの帰り道。
うふふ…、み〜つけた。
頭を出したばかりのつくしんぼ♪

いつも気付くのが遅れて、びよ〜んと伸びた姿しか見られなかったから、
何だか、目覚ましが鳴る前に起きられた時のように(*^^*)ちょこっと嬉しい気分です。
ブログ内関連ページ:
2006/ 2/ 9付 「ロゼットいろいろ」
2006/ 6/30付 「鬼のようなアザミ」
早春の便りですね・・・。
ロゼット、ほんとうにいろいろですね。
はい、いろいろです。地面に描く花模様。
赤みのさす葉っぱもありますから、結構カラフルですよ。
春の足音がきこえるようですね。(^^*)