青々した草がたくさん茂っているうちは目立たなかったけれど、
みんな枯れてしまった今は、人の膝ほどの高さの小さな木でもちゃんと目立つようになりました。

今年は、図鑑でマンリョウの隣りに載っているヤブコウジも見つけちゃいました。
比較しながらご紹介しますね。
この冬、何度もご紹介したマンリョウは、ヤブコウジ科ヤブコウジ属の常緑小低木。
縁起がよいからとあちこちのお庭で大事にされていますし、鳥さん達がせっせと種蒔きするらしく、
いろんな場所でも見かけます。

自生でも、ちゃんとどっさり実ります。マンリョウの一番の特徴は たわわでツヤツヤの赤い実。
ヤブコウジ科のお仲間にはそっくりさんも多いのですが、こんなにたくさん実がつくのは
そんなに多くありません。ましてや 長い柄のついた実が こんな風につくのはマンリョウだけ。
…でも、実の付き方が悪いときもありますよね。
一枚目の写真の株は実の付き方が悪くて、たわわじゃなくて2つしかついていませんでした。
赤い実が2つずつなんて 図鑑のお隣のヤブコウジみたい…。
でも、マンリョウだってはっきり言えるのは、葉っぱがとってもユニークだから。

ほら、この↑葉っぱ。
葉っぱのふちがギザギザじゃなくて、波なみでしょ。
枯れ葉の間から顔を出したばかりで、実がひとつもついていない小さな株でも、

ちゃんと↑マンリョウだと解りますよ。ほら、この葉っぱ♪ 可愛いなぁ。
でもある日、鎮守様の森で マンリョウとはちょこっと違う小さな木を見つけました。

ね、葉っぱのふちが並々じゃないの、とがったギザギザ。質感も違う。
実は丸くて赤いのが2つだけ。
これ…なに? あとでちゃんと確かめられるように葉っぱの拡大写真も撮っておこう。

これが葉っぱのふちのギザギザ。
奥がマンリョウの丸っこい葉のふち。 手前が?の木の葉。
ヤブコウジ…ですよね。
図鑑を確かめてもう一度見に行ったら 上の写真の実は、もう、鳥さんに食べられちゃってました。
美味しかったのかな? でも、もう、写真に撮っても面白みがないなぁ…。
しゅんとして歩いていくと、鎮守様の森のそばの別の公園で、植え込みの木の影に残っていた
可愛い赤い実を発見♪
これは、前の実よりもずっと大きくて可愛いぞぉ。

写真としては良いけれど、うーん、これはどうだろう…。
上の2枚の写真の葉っぱには すこし艶がありますが、
最後の写真の葉っぱだけは 艶が無く写っていますが…これもヤブコウジで良いんですよね。
web検索していると、ヤブコウジとして紹介されている写真の葉っぱが2種類あるんですよ。
うーん、どういう事なんだろう…。
疑問を抱えつつ引き続き 観察していこうと思います。
園芸店では、マンリョウは「万両」、ヤブコウジは「十両」という名前で売られています。
もちろん他にも「千両(センリョウ)」「百両(カラタチバナ)」「一両(アリドオシ)」と呼ばれる
赤い実のつく植物もあるんですよ。全部見られると良いんだけど。(^v^*)
ブログ内関連ページ:
2008/ 1/13付 「アオキとマンリョウの実」 近所と隣町の公園の赤い実
2007/11/ 2付 「庭園の秋」 青い実
園芸的に人気が有って改良されたのもあるのでしょうか。家のや林のを観察してみます。
万両、十両お勉強になりますね・・・。
百両と一両はなかなか見られません。
そういえば、われわれ貧乏人には百文が欲しいところです(笑い)。
こちら、いま大雪です!(笑い)。
マンリョウでないヤブコウジも見つけたいですね。
どうなんでしょうねぇ。
web検索してみると、葉の艶が有るものと無い物があって…
私が撮った写真も葉に艶があったり無かったり…。
でも、没にした写真もあわせて比べてみたら、カメラの写り具合で、
艶があったり無かったりするようだと言うこともぼちぼち解ってきました。
私ももう少しよく見てみます。おーちゃんさんちのほうのヤブコウジも
見せていただけたら参考になるかもしれません。
もし見つかったら、ブログでのご紹介、よろしくお願いします。
大雪の被害はないですか?
そうですねぇ。
百両や万両とは言いませんから、せめてお年玉はがきの切手シートくらい当たらないかしら?(^^A)
はい。
素人の私には、マンリョウを見分けられれば御の字で、
ヤブコウジなんて目の前にぶら下げられても気付かないさと思って居たのですが、
今回初めて、鎮守様の森にもヤブコウジが生えているのが解りました。
次の初夏にはお花の撮影にも挑戦したいものだと思っています。
ディックさんも 探してみて下さいね。(^^*)