金曜、夜更けの関東地方。
明けて土曜日の今日、雨はあがりましたが、どんより曇っています。
日中はもう少し回復するようですが、この3連休、どんなお天気になるのでしょうか?
明るいオレンジ色のキンモクセイの花は、比較的どこででも見られるので、
今日の写真は、ウスギモクセイを飾っておきましょう。

日本には、モクセイと呼ばれている花木が5種類有るそうです。
白い花のギンモクセイ。
オレンジの花のキンモクセイ。
薄い黄色のウスギモクセイ。
トゲトゲの葉っぱに白い花のヒイラギモクセイ。
そして、暖かい地域に多いシマモクセイの5種類です。
シマモクセイは、別名を薩摩モクセイ、八丈モクセイというように、
暖かい地域に自生していたようですが、
キン、ギン、ウスギは中国から庭木として渡来したものです。
(ヒイラギモクセイがどこで交配されたのか、手元の図鑑には書いてありませんでした。)
図鑑の説明ですと、キンモクセイとウスギモクセイは
ギンモクセイの変種であり、
ヒイラギモクセイは ギンモクセイとヒイラギの雑種と言うことですから、
ギンモクセイがより、オリジナルに近いと言うことになりますね。
ギンモクセイの漢名は 「桂花」
キンモクセイは 「丹桂」
ウスギモクセイは、 「銀桂」だそうです。
あ?あれっ? ギンモクセイが銀桂じゃないんだ。ああ、ややこしい。
ウスギモクセイは、関西地方に多く植えられているそうです。
九州には野生の木もあると言われているそうです。
葉は、ギンモクセイより小さめで、
花は、キンモクセイにそっくりですが、若干大きめです。

甘い、よい香りはしますが、キンモクセイほどではありません。
でも、最大の違いは、キンモクセイなどと違って、めかぶが一緒に伝わってること。
ですから、ウスギモクセイは実るんです。
実が見られるのは、自生種のシマモクセイの他は、ウスギモクセイのみです。
実は、ちょうどオリーブのようです。
(オリーブもまた、モクセイ科の常緑小高木です。)

よく、熟すと、黒っぽくなり、鳥さん達の大事な食料になります。
2002年3月14日に、枝先の実の写真を撮ってありました。
遠くからの画像の上に、まだ緑のままなので、
見つけにくいと思いますが…。
今度は、ちゃんと写真にとってあげたいと思います。
でも…、おかぶとめかぶに分かれる木(雌雄異株)だというのに、
公園にはウスギモクセイはこの木一本。
…ってことは、やっぱりキンモクセイのおかぶの花粉をもらって
実っているのかしら?
実るんですか。
どこかで会えるか気をつけてみます。
そうなんです。実るんですよ。
最初に実を見つけて、
図鑑には実らないって書いてある”キンモクセイ”の実を見つけたと思って
よろこびいさんで家に帰って調べたら、
ウスギモクセイだったんです。(^^;)ははは…
関東の方では珍しいようです。会えると良いですね。
実は、2センチくらいで黒っぽく、
花のことなど忘れた頃の、春から初夏にかけてみられます。