2008年01月14日

花のあとさき

午後から少し陽が差しましたが、今日も寒かったです、うちの方。
さて、おきにいりの観察スポットでとってきた写真、今回が一応の最後です。

「隣町の公園裏の北向きの斜面」では、去年もたくさんの花や葉っぱの写真を撮りました。
同じ場所へ何度も通っていると、だんだん馴染みのお花も出てきます。
あの花、あのあと、どうなったかな?なんて訪ねてみるのも、面白いもの。
この日、目に付いたのは、見事だったヤマユリの花の 花のあとに出来た実の…
タネを散らし切ったあとの殻。

08_0114_yuri1.jpg

自然ってどこまでも手抜き無しですよね。もう要らない物なのに、どうしてこんなに
綺麗に精巧に出来ているのかしら?不思議ですよねぇ。





ヤマユリの 実の形自体は、あの優美で鮮やかだったお花に比べて、ゴツゴツしていて地味でした


げんこつみたいな無骨な形の実が割れて、中から無数の 薄いタネが散った後…
残った殻に 近づいてみると…

08_0114_yuri2.jpg

3つに割れた部品のひとつひとつをレースのような繊細な繊維がつないでいるのが分かります。
強い風に吹かれて タネを遠くまで飛ばしたいけれど、殻全体が壊れてしまっては意味がない。
大きく開いて 開きすぎない、難しい加減をした名残でしょうか…。

良くできてるなぁ…。こんな部分をしげしげと眺められるのも、デジカメのおかげです。



「北向きの斜面」、夏の主役がヤマユリならば、秋の主役はヒガンバナでしょうか?
ほらこの、艶やかで 筋の通った すんなり葉っぱは 秋にあでやかに燃え立った
ヒガンバナの、冬にしか延ばさない葉っぱですよ。

08_0114_higan_bana.jpg

綺麗でしょう?
お花と葉っぱの出る季節がまったく違うので、別名を「葉見ず花見ず」って言うらしいです。
周りにライバルが居ない冬の間に 十分な栄養を吸収し球根に蓄えておいて、
夏、周り中が葉っぱで覆われる頃には地上部を枯らして姿をくらましちゃいます。
秋のお彼岸の時期になると急に、茎を伸ばして真っ赤な花だけ 咲かせるのです。

だからどこかで こんな葉っぱを見かけたら、いらない草と間違えて抜かないでくださいね。



うずたかくつもったドングリの木の落ち葉をどけると…

08_0114_t_sumire.jpg

あらら、早春の使者が 出番待ちしています。
クシ状の托葉もよく見えますので、たぶん、タチツボスミレですね。
こうして、落ち葉のぶあついお布団をかぶっていたら、
春一番にお花を咲かせることも可能ですね。



もちろん、どんぐり林の次の世代もちゃんと育っています。

08_0114_donguri.jpg

コナラどんぐりです。真っ赤に染まって可愛いですね。



「北向きの斜面」からも、だいぶ虫や植物が減りました。
残念だけど仕方がない、仕方がないけれど残念。
うーん、やっぱり、残念です。
寂しい冬景色を我慢したら、春の芽吹きが一段と 嬉しく思えたりするのかな。



明日からまた学校が始まります。
お天気予報では、当分最低気温が氷点下何度〜っていう日が続くそうです。
寒いの苦手だけど、寒くなければ見られない物を見つけるチャンスかな?
なんとかお散歩に行かれますように。(^^*)


posted by はもよう at 21:18| Comment(8) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ユリの仲間はみんなこの「種子の揺り篭」を作るのですね。
よく見ると、精巧な糸のかがりに驚きます。
Posted by ひろし at 2008年01月14日 23:35
はもようさん、おはようございます。
いつもありがとうございます。
エネルギーがなくなってきたら、
はもようさんのところで充填させてもらって、
また散歩に出発するという感じです。
今回も色々教えていただきました。
あの真ん中にスジがはいっている葉っぱ、よく見かけるのですが、
ヒガンバナだったんですか。
今元気がいいんですよね。
お花のときは葉っぱがありませんものね。
自然って不思議ですごいですね。。:゚(。ノω\。)゚・。(感激)


Posted by ブリ at 2008年01月15日 06:57
ひろしさん、こんにちは。

「種子の揺り篭」(^^*)まさにそんな感じですね。
はい、精巧な糸のかがりっぷりをしっかり見てきました。
Posted by はもよう at 2008年01月15日 19:06
ブリさん、こんにちは。
えっ?!充填できます?(^^#)そうかな?

はい、寒いですが、お散歩楽しんで下さいね。

はいはい、真ん中に筋の通った葉っぱは
彼岸花の葉っぱです。
今度見かけたらよろしく言って下さい。(^^*)

Posted by はもよう at 2008年01月15日 19:10
こんばんは。

ユリの莢、おもしろいですね。
どうも、はもようさんと見方が似ているようで、いつも先を越されてしまいます(笑い)。
また、こちらもそのうちエントリーさせていただきます・・・。
Posted by nakamura at 2008年01月15日 22:25
ユリのレースのような繊細な繊維、
彼岸花の葉っぱ、
みんなすごいですよね。
それぞれ生き抜くためのいろんな工夫は、
感心させられます。
小さい野草たちもみんなひたむきに一生懸命生きてる。
そういうところが自分は大好きです。
Posted by bigtree at 2008年01月16日 20:29
nakamuraさん、おはようございます。

まぁ、また、同じものを見ていらしたんですか?気が合いますね。(^^*)
…っていうか、この時期、他にあんまり目をひく物がないって言うのも
有りますが…。(^^;)

いつ 先を越していただいても構いませんよ。お待ちしておりま〜す♪
Posted by はもよう at 2008年01月17日 10:23
bigtreeさん、おはようございます。

はい、そうなんですよ。
野生の植物って、(たぶん動物も鳥も皆そうでしょうが…)
いろんな工夫をしているじゃないですか。
それが解っちゃうと、その、
工夫をしているところを目撃したくなっちゃうんですよねぇ。
だから、苦手な寒い季節にも、
何が面白いのかと思われるような地味な葉っぱなんかを見に、
のこのこ出掛けていったり…枯れ野を徘徊していたり…。
ああ、怪しすぎるよ、あたしったら…(^^;)

でも、この楽しさは、当分、続きそうです。(^^#)
Posted by はもよう at 2008年01月17日 10:28
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