
シソ科イヌコウジュ属
山野の道ばたなどに生える 高さ20〜60cmの一年草。
漢字で書くと「犬香需」。
ヒメジソというそっくりさんと見分けるには、
葉っぱのギザギザ(鋸歯)が6コ以上あること。
花が落ちたあと、残るガク(萼)のギザギザのうち、
上の2つがとがっていること…が解ればそれは"イヌコウジュ"なんですって。
こんな枝先の花の写真じゃ解らないけれど、
写真撮りながら確かめてきましたから、イヌコウジュです、たぶん。
名前に"イヌ"と付くのは 役に立たないから、
そうして どこかに"イヌ"が付いていない"役に立つ"そっくりさんが居る。
この草の場合それは、"ナギナタコウジュ"です。
古来から民間薬として
利尿、発汗、解熱、全身のむくみ、腹痛、などに効用があると
利用されてきた"ナギナタコウジュ"。
花の穂の片一方にしか 花が付かなくて、
ナギナタのように見えるので、その名で呼ばれる薬草に、
このイヌコウジュが似ていると言うことらしいんです。
でもねえ…、図鑑の写真を見た限りでは
どこが似ているのか解りませんでした。
いつか本物に出会えたら、比べてみたいと思います。
この写真では、小さく可愛らしく咲いていますが、
この花の穂、とっても長くなるんですね。
下から咲き始め、
徐々に花の穂を伸ばしながら上に向かって咲いていって、
咲いた後にはガク(萼)が残ります。
ガク(萼)が残った花の穂の姿は、お刺身に添えるシソの穂そっくりです。

さすがシソ科。
そっくりだと 図鑑に紹介されていたヒメジソよりも、似てますよ。
長くなる花の穂に いっせいに花が並んだら、
もう少し華やかで 人目をひくんだろうけれど、
一度に咲くのは一つか二つ。欲張るな!って言ってるのかな?
タデ科の花も地味で好きだけど、シソ科の花も地味で好きです。
角張ったガク(萼)の表情が好きだからと思っていたんだけど、
もしかしてそれってただ、
シソの穂を美味しいお刺身と一緒に見る機会が多いからかしら?
ああ、美味しいお刺身食べに行きたいな♪
刺身のツマにしちゃおうかどうしようか迷っていらっしゃるクロアジサシさんの記事へ
トラックバックしてみます。
よろしくお願いします。
あ、食べてみたら感想教えてください。でも、おなか壊しそうだったら よしてね(^^)。
この草が群生していると大変美しく、目の保養となります。
この花が好きになるともう立派な野草マニア、ちっちゃい病患者でしょうね。
以上イヌコウジュ友の会会員番号1番、ごまのはぐさでした(^^)。
いやぁ、たった今、ごまのはぐささんの所の過去ログで
イヌコウジュを勉強していたので、びっくりしました。
記事書く前に、見にいきゃあよかったですよ。
そうですね。珍しく「イヌ」がついても役に立っているようですね。
えらいぞ、イヌコウジュ君。
友の会まであるなんて出世したのね(じ〜ん)。
ちっちゃい花は、子どもの頃から好きですよ〜。
だって、自然に乏しくて、
イヌタデとかハギダメギクの花束しか作れなかったんですから。
今度のエントリーはもっとちっちゃいものを予定しています(笑)。
ちっちゃい病患者にはマクロに強いカメラが必要ですね。
今度処方して頂こう。→うちの旦那様に♪
またのお越しをお待ちしておりますね〜。
コメント&TBありがとうございました。
ちなみに、ごまさんは私の先生で、特にちっちゃい花では右に出るものはそういません。
クロは、目立つ花もなかなか覚えられないので、なかなかちっちゃい花に到達できないんですけど。ちなみに、ブログのイヌコウジュもごまさんにヒメジソとの識別点を教えていただきました。
はもようさんのブログをブックマークに加えさせていただきたいのですが、よろしいですか?
ご迷惑でしたら、削除いたしますので、おっしゃっていただけましたら幸いです。
TB返しありがとうございました。
こまのはぐささんは、私にとっても先生ですよ〜。
今回も、ちゃんと先に ごまのはぐささんのブログで お勉強しておけばよかったと
後悔しきりですぅ(^^;)。
え〜!? クロアジサシさんちのブックマークに、入れていただけるんですか?
ありがとうございます♪よろしくお願いします。
私の方も、ちゃんと表示出来るようにしたいんだけど…。
ああ、頑張れ自分!
遅くなってしまいましたが、わたしもTBさせてくださいね。
今年、名前を覚えた植物のひとつになりました。
イヌコウジュの輪が出来ましたね。(^^)v