栄養失調のイヌタデみたいな 花付きの悪いタデ(蓼)。
たとえてみればイヌタデは、街の小学校の遠足。押すな押すなの大行列。
問題のタデは、過疎地の小学校の遠足。ぽつりぽつりと続くけど、
みんな顔見知り〜 みたいな。←どういうたとえなんだ。(呆)

今回、ちゃんと図鑑で調べてみました。
その名も可憐な ハナタデ(花蓼)ですって…。
図鑑やwebの書き込みをいろいろ見て回りますと、
日陰に群生していることが多いそうです。
"ヤブタデ"という別名があるとか、
ヤブタデが本来で、"ハナタデ"のほうが間違いだろうと、
web上で異論を唱える人も見かけました。
たしかに、実際に生えている姿は、"花"より"やぶ"でしょうねぇ。
花色も白っぽいのから赤っぽいのまで有り、
葉にも 黒っぽい印があったり、無かったり…、変化が多いようです。
葉の先がシュッと急に細くなる(尾状にとがる)のが、
ハナタデの葉の特徴だそうです。
どちらかと言えば
道路端よりは、自然度の高いところに多いようですね。
都会でも良く見られるイヌタデよりは、住むところにこだわるタイプ
なのかな。
イヌタデの花と変わらない極小の花を、しかも まばらにしかつけませんが、
良く見ると、ひとつひとつは 淡いピンクのかわいい花です。
イヌタデのように 花やつぼみがびっしりついていると、
ひとつひとつの花には目がいかないものですが、
このハナタデのように まばらにしか 花がついていないと、
ひとつひとつの花の形が 際立って 目に入ってきますね。

少ないものは大切にされるし、
目も行き届く…という良い見本みたいなものですね。
葉をかむとピリッと辛い ヤナギタデに比べて、
辛くないし、役にも立たない イヌタデ。
イヌタデよりずっと まばらなのに、つい、
その小さな花に見入ってしまいそうになる ハナタデ。
見上げるほどでかい オオケタデというのもありますよね。
タデの仲間。花が細い穂になり、似ているものがけっこう多いです。
クロアジサシさんの「ひたきのつぶやき」という
ブログでは、
お庭に咲いているというサクラタデの写真を見ることが出来ます。
該当記事
http://blog.goo.ne.jp/kuroazisashi/e/7b248cd06bebc4165606f5d0a71f8c6c
サクラタデは花の直径が1cm。
タデの仲間では最大だそうです。穂になって咲いている様は、華やかですよ。
クロアジサシさんに挿し木用に2〜3本くださるっていう有りがたいお申し出も頂きました。
嬉しいけれど、挿すところがないので、写真眺めて我慢します。
代わりに この記事をトラックバックしますね。
地味なハナタデだって、じっくりと拡大してみれば 可愛い花です。
うん、目の前の花を大事にしよう(^^)。老眼になるまでは(笑)。
はもようさんが紹介してくれるとクロってなんか「いい人ー」みたいな感じで。
実際は、やくざみたいな顔してるんですけどね。女子供が避けて通ります。男からは眼つけられて。
おっとと。ハナタデ清楚な感じでいいですね。
小さい花が多いですけど、なんだかんだいってタデの仲間って重要な秋の彩りですよね。
顔は見えないからなんとも言えないケド。(笑)
野草らしい風情があって良いですよね、タデの花って。
これからも 素敵なお庭の話、聞かせてくださいね。