また、途絶えがちになるかもしれませんが、よろしくお願いします。←おいっ!
さて、今日は終業式でした。2学期もこれで終わり。
成績表を前にして今年の成果と来年の抱負を話しあわねばなりません。ちと気の重い日であります。
見あげれば葉っぱの落ちた枝にも、今年の成果と来年への抱負が鈴なりです。
今日のところはその中から、キリとセンダンをご紹介します。

写真はキリの大木の枝先です。枯れ葉色しておりますが、葉っぱはすでに無く、残るのは…
ノウゼンカズラ科キリ属の落葉高木、タンスや下駄の材料としてもおなじみのキリ(桐)。
キリの木の枝先に残るものには2種類あります。

うす茶色のスウェードのような けばけばした丸いもの…これが来年の初夏に咲く花の つぼみです。
初夏に咲くつぼみを冬のうちから準備しておくのなんて驚いていたら 桐の木に笑われちゃいます。
だって、このつぼみ、なんと夏のうちから用意されていたんです。
気が早いよ!と突っ込み入れてやってください。(^^)
もう一種類はその少し下の方…大きくて カパッとふたつに割れているもの…

これが実です。今年咲いた 花の実。
この中に薄い翼の付いたタネが、数え切れないほどたくさん入っています。
ゴミかほこりのようなタネです。
その一粒から、こんなに大きな木が育つとは、とても想像できない小さなタネです。
吹けば飛ぶよな…まさに、吹かれて飛びたいタネなんです。
過去記事に載ってますので、良かったらどうぞ。
それが大きな木の枝先にどっさり…。(−”− )どんだけ効率悪いんじゃ…。
過去記事
2006/ 1/18付 「キリの枝先(秋から冬)」

はい、キリの木の今年の成果と来年への抱負は、こんな位置関係で ただいま展示中です。
今年も精一杯頑張りました。来年もどっさり咲いてくれると思います。
お近くにありましたら、是非一度、見あげて評価してあげてくださいね。
次はセンダン。
ご紹介のたびに、「双葉より芳ばし」く ないほうのセンダンですと申して参りましたが、
「栴檀は双葉より芳ばし」の「栴檀」つまり有名な香木の「白檀」でも、さすがに双葉の頃から
良い香りがするわけではない という記述をどこかのサイトさんで読んでしまいました。
えー、ですから、万葉集には「あふち、または、おおち」の名で登場する方のセンダンです。
(あぁ、もっとややこしい)

初夏に咲くムラサキの花が、秋には黄色い丸っこい実になって、千のお団子のように
枝からぶら下がるからセンダンの名が付いたともいわれるそうです。
近所のセンダンは今こんな風。葉っぱがすっかり落ちて、黄色っぽい実が鈴なりです。

この実の中身がかなり個性的で、その個性的な中身(核)を砕かないとタネが見られないんだという
びっくり仰天なレポートは過去記事にありますのでよかったら見てみて下さい。
過去記事
2006/ 2/24付 「センダンの葉痕と種」
センダンの今年の成果と来年への抱負は…

このいっぱい茂った葉っぱのあとと、鈴なりの実でしょうか…。
葉っぱは羽状複葉、この枝先の細い軸の両側に、長さ3〜6cmの小葉をびっしり並べていたんです。
奇麗だったよね、頑張ったよね。お疲れ様でした。
丸っこい実の中に仕込んだ 精巧な造りの核も見て、良い評価してくれる人がたくさんいるといいね。
センダン、今年も精一杯頑張りました。双葉から芳ばしくなくても、やっぱり素敵です。
さて、我が家の学生さん達の今年の成果と反省と、来年への抱負を聞こうかな…。
ブログ内関連ページ:
キリ(桐)
2007/ 2/24付 「街で見かけた冬芽」 キリの葉痕
2006/ 1/18付 「キリの枝先(秋から冬)」 つぼみと実とタネ
センダン
2006/ 2/24付 「センダンの葉痕と種」 センダンの核とタネ
個性的な木が2題、おもしろいですね。
特にキリのつぼみと実は間違える人も多いようです。準備万端、用意がよいのでしょう、我々のように師走に走っておりません(笑い)。
今日はどんよりして冷たい雨が降りそうです。
先日、キリの蕾の様子を見ようと郷土民家園の庭に行ったら、完璧に剪定されていました。
はい、2種とも個性的でした(^^*)。
あぁ、そうですよね、日頃からちゃんとしておけば、
師走だからと言ってあわてなくてもいいはずなのに…(^^A)
はい、明日もまた頑張ります。(^▽^)
ええ、その日に撮ってきた写真ではないので、お天気が一致していません。(^^A)
今日は我が家の方も曇り空、途中で雨まで降り出しました。
とっても寒いですね。お風邪などひかないようにお気をつけ下さいませ。
ああ、そういえば、近所の公園の桐の木はだいぶ枝を落とされていました。
剪定の季節ですよね。
でも、この木は開けた場所にあって、
根元に馬頭観音様をお守りしているせいか、のびのび枝を伸ばしていました。