2005年09月23日

ミヤギノハギ(宮城野萩)

お彼岸なので、おはぎならぬ、萩の花を…。

優雅にしだれる姿が愛されて、いろいろなお庭や公園に植えられている、
園芸種 ミヤギノハギ。宮城県の県の花 でもあるそうです。

d_top_050923_miyagino.jpg






昔から日本人は萩の花が好きだったようですね。
中国にも萩はあるのに、絵や工芸品にはほとんど登場しないそうです。
好みの違いなんですかね。

万葉の昔、萩は主に ヤマハギと そのなかまのことを指し、
「芽」「芽子」「波疑」「波義」の字があてられていたそうです。

あの有名な秋の七草をあげていく歌も、原文では、

『芽之花 乎花葛花 瞿麦之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花』

読み方:はぎ(萩)のはな、をばな(尾花)、くずはな(葛花)、なでしこのはな、をみなへし、
また ふぢはかま(藤袴)、あさがを(朝顔)のはな…

↑このように、「芽」の字があてられています。
(原文のままじゃ、読めませんね(^^A))
歌の題材として取り上げられた回数も、萩が一番多いのだそうです。

「萩」の字は平安時代になってから、日本で作られた文字だそうです。
春の花の代表 ツバキに「椿」の字をあてたように、
秋の花の代表のハギには「萩」をあてたんですね。
中国ではこの字は、この意味には使われないようです。
    ↑私の読解力が十分ならそういうことだと思います。違ってたらごめんなさい。


万葉の情緒が伺える歌を一つご紹介しておきましょう。

『我が岡に、さを鹿(しか)来(き)鳴く、初萩の、
         花妻(はなつま)どひに、来(き)鳴く さを鹿』
                        大伴旅人(おおとものたびと)

意味: 私の岡に、牡鹿がやってきて鳴いている。萩の花に求婚しにやってきた鹿が。


『妻どひ』(つまどい)とは、求婚することだそうです。
萩の花の近くにやってきたオスの鹿を見て、萩に花に求婚しに来たと歌っているのです。

あり得ない?でも、そんな風に見えたんだ…とうたって聞かせるのが、
和歌の世界の楽しみ方ですよね。詩人っていうのはそういうものです。(^^)。




万葉集については

「たのしい万葉集」↓ が、オススメです。

http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/index.html

だれもが もの思う秋。
ここで仕入れたネタで、にわか文学少年少女を気取るのも、秋の楽しみ方かも
しれませんよ。
ちなみに わたしは「にわか」の方です(^^A)。えへへ


今日は秋分の日。お彼岸のお中日。
台風の行方が気にかかる あいにくのお天気ですが、お墓参りに行ってきます
おはぎを食べて、亡き人を偲ぶ…美味しい…いえ、良い習慣ですよね。


posted by はもよう at 09:17| Comment(0) | TrackBack(1) | 花だんの花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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