過ごしやすい一日となりました。
足取りも軽く おさんぽに出かけました。
今日見つけたもの、一つ目は、色づきはじめたエビヅルの実。

ひどく錆びた 古そうな金網に、エビヅルがからんでいることは、
夏のうちから 気づいては居たのですが、今日、様子を見に行ってみると、
もう、色づきはじめていました。
美味しさではヤマブドウに、彩りではノブドウに
後れをとってしまいそうな 地味なエビヅルですが、ほんのり色づいたこの実は、
とってもきれいでした。
もちろん、すっかり熟したのもありましたよ。

写真撮影後、こっそり一粒だけ お味見♪
すっぱかった〜!!
あ、でも、変な苦みや えぐみはなくて、後味はさっぱりしてましたよ。
錆びさびの金網を 写真には撮りたくなかったので、
葉っぱの様子は、別の若い株でご紹介。

葉っぱは5〜15cmくらいで、ヤマブドウの10〜30cmにもなる葉と比べると、
明らかにちっちゃいです。
葉の形はそっくり。とがったところの少ない、優しくて"ブドウ"っぽい葉っぱ。
巻きヒゲで他のものにからみつくツル性。花も、ヤマブドウにそっくりで、
花びらはすぐに落ちちゃって、しべばかりが目立つ ブラシのような花の穂を出します。
ツル、葉の柄、葉脈など、所々にのぞく赤い色。
この色のせいで、エビのようなツル、海老蔓 と呼ばれます。
果汁の色も えび色といわれます。
ツルの先、葉の裏は、白く見えるほど毛深いです。
ノブドウとは、この辺で見分けられると思います。
秋が深まると、渋い色に染まって落葉します。
フェンスを見ると、
エビヅルがからんでいないか、チェックするクセが付いちゃいました。
ノブドウ、ヘクソカズラ、ヤブガラシ などに押されがちですが、
ちゃんと季節を感じさせてくれるエビヅル。
これからも大事につきあいたいと思っています。
クロのブログにお越しいただきありがとうございます。これからも、お閑なときに覗いて下さいね。
エビズル、綺麗ですね。実はクロの庭にもわさわさしているんですが、まだ全然熟していないです。葉っぱはゾウムシの仲間にかじられてあんまり綺麗じゃないし。
ジャムを作ったことがあるんですが、どうやって種を取るのが合理的かわからずに、少しだけ作って、味見した程度でやめてしまいました。
エビヅル、お庭にわさわさしているんですか?
うらやましい〜(^^)。
我が家の近くでは 減る一方です。
自分の家のじゃないから文句も言えないけど、
刈られてしまうと 観察が続けられなくて悲しいです。
ジャム…そうですね、あの種をどうするかが
最大のポイントですね。
ヤマブドウのジャムの場合はどうしているんでしょうね。
またおじゃましに行きますね。今後ともよろしくお願いします。
う〜ん、難しいご質問ですね。
私は以前、東京の下町に住んでいましたが、近くで見たことはありませんでした。
今は関東地方の郊外のベッドタウンに住んでいます。
デパートや映画館もある立派な都市部ですが、昔ながらの畑も雑木林も、辛うじて残っているという環境です。
そんな街ならば、意外なほど身近にエビヅルは残っています。
学校の金網などにからみついて邪魔にされることもしばしばです。
東京って、広いですよね。(^^)
野草を集めた植物園、里山の自然を再現しようと工夫している公園になら、
有るかも知れません。
とりあえず、(たいして詳しいわけでもない)私にお応えできるのはこんなところです。
ちなみに、雄株と雌株に分かれる木(雌雄異株)です。
実の付かない株もある…ということもお忘れ無く。
ご幸運をお祈りします。