2005年09月11日

コミカンソウ

05_0911_komikan01.jpg

昨日も今日も、暑かったですね。今日の我が街は
午後から雨が降って、少し過ごしやすくなりましたが、
残暑はまだまだ 厳しいようですね。



今日の写真は マメ科っぽい葉っぱの下に、
超ミニチュア版のミカンみたいな実を付ける コミカンソウ(小蜜柑草)。


図鑑で見て、そのユニークな姿に目を留め、
熱帯原産で、西日本に多いが関東以北には少ないという説明を読んで、
現物を見ることは叶わないだろうなと思っていた この草が、
いつもお散歩している公園に生えてました。

しかも、山野草の花だんの中に!
わざわざ種をまいたんでしょうか?
それとも勝手に生えて来ちゃったんでしょうか?
ノカンゾウやハツユキソウをながめた花だんに、
ハナトラノオやゲンノショウコと一緒に咲いてました。
ちょっと異様な景色です。



コミカンソウは、あの、ユニークな一族・トウダイグサ科の一員で、
トウダイグサ科コミカンソウ属の一年草。

草丈は わずか10cmほど。
まっすぐ立った茎から 両脇へ広がる枝に お行儀良く並ぶ丸っこい葉っぱ。
マメ科の羽状複葉のように見えるけれど、見えるだけ、
本当は茎の両側から、規則正しく葉が並んでいるだけ。
しかもよく見ると、互い違い(互生)。

マメ科じゃないけど、羽状複葉じゃないけど、夜になると、
実を包むようにして葉を閉じる 睡眠運動もしちゃうらしい。
葉の出方も、夜間 葉を閉じるところも、マメ科っぽいし、
オジギソウと間違えて、なでなでしちゃう子も 居るらしいです。

で、葉の付け根には、ずらりと並ぶ お蜜柑!
ただし直径2.5mmの超ミニチュア版です。もちろん食べられません。
と言うより、
web上には、『毒だから食べてはいけない』と言っている人も居ましたよ。
図鑑にはなんとも書いてありませんでしたが…。

普通は、食べないですよ。2.5mmですからね。ちっちゃすぎます。
写真に撮ってくるのも大変でした↓。


05_0911_komikan02.jpg

写真の実はまだ色づいていませんし、近づいてよく見ると、
ブツブツしていて 美味しそうではないですね〜。



実はよく分かるけど、花はどれ?と枝を裏返して探してみました。
2.5mmの実になる花ですから、花はもっと小さいです↓。

05_0911_komikan03.jpg

ぼやけてます。スミマセン。うちのカメラの限界を超えてました。
ちなみに、私の目の限界も超えてます。裸眼では 見えませんでした。
見えなかったので カンで撮ってきて、あとで図鑑と照らし合わせました。

この写真、上下はそのままです。
つまり、画面の下が、中心の茎の方向で、上が枝の先です。
花の直径は1mm以下。よっぽどよく見ないと、お花見は出来ません(^^;)。

コミカンソウは一つの株に、おばなとめばなが別々に付く形。
枝先から半分くらいまでは、おばな。
写真の 黄色いしべが かすかに見えるのから上が おばなです。
半分から内側、中心の茎よりが、めばな。少し 赤い色が付いています。
葉っぱが互い違いに出て(互生して)いるのもお分かり頂けるでしょうか?

ですから、枝の下に 実がずらっと並んでいるようには見えても、
枝の先の方は おばなですので実りません。
まぁ、どうでも良いくらいの小さい世界のことですけれどね(^^)。



図鑑の写真を見た時、何じゃこりゃ〜と思ったんですよね。
現実にこの目で見られて、ラツキーでした。
ただ、図鑑の説明に寄れば、
熱帯原産で、発芽から結実までかなりの高温を要する…そうで、
我が街も、熱帯並みに暑いって事なのかしら?と思うと、ちょっと複雑です。

暑いのきらいとか、夏ばてするとか、そういう事じゃなくて、
この頃、平均気温がどんどん上がっているせいか、見慣れたちっちゃな生き物たちが
次々に姿を消しているんですよ。
代わりに見かけるようになった新顔さん達は、たいてい、暑い国の出身…。
う〜ん、日本の自然はどうなっちゃうのかな〜?
ちょっとどころか、大いに気になります。



web検索していたら、血糖値が気になる方向けのサプリメントに、
脇役でしたが、コミカンソウを使用したものが売られていました。
インドでは、古来から薬草として利用されてきたようです。
おしっこを気持ちよく出すのに効果があるんですって。

『毒だよ』っていう人もいれば、『薬草だよ』って言う人もいる。
webで調べものをしていると、こんな事は良くありますよね。
どっちなのかな?


*****追記*****


詳しいことは、hanaboroさんの記事でも読めます。
TB送っておきますので、よろしくお願いします。



posted by はもよう at 22:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!おじゃまします。
そっかぁ、記事を書かれたのは、
9月だったんですね。

今日はもう11月。
よく晴れてポッカポカでしたね。
本当だったら春に咲く花も咲いていて、
錯覚しそうでした。

コミカンソウ。図鑑では熱帯原産って
なってましたか。そうなんだ。
在来種だと思い込んでいたので、
もう一度調べてみようと思います。

今まで見たことなかったものを見つけると、
うれしい反面、それが本当は
日本になかったものだとわかると、
気持ちが乱れてしまいますね。
温暖化の影響がこんなところにも
出ているのかとギョッとします。
Posted by hanaboro at 2005年11月01日 17:46
hanaboroさん、いらっしゃいませ。

そう、9月だったんですね〜。
今も、同じ場所に生えていますが、息絶えだえっていう感じです。
でも、すごく発芽率は良いみたい。次々に新しい芽を出しますもの。

図鑑は…
手元に 山と渓谷社の植物図鑑が3冊有るんです。
「日本の野草」とハンディ図鑑の「野に咲く花」、それと「野の植物誌」です。

今回の記述が載っていたのは「野の植物誌」の81ページでした。
他の2冊には、熱帯原産かどうかは書いてありませんでした。
「野の植物誌」は
2000年発行で一番新しいので、頼りにしてるんですけどねぇ〜。
どうなのかな?

温暖化、くい止めたいですね。
取りあえず、この冬はウォームビズでお願いします。(^^)

コメントありがとうございました。
Posted by はもよう at 2005年11月01日 22:06
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