薄雲がかかって、日差しが弱い分肌寒いです。週末はお天気下り坂という予想ですし、
風邪をひかないように十分に気をつけなくてはなりません。
さて、11/5にリベンジに出掛けたお気に入りの観察スポット「北向きの斜面」で見つけた
秋の名残のお花。黄色いアキノキリンソウをご紹介します。

都会では、秋の黄色い花と言えばセイタカアワダチソウになってしまいましたが、
こちらが本家のアワダチソウ、またの名をアキノキリンソウです。
泡立つようにお花が咲くから 「泡立ち草」。
でもって、北米大陸からやって来た 背の高い親戚は「セイタカ アワダチソウ」。
花の穂が大きくて、花期が少し早めなのは「オオ アワダチソウ」。
そして、
秋に咲く ベンケイソウ科の’麒麟草’みたいな黄色い花だから、「秋の麒麟草」です。
過去記事には名前の元になったベンケイソウ科の’麒麟草’の写真も載ってますから、
よかったら見てみて下さいね。

草刈り隊に刈られてしまったかと思いましたが、今年も、草むらのはじっこで
難を逃れて咲いていてくれました。
図鑑やweb上の写真と比べると、違う植物かな?と思うほど、背が低くてちっちゃいのですが、
多分、アキノキリンソウで間違いないと思います。 違っていたら教えて下さいね。(^^;)
春から初夏に咲く ニガナやブタナ、コウゾリナのように、もう少し殖えて欲しいお花ですが、
北向きは あんまり得意な場所じゃないようです。今年も頑張っててくれたんだね、ありがとう。
さてさて、先月、つぼみを見つけて、お花が咲くのを楽しみにしていたフジバカマですが、
ご多分にもれず、刈られてしまいました。
近所の公園の花壇では、ちゃんと こんな奥ゆかしい感じのお花を見られるだけに残念です。

だからと言っちゃなんですが、たくさん咲いていたヒヨドリバナが綿毛になっていましたので、
ぐぐっと寄って、綿毛と花後をマクロ撮影してみました。
借り物デジカメにとっては、そんなに 得意な分野ではないのですが、それでも結構
イイ感じに撮れましたので見てやって下さいね。

一昨年は、同じ花後でも、枯れて茶色になったものしか見ていないのですが、
どうしてどうして、渋いながらも華やかで、趣(おもむき)とか風情(ふぜい)とか、
言い慣れない単語を引っ張り出して来たくなるような奇麗な姿でしたよ。
元もとピンクのフジバカマではなく、真っ白い花の咲いていたヒヨドリバナです。

ほら、こんな感じに咲いてました。

図鑑では『頭花は散房状につき、少数の筒状花からなる。』って書いてある花の穂です。
なんの加減で赤みが差すんでしょう。そういえばこの頃から、うっすらと赤いですね。
はい、これが花後、でもまだ枯れていないときのアップです。

筒状花の花冠がまた違うお花のようになっていますよね。
渋めのピンクが奇麗です。(^^)
そしてこちらは 『硬くてもろい』と図鑑に書かれた綿毛の 開いたところのアップです。

ね、何かのデザインに応用すればいいのにな…みたいな奇麗さでしょう?
…んー、着物の柄が良いかなぁ、髪飾りなんかどうだろう…なんて考えながら歩くのも楽しいものでした。
それにしてもお花の数が減りましたね。
今年は暖かい秋だけれど、それでもそろそろ木枯らしが吹いて、冬の足音が聞こえてくるでしょう。
今年もあとひと月半。大事に大事に 過ごさなくっちゃ。(^^)
ブログ内関連ページ:
2006/10/23付 「アキノキリンソウ」
2006/ 9/28付 「北向き斜面の秋の花」
2006/ 2/12付 「金色の花」
アキノキリンソウ、そういえば、お蔵入りをしておりました(笑い)。
ココで、お勉強してまた考え直しましょう・・・!
はいはい、蔵の中から出してきてくださいね。よろしくお願いします。(^^*)
nakamuraさんちの方のアキノキリンソウはのっぽさんかな、おチビちゃんかな?