いつもお散歩している公園よりずっと古くて、
手を入れすぎずに、自然のままの雰囲気を残した公園ですので、
虫や野草をたくさん見ることが出来ます。
今日はそこで、かわいいかわいい ネコハギに、お花が咲いているのを発見!
小さくて写しにくい花ですが、頑張って写真に撮ってきました。

ネコハギは 日当たりのよい草地などに生えるマメ科ハギ属の多年草。
木じゃなくて、草の仲間なんですね。
ちょうどクローバーくらいの大きさの、ちっちゃくてまぁるい、毛深い葉をだし、
地面をはうようにして 茎を伸ばします。
有名な植物学者の牧野富太郎先生によれば、
ネコハギというのは『イヌハギ』に対して付けられた名で、
イヌハギと同じように葉っぱが毛深いけれど、
イヌハギよりはやさしい感じがするというのが その理由ではないかということです。
『イヌハギ』はマメ科の半低木で、←ネコハギは草の仲間ですが、イヌハギは木なんですね。
毛深い葉っぱは、ネコハギよりは少し細長く、
枝先に白い花をまとめて付けるので、ネコハギよりは華やかですが、
それでも、秋の七草の"萩"と比べたら地味で、とるに足らないと言うことで、
イヌハギと呼ばれたようです。もっとも、今はとても数を減らしているそうで、
手元の図鑑には載っていませんでしたし、私はまだ、見たことが有りません。
春のうちから楽しみにしてきたんですよね。
去年は メドハギ(04/9/10)と

ヤハズソウ(04/9/16)の花は

撮れたんですが、
ネコハギは チャンスが無くて撮れませんでした。
いつもお散歩している公園では、
ネコハギみたいな丈の低い草は、茎を伸ばすとすぐに刈られてしまうので、
なかなかお花に会えずに居たんですよねぇ。
でも、よろこびいさんで帰ってきて、図鑑と比べてみて不安になりました。
図鑑のネコハギの花は、もうちょっと ぽっちゃりと丸っこく、
白い花びらの付け根当たりに 赤紫色の色の点が付いているのですが、
この写真の花は、ほっそりしているし、
色が、花びらの先の方へ にじんで流れちゃってます。
違うのかな?良いのかな?
花の様子は違っても、こんなかわいい葉っぱの草は 他には無いので、
ネコハギと言うことで飾っておきます。