10月中咲き続けている我が家の鉢植えのヤマジノホトトギス。
いろんな観察の成果を記録しておこうと思います。ひとつめの記事はお花の咲き方、
「二日間咲いている花」を確認しました。
次は気になるめしべのプチプチ。まずはアリさんがなめに来るかな?の疑問から…

初めて、アリさんが尋ねてきたのは、10/6のことです。
でも、上手く蜜のありかが見つけられなかったのか、うろうろしていましたが、
すぐにどこかへ行ってしまいました。
気になるんですよねぇ。この、めしべのプチプチ。

マクロで撮ると、一番に目に入ってくるのですが、図鑑には明確な説明はありません。
ネットで検索するとこれが蜜腺だと言い切っているのは素人さんのページひとつだけ。
蜜腺っぽいですけれども、専門家さん達の記述では まだなんとも…。

でも仮にこれが蜜腺だとしたら、蜜がもらえるのはかなり小さな虫と言うことになります。
めしべのプチプチ…う〜ん、蜜 出るのかな?(−”−;)
ときおりアリさん達がヤマジノちゃん達の茎を忙しそうに上り下りするようになりました。
でも、スズメウリやノブドウほどの人気はありません。
その上何故か、咲き始めのピンピンのお花よりも、散りかけのお花によく来ているような…。

ほらっこっちも。

初めて、アリさんがめしべに昇っているのを見つけたのは、次々お花が咲くようになって
ずいぶん経ってからでした。しかも…

あれれ?↑おひげの手入れかな?

めしべのプチプチには、なんの興味も無さそうですよ。おしべの花粉の方へ行っちゃいました。
やっぱり蜜は出ていないのかな?
さて、このお花の蜜はどこにあるのでしょう。
web検索をしていて、白岩先生にページにお花の下のころんと出っ張った部分を「蜜腺」と
説明されているのを見つけました。
こちらです。
以前カタクリのお花を調べたときも、蜜は花びらの奥、おしべの根元に蓄えられていました。
じゃあ、やっぱり蜜はこの奥か…。にらめっこしても見えません。
カタクリの時も表面からは見えないようになっていました。
カタクリのお花はチョウチョの長い口でしか蜜が吸えないような造りでした。
私、花だんで園芸種のホトトギスのお仲間のお花に
ハチさん達が頭つっこんでいるのを見たことがありますよ。
ホトトギス担当はハチさんじゃないですか?
虫さん達が こじ開けないと蜜に辿りつけない造りなのかもしれません。
アリさんの力では足りなくて、お花が終わって崩れかけた時にしか蜜がなめられないのかも…。
スズメウリとノブドウの花が少なくなるにつれ、アリさん達の数も減っていきました。
ハチさん達は飛んできません。う〜ん、受粉してくれる虫さんは居ないかしら。
さてさて、いろいろ考えていたら、今日 散ったお花の花びらのころんと出っ張ったところ
…内側から見たら…へこんだところに蜜がたまっているのを目撃しました。

写真の黄色い矢印のところです。
散った花びらにはおしべがくっついているんですよ。
やっぱりここに蜜があったか…と言うことは、めしべのプチプチは蜜腺では無さそう。
じゃあ…何?結局解らずじまいです。(^^;)
ブログ内関連ページ:
ヤマジノホトトギス
我が家の鉢植え
2007/10/30付 「ホトトギス観察レポート1」
2007/10/ 3付 「我が家のヤマジノ 開花!」
2007/ 9/27付 「鉢植えのスズメウリとヤマジノ」 つぼみ
2007/ 9/ 4付 「鉢植えのノブドウの実」
2007/ 5/16付 「カラスウリの芽など」 葉先の露
2007/ 5/ 1付 「セイヨウオダマキの花」 成長中
2007/ 4/ 4付 「ケヤキとコナラの芽」 開き始めの葉
2006/ 4/12付 「我が家の鉢植えたちの今…。」 芽生えの様子
2005/12/ 6付 「ホトトギスの種」 この鉢に蒔いた種の話
「北向きの斜面」の花
2007/ 9/28付 「ヤマジノホトトギス」
2006/ 9/29付 「ヤマジノホトトギス」
【関連する記事】
いろんなことが分かって自宅にあればこそですね。
メシベのプチプチの役目のなぞは今後の楽しみになります。
観察結果を見て下さってありがとうございます。
久しぶりに気合を入れて、毎日、写真を撮りました。
本当に、自宅にあるといろんな事が解りますね。とっても面白かったです。
めしべのプチプチの謎は 相変わらず謎のままなんですけれど、
謎も一つ二つ無いとつまりませんから良しとします。(^^)
でも、はもようさんの探究心に感心して不満は残りません。
いずれ解明したとき、また掲載してください。楽しみにお待ちしています。
まあ、どの専門家さんもこれは何であるのか書いていらっしゃらないんですもの、
多分、ただの飾りなんでしょうね。(^^;)