
これは牧場に咲いていた…たぶんヤブマメです。
マメ科の花って見分けが難しくて…。でも、この丸っこくて、ちょっぴりとがった葉っぱの形が、
図鑑のヤブマメの写真にそっくりでした。
いろいろ見ていくと、マメ科の植物って、花はとってもよく似ているんですが、
葉っぱの形にはいろいろ特徴があるんですね。
このヤブマメの葉の形は、八百屋さんで見かけた枝豆の葉に似ているかな?と思います。
ヤブマメというのは、大豆の原種と言われているツルマメに対して付けられた名だそうです。
ツルマメはちょっと開けた 日当たりのよいところ、
ヤブマメは、林のふちのちょっとやぶになったところ…。
よく見られる環境が名前の違いになっているのだそうです。
やぶでひっそり咲いていますし、花は地味なんですが このヤブマメ、
秋になってお豆が熟すと、ポンポンと音を立ててサヤがはじけて豆を飛ばすそうですよ。
カラスノエンドウも、実るとサヤをねじるようにして豆をはじき飛ばしていましたが、
ヤブマメもそんな風になるのかな?
秋にもう一度 見てみたくなりますね。
それから、地中にも閉鎖花(咲かない花)を付けて、豆を実らせちゃうと言う
とっても変わった性質の持ち主でもあるんですって。
普通のサヤには3〜5個の豆が入るのですが、
閉鎖花には花びらもないし、地中の豆は一つずつしか実らないそうです。
花が上手く受粉できなかった時の保険なのかな?
「備えあれば憂いなし」用心深いお豆さんですね。防災の日も間近です、見習わなくっちゃ♪
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