
チダケサシやシキンカラマツと同じあたりに咲いていたのですが、
これは 手元の図鑑には 載っていませんでした。
角張った茎やガク(萼)の様子が、いかにも シソ科っぽいのですが、
この2本 にゅっと伸びたおしべを持っている 花の写真は載っていなかったんです。
こんな時、頼りになるのはインターネットですよね。
他の植物の名前を調べていた時に、偶然でしたが、"2本おしべ にゅ〜"な写真を見つけました。
名前は ミヤマタムラソウ。
図鑑に寄れば、シソ科には"タムラソウ"と言う名に、春、夏、秋の季節をあらわす言葉の付いた花が
3種 有るそうです。
紀伊半島より西から四国、九州で、4〜6月に咲く、ハルノタムラソウ。
神奈川、東海、近畿地方で、6〜8月に咲く、ナツノタムラソウ。
本州、四国、九州、沖縄で、7〜11月に咲く アキノタムラソウの3種です。
それにこの、ミヤマ(深山)のタムラソウ…となると、それら全てのタムラソウの名のもとになった
"タムラソウ"って、どんな花なんだろうと思いませんか?
そこで図鑑の索引を引いてみると、有るには有ったんですよ。"タムラソウ"と言う草が。
でも、キク科のアザミの仲間でした。 どこも似てないの(^^A)。
図鑑にも『シソ科のタムラソウとも関連はなさそう』だと書いてありました。
まだまだ、謎が多いです。う〜ん、タムラソウ…どういう由来なんだろう。
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