2007年10月27日

シロザ

今日と明日は市民祭。年に一度、我が町が祭り囃子に包まれる日…ですのに、
10月も下旬になってから台風の襲来を受けています。
私は今日と明日、息子の通う中学校の模擬店の調理をお手伝いする予定でしたが、
今日は早めに終わって帰ってきました。

参加を見合わせる団体が相次ぎ、寂しいお祭になってしまいましたが、
明日は天候が回復することを願って、また、手伝いに行くつもりです。

息子は地域活動の一環で、子ども会の卒業生たちが主催する模擬店に参加。
雨で大変でしたが予定通り一日頑張ってきました。
明日も同じようにお店を開いて小さい子ども達の相手をする予定です。
頑張れ、お兄ちゃん(^^)

さて、撮り貯めた写真の記事、今日は ハコベと並ぶ雑草界の雄 シロザのご紹介です。

07_1027_siroza1.jpg

かなりの大都会でも、この草なら生えてますよね。私も子どもの頃から見慣れた草です。


春先に、わやわや生えた なんでもない どこにでもある ありふれた草。
てっぺんの若葉の付け根に
なんか白い色が付いているのが「シロザ」、赤い(濃いピンク)のが「アカザ」。
でも、そんなに蔓延るわけでもなく目立つ花が咲くのでもなく、
いつの間にか忘れちゃうような存在です。

シロザはアカザ科アカザ属、ユーラシア原産で古い時代に帰化したと見られている
0.6cm〜1.5mの一年草。
世界中の至るところに生える「雑草界の雄」なんですって。手元の図鑑に書いてありました。
でも私は、これを見るたびに母と祖母が「戦時中の物のない時代に食べた」と
繰り返していたのを思い出すんです。
図鑑によれば、ほうれん草もアカザ科の植物と言うことですし、
クセが無くて美味しいのかなとも思ったりします。



春先に見るときには10cmくらいの小さな草なんですが

07_1027_siroza2.jpg

…夏中かけてすくすく育って、思いがけないほど大きくなります。
草って言えば…人の腰くらいまでの大きさって言うイメージ無いですか?
でも、シロザは条件さえ許せば、人の背丈サイズくらいには育ちます。

暑い夏を経て、秋風立ってから再会するシロザは「木?」って思うほど大きさですよ。

07_1027_siroza3.jpg

これ↑は駐車場のフェンス沿いに育ったシロザです。人の背丈ほどではありませんが、
それでも、周りのツツジやアシビよりは背が高いですよ。



シロザの花期は秋。地味ですがこんな花が咲きます。

07_1027_siroza4.jpg

花びらなどはなく、おしべ、めしべと萼片のみのお花です。
この花が実を結んだ後の若い果実は 若葉と同様に食べられるそうです。
…というより、古代のヨーロッパの遺跡からは、
食用とするために栽培されていたらしく、シロザの種子がたくさん見つかるそうです。
小さなタネを取り出して食べていたそうです。今度どんなタネだか見てみようかしら。

07_1027_siroza5.jpg

でも…、図鑑を見ていて気になるのは、
『アカザはシロザの変種』とか、『シロザよりアカザの方が数が少ない』と書いてあるのに、
科名は『アカザ科』…なんですよね。

ちなみにアカザのところには、
『古い時代に中国から渡来し、食用に栽培されていたものが野生化したものともいわれている。』
…って書いてあるんですよ。
中国?ユーラシア大陸?古代ヨーロッパ?
かなり古い時代から、いろんな土地に生えて、食品として利用された来たようですね。




もう一つ、秋には紅葉します。
これは、ふたつ前の記事で触れた「穂になる 草の花」の生えている空き地。

07_1027_siroza6.jpg

ここに生えたシロザは すでに木?ですかくらいの大きなものです。
大きく開いた茎に色とりどりの葉っばが付いていて カラフルなオブジェのようになっています。

シロザはこの程度ですが、アカザは草全体がもっと真っ赤になります。
それもまたそれで奇麗なものですよね。

図鑑には『アカザの秋に枯れた茎は折れにくく、軽くて丈夫な杖を作る。』とも書いてあります。
へぇ〜、草から杖が出来るんだ。



ものすごく身近な、ありふれた草なんですが、図鑑には興味深い記述がいっぱいなシロザ。
今後も引き続き、観察してみましょうかね。(^^)




posted by はもよう at 23:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

アカザ、シロザは対のように思ってしまいます。食用になったというのは納得ですね・・・。
なお、大きくなっているのを良く追跡されまして、さすが、はもよう研究室です(笑い)。
Posted by nakamura at 2007年10月28日 22:05
nakamuraさん、こんばんは。
はい、アカザ、シロザは同じものの色違いのように思ってました、私も。
アカザはシロザの変種ですって。
良く見る雑草と思っていたら、古代人はこれを栽培して食用にしていたなんて
ほんとに、世の中には知って驚くことはまだまだたくさんありますねえ。

シロザやアカザって、大きくなると別の植物に見えますよねぇ。
その辺がとっても面白いです。
Posted by はもよう at 2007年10月28日 22:55
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