2007年10月10日

蝶2種

昔は今日、10月10日が体育の日でしたよね。どうもまだ慣れません。(^^;)
今日は中学生は中間テストの最終日、高校生はあと一日…という中途半端な日。
それでもわずかな隙をついて、
お気に入りの観察ポイント「北向きの斜面」へ行っては来たのですが、
どうやら、最近草刈り隊が通ったらしく、お目当てのものはほとんど見られませんでした。
それでもいくつかあった収穫は、おいおい写真を整理して、記事にしていきますね。

さて、秋風立って、目に付くようになったのは…
ツマグロヒョウモンという名のオレンジ色のチョウチョ…ある日のおさんぽで 
羽化したてに出会いました。

07_1010_tumaguro1.jpg

それから、力尽きて落ちる虫…ある日の雑木林の草の上に、黒地に白い模様にチョウチョが落ちていました。
今日の記事は、そんな2種類のチョウチョを見かけたときの話です。


夏に見るチョウチョは、黄色と黒のアゲハチョウとかモンシロチョウ…。
黒い大きなアゲハもたまには見かけました。多分、カラスアゲハやクロアゲハ。
それから、アオスジアゲハとジャコウアゲハは、小学生の時に授業の一環として
イモムシから羽化まで育て上げたわが子達にとって特別なチョウチョなので、
ひらひらっと飛んでいるのを見ると大騒ぎ、イモムシを見ると可愛い〜を連発です。

でも、秋になると馴染みのチョウチョたちは影を潜め、見慣れぬチョウチョが飛ぶようになりました。
それがツマグロヒョウモン。
元もと暖かい土地のチョウチョだったそうですが、気温の上昇、都会のヒートアイランド現象、
食草となるビオラやバンジーが都会の花だんに多いことなどから、
だんだん生息地を北上させているそうです。

オレンジ色にヒョウ柄、羽のすそ(つま:褄)の部分が黒いから
ツマグロヒョウモン(褄 黒 豹紋)です。
1枚目の写真の柄がオスで、メスはこっち↓

07_1010_tumaguro2.jpg

メスは遠くて上手く撮れなかったんですよね。
羽の上部も黒くって、黒い部分が多いので、自分としては「妻は黒いヒョウモン」と覚えています。

奇麗ですけどね。わたしなんかが住む街では、この子には寒くて暮らせない…くらいにならないと。

07_1010_tumaguro3.jpg



さて、ところで先日、お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」で、
ここでは初めて、この子を見ちゃったんですよね。それも、草の葉の下で。

07_1010_tumaguro4.jpg

な〜にやってんの〜?って覗いても逃げないの。あれ?っとかがんでよく見たら…

07_1010_tumaguro5.jpg

なに?これって羽化?  
ツマグロヒョウモンの幼虫は、スミレの仲間の葉を食べます。
今までなじんできた ナミアゲハやアオスジアゲハは木の葉を食べるから、
木の枝につかまっての羽化は見慣れていたけれど、そうか、ツマグロヒョウモンは
こんな低い位置で羽化するんだ。へぇ〜っとまた感心して、もう一枚。

07_1010_tumaguro6.jpg

ね、地味な蛹の殻につかまって… …そうか、羽が伸びきるまで動けないんだ。
私みたいな、でっかい生き物ににらまれて、生きた心地がしなかったでしょうね。
鳥さんたちに見つかってもいけません。
そうっとその場を離れちゃったから、羽が開くのを見届けていないのですが、
どっちだったのかな〜?

web検索してみたら、幼虫は3cmくらいと小柄ながら、黒地に赤い線の入った
トゲだらけのイモムシでした。う〜ん、刺さないし毒もないそうだけど、気をつけよう。




羽化して飛び立つチョウチョもあれば、力尽きて一生を終えるチョウチョもある…。
いつもおさんぽしている公園のどんぐりの木の下に落ちていたのはこんなチョウチョ。

07_1010_gomadara1.jpg

黒地に白い点々模様…   早速、図鑑をめくります。

あれ?これって、ゴマダラチョウ(胡麻 斑 蝶)じゃありませんか。
樹液に集まるチョウチョですよ。あの国蝶、オオムラサキの近縁なんですって。

裏側の…

07_1010_gomadara2.jpg

ミカン色でくるくるの ゼンマイみたいなお口がポイントです。

生きているうちに…会いたかったなぁ。
ずいぶん前に見かけたきり、飛んでる姿は見ていなかったのですが、
でも、居たんだ。よかった。

ゴマダラチョウの幼虫は エノキの葉を食べます。
秋生まれの幼虫は、幼虫のまま 落ち葉の下で冬越しをするのですが、
公園の雑木林だと 落ち葉は片付けられてしまうんですよねぇ。
虫食い後のあるエノキを見るたび、探してみたけれど、
幼虫を見かけたことはありませんでした。でもどこかで成長していたんですね。

もう一度会いたいと思っていたのだけれど、これで希望がもてました。
また来年も 根気よく探してみよう。

最近、ツマグロヒョウモンのように、
南方系の新顔さんがゴマダラチョウの世界でも幅をきかせ始めています。
新顔さんには羽のすそに赤い模様がありますが、日本にずっと前から居た
ゴマダラチョウは、あくまでもモノトーン。お口のミカン色だけがポイントです。



ブログ内関連ページ:
2007/ 9/19付 「ちょうちょ、ちょうちょ」 小型のチョウチョ



posted by はもよう at 17:27| Comment(6) | TrackBack(1) | 身近な生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
落葉や背の低い草で幼虫時代を過ごす虫にとっては、
落葉掻きや草刈りは生存を脅かす行為なのですね。
当地でもゴマダラチョウの数が減っているような気がします。
ですから、たまに姿を見ると思わず「よかったな」と喜んでしまいます。
そんな記事をTBしました。

南方系の新顔さん、6日にハイキングした青梅線「宮野平」駅北方の山中で飛んでいるのを目撃しました。
奥武蔵地方に生息域を広げるのは時間の問題のようですよ。

「妻は黒いヒョウモン」御蔭様ですぐに雌雄を識別できるようになりました。
Posted by ひろし at 2007年10月10日 21:25
はもようさん、おはようございます。
わたしも、オレンジ色の蝶なんて、
小さいとき見た記憶がありません。
やはり、温暖化の影響なのでしょうか。
はっきりと現れてきているということは、
目に見えていないところでは
もっといろんなことが起こっているのかも。
考えると恐ろしい気がします。
何かしなくてはと思うのですが、
身の回りのことからしか、
わたしたちにはできませんよね。
でも、できるだけがんばろう。

昨日、ウメバチソウの様子を見に行ってきました。
大丈夫かなぁ〜
今年も見ることができるかなぁ〜って
でも、小さな蕾がたくさんできていました。
ひと安心。
ただ、アキノキリンソウがいっぱい咲いていたところに、
パラパラとセイタカアワダチソウがありました。
負けちゃわないで、アキノキリンソウ!
って、
思わず、声をかけてしまいました・・
Posted by ブリ at 2007年10月11日 07:54
ひろしさん、こんばんは。TBありがとうございました。

そうですね、地面のすぐそばで羽化しているのを実際に見て、
危なっかしい暮らしだなって思いました。
でも、ツマグロヒョウモンの個体数は増えまくりですから、
端で見るよりちゃんと切り抜けているんですね、きっと。

ゴマダラの記事のTBありがとうございます。
そうそう、この記事を見て、南方系の新顔さんに増えて欲しくないなと思いました。
うわぁ、青梅線「宮野平」駅の駅の近くにいたんですか?
困ったなぁ。
がんばれ、モノトーンのゴマダラチョウ。
Posted by はもよう at 2007年10月11日 20:55
ブリさん、こんばんは。
オレンジ色のチョウチョは今までも結構居たんですよ。
昆虫図鑑にもたくさん出ています。
でも、我が家のあるような街中で出会うことはそんなに多くなかったのですが、
この頃はとにかく、このツマグロヒョウモンが増えまくりです。

ブリさんのお家の方は別の蝶々が飛んでそうですけど…、どうかな?

はい、温暖化防止には小さな事からコツコツとですよ。(^^)頑張りましょう。

ウメバチソウに会えたんですね。よかった。
寒い環境が好きなお花には、会えなくなりゃしないかと心配になりますよね。
アキノキリンソウがセイタカアワダチソウに取って代わられちゃぁ嫌ですよね。
頑張れ、アキノキリンソウ。
Posted by はもよう at 2007年10月11日 21:03
ゴマダラチョウ、私も9月2日に撮りました。
http://konton.10.dtiblog.com/blog-entry-45.html

同じ場所でアカボシゴマダラも見ています。

幼虫は去年の9月に出勤途中に、人家の生垣で見ました。どっちの幼虫かわからないんですけどね。
Posted by 混沌 at 2007年10月17日 00:39
混沌さん、こんばんは。お久しぶりです。

ゴマダラチョウ…ああ、撮っていらっしゃいましたよね。
でもアサギマダラの方がもっとびっくりしましたけど…(^^A)

アカボシさんも見ちゃったんですね。
アカボシさんの幼虫は、ちょっと意地悪でやな感じです。
頑張れ ゴマダラ!つい応援したくなります。
ま、当人(?)には関係ないことですが…。
Posted by はもよう at 2007年10月18日 00:16
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Weblog: 舞岡公園の自然
Tracked: 2007-10-10 21:15
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