でも、息子達のチームは早々に負けちゃって、今日は早く帰って自宅学習ですって…。
ちゃんと勉強しろよ。
昨日から、ちゃんとウォーキングして 体調管理だのダイエットだのに役立てようと思ったのに、
今日は仕方なくお留守番。お昼も食べさせなくちゃだし…ぶつぶつ…。
そんなこんなで今日の写真は、昨日、近所の公園で見てきた地味な木の花の写真です。

地味ですが、味があって大好きな木。公園や街路樹として良く植えられているアキニレです。
ご存じないですかねぇ、アキニレ。
ニレ科ニレ属。山野に生え、大きいものは高さ15mほどにもなる落葉高木です。
別名はシゲヤキ、カワラゲヤキ。
ニレ科のニレ(楡)英語でエルム(elm)と言えば、一般にはハルニレのことをさすのだそうですが、
ハルニレは、図鑑の写真を見ると堂々とした大木で、なんとも荘厳で神秘的な姿で、
一度 この目で見てみたい!(’’*) と思うような 素敵な木なんですよ。
でも、分布を見ると北の方に偏っています。我が家の周りにはありそうも無いんです。
いつかは…と心に留めておく憧れの木のひとつでした。
それとは別に、近所の空き地に、勝手に生えて来ちゃったような木が数本有りまして…
少しずつ調べていくうち、これはエノキ、これはクワとだんだん正体がわかってくるのですが、
中に一本、どうしても名前の解らない木があったんですよ。
素人の哀しさで、葉の特徴も幹の特徴もつかみきれない漠然とした木。
花も実もどんな物が付くのか良くわかない。どうしても手がかりを見つけられないまま、
ずっと正体不明だったのが、後に、アキニレだと解ったんです。

嬉しかったですよぉ。
だって、秋と春とで違うとはいえ、憧れの木に似た木が身近にあったんですから。
その木になんとなく親しみを感じて、前を通るたびに注意するようになりました。
見慣れてくると不思議なもので、同じ木があっちにもこっちにも生えていることが解り、
数年後、いつもおさんぽしている公園にも、植栽されているのを見つけました。
道ばただと、なかなか観察もしにくいですからね。公園にあってくれて、万々歳です。
ますます、注目の木となりました。
花や実が目立たなかったのも道理、アキニレは、花から実までの期間がものすごく短いんです。
秋に花を咲かせ、実を結ぶまでわずか一月ほど、しかも実は、実の概念とはほど遠い姿。
上↑の写真、実がいっぱい付いているのですよ。ほら、葉の付け根の小さいきみどり色の物、
アレが実です。種の周りに翼の付いた、翼果と呼ばれるタイプの実です。
知らなければ実とは思わずに見過ごしてしまいましよね、しかも、緑だなんて…。(−−;)
あっという間に咲いて 実って、紅葉して、それから実も葉もみんな散らしてしまうので、
うかうかしていると見逃してしまうわけです。ええ、見逃しまくりましたとも。(泣き)
今回やっと、お花の画像ゲットです。(^^) はい、花盛りの枝です。

へぇ〜、こんなだったんだ。しげしげ
見えますか?小さくてよく見えませんよね。では、オレンジの丸で囲んだ部分を拡大します。

う〜ん、花びらの無い 実用本位なお姿。あ、でも、ミツバチさんが来てましたよ。
蜜は出るのかな?
ぴょんと飛び出ているのは ヤク(葯)みたいですよね。
毛深くてモールみたいなのは何かしら?
別の枝を見てみましょう。

あ、毛深いモールのような物が 飛びだしているお花がありますね。
拡大してみましょう。

うひゃっ、可愛い。オレンジの矢印のところ。ほら、くるんと丸まっています。
下のきみどりの部分は大きくなった実の色と同じですから、これがめばなの柱頭かしら?
…と思いつつ、他の写真を見ていたら、こんなのみっけ♪

出来かけの実です。
こっちのオレンジ矢印のところには、まだ モールのような物の白い毛が残っています。
へぇ〜、くるりんしていたのが だんだん伸びて 左右くっついて完成形になるんだ。
すごい。(◎◎;)へぇ〜。
アキニレは素敵な木です。
web日記の頃は
2003/10/26に 若い実の様子を、2003/12/31には 枝に残る薄黄色の実を
2004/11/15には、紅葉と 色付いた実の様子を ご紹介していますが、
ブログに移行してからは取り上げていませんでしたね。
この秋は出来るだけ写真に撮るように心がけることにしましょう。
秋が深まったらどんな姿になるのか、先に知っておきたい方は、
トップ 右→サイドメニューの「公園おさんぽ日記」表紙…から 見に行かれますよ。
写真だけのページもありますからお手軽です。(^^)