わぁいと喜んで写真に撮ったは良いのですが…あれれ?何だかお山の花と葉っぱが違います。
これでもほんとに…オトコエシ?
お山の1種と「北向きの斜面」の3種類。合わせて4種類のオトコエシの葉を、見比べてみました。
どなたか…詳しい方、教えてください。これ、どこまでがオトコエシですか?

まずは基本のお山で見てきたオトコエシ。
オトコエシはオミナエシ科オミナエシ属、日当たりの良い山野に普通に見られる高さ0.6〜1mの多年草。
秋の七草として有名なオミナエシ(女郎花)より強くて丈夫そうなので「男」の字を付け
「男郎花」と呼ばれるようになったそうです。
いけておくと花びんの水が臭くなることから漢名は「敗醤:はいしょう」。
毎年、キャンプしに行った高原で、このお花に会っています。
緑の葉に 白い小花が爽やかな印象で、毎年毎年、花の写真だけは撮ってきますが、
葉っぱに注目したことはありませんでした。
図鑑の説明によれば、オトコエシの葉は
『長さ3〜15cm。多くは羽状に分裂し、裂片は卵状長楕円形で頂裂片が最も大きい。』とか、
『葉は卵形か羽状に切れ込み、鋸歯がある。』などと説明されています。
1枚目の写真の葉の部分を拡大してみると…確かに3つくらいに分裂しています。

次の写真には葉のギザギザが写っています。

今回、「北向きの斜面」で出会った花はこんな風。

お花は図鑑のオトコエシの花にそっくりです。

でも葉っぱには切れ込みは無し。隣の花なんて花付きが悪くて違う植物のようです。

数歩先に、もっと↓花付きの少ない株がありました。

最初の一株目がこれっだったら、絶対にオトコエシだなんて名前は思いつかなかったでしょうね。
それでもお花を拡大してみると

そっくりです。あれれ? で、葉っぱは、

似てると言えば似ている。葉っぱには切れ込みは無いけれど、ギザギザ(鋸歯)は有り。
両側にちょこんと付いているのって…羽状に切れ込んだ残りの部分?それとも托葉?
どこで見分けるのでしょうね。(’’?)
少し離れて、こちらは斜面から 道ひとつ隔てた駐車場の花。

大きく茎を開いて、白い小花を沢山つけているのですが、葉っぱが、今までで一番 違います。

お花はやっぱりそっくりなんですけれどね。
葉っぱはこんな風。とうとうギザギザ(鋸歯)まで無くなっちゃってます。

それでも、葉の両脇におまけみたいなちっちゃい葉っぱは付いているんですよね。
いつもお世話になっている 白岩先生の植物教室の記事
「オミナエシ・オトコエシ」を見て、お勉強してみたのですが、ちょっと…(^^A)よく解りませんでした。
ただ、オトコエシという植物は、芽生えたての葉っぱは はっきりと羽状に切れ込んでいるけれど、
だんだん茎が伸びてきて、上の方に付く葉っぱになるほど切れ込みの数が減っていくんです。
先生が紹介してくださっている芽生えたての写真など、違う植物のものじゃないかと思うほどでした。
う〜ん、オトコエシ。お山でしか会えなかったときには 気付かなかったけれど、
案外、面白いヤツなのかもしれません。
ちなみに、そっくりさんの黄色いオミナエシは、そんなに葉の変化がみられません。
お山のも、街の花だんのも、同じように羽状に切れ込んだ葉っぱです。不思議ですねぇ。
でも、もしも、これがみんな オトコエシだとしたら、
実の季節には真っ白な翼の付いたぺらぺらな実がびっしり付くんはずなんですよ。
それはそれで、とっても奇麗なので いつか見てみたいと思っていたものです。
後でまた、今回写真に撮った株を見てこようと思います。
で、実で確認が取れたら、来年は葉の変化を追いかけることも出来ますし♪
楽しみがまた一つ増えました。
また行かなくっちゃ、お気に入り観察スポット♪「隣町の公園」と「裏の北向きの斜面」。
変化した標本がいくつもが集まったものですね。
追っかけ記事、楽しみにしてまーす。
「微に入り細を穿った」というよりは…
迷い道に迷い込んで、どれが手がかりだか訳がわかんなくて困っているというのが実情です。
とりあえず、疑問はまず、自分で解消しようとしてみつつ、
あわよくば…も狙ってみたい。誰か教えてくれるかな?(^^A)
とりあえず、オトコエシの白くて薄っぺらい実が見られると良いな〜と思っています。