特に夜は、暖かくしてお休み下さいね。
さて、お気に入りの観察スポット「隣町の公園裏の北向きの斜面」レポートの第3弾です。
とうとう見つけました。ヒメジソ発見です。
いろんな人を悩ませているそっくりさん、イヌコウジュと比較しながらご紹介します。

これが今回見つけたヒメジソです。
図鑑で見た写真ほどは、イヌコウジュとの違いがはっきりしないお姿です。
ヒメジソとイヌコウジュ、同じシソ科イヌコウジュ属の一年草。
web検索すると、その見分けポイントの説明と共に、見分けにくいと悩む記事が
沢山ヒットします。
今回の「北向きの斜面」では ならんで咲いているのに出会いました。
まさに 願ってもない大チャンス。

右側にすらりと一本たっているのがヒメジソです。こんな風にずっと咲いていたろうに…
私ったら、全然気がつきませんでした。
左の方に何本も生えているのが↓イヌコウジュです。

すでに9/17の記事でご紹介していますし、その前にも何度も出会って、何度も記事にしている、
お気に入りの野草です。
見てすぐに、あっ、イヌコウジュじゃない って思ったんですよね。
一番のポイントは葉っぱ。↓これがヒメジソだと思った方です。

すんなり細くて、先が尖っていて、ギザギザ(鋸歯)がはっきりしていて、数が少ない。
お花に近い上の方の葉っぱで比べても、小さい葉っぱでは解りにくいこともあります。
でも、下の方の大きい葉っぱのギザギザ(鋸歯)まで6個以下でしたら、
これはかなり有力な証拠になります。
ちなみにイヌコウジュの葉っぱは↓こんな風。

並べてみると解りますでしょうか、イヌコウジュの葉は、独特なきみどり色で、
丸みがあり、葉の周囲のギザギザ(鋸歯)は浅くて数が多いんです。
ついでに、茎やガク(萼)、葉のふちなどに赤みがさしやすいのもポイント。
全体を見たときに何となく、色合いが違うんですよ。
次はガク(萼)。こちら↓がヒメジソだと思った方です。

ガクの切れ込みがとがらず、特に上の3つのうち、真ん中のギザギザがちょっと低いくらいなのが
ヒメジソの特徴です。
ガク(萼)や茎に赤みが無く、毛深くもないのも重要な手がかりです。
比べてみますか? はい、これ↓がイヌコウジュです。

赤いですねぇ〜。毛深いですねぇ〜。そして、とがってますねぇ〜。
ね、これでもう、悩まないでしょう?
(まぁ、図鑑にはヒメジソそっくりで毛深い「シラゲヒメジソ」という種類も載っていましたが、
そちらは茎の白くて長い毛が目立ちますのですぐに解ると思います。)
葉を揉むと良い香りがするのはイヌコウジュ、ヒメジソの香りは薄いそうです。
はい、試してみました。
ヒメジソだと思った方の葉に香りは ほとんどありませんでした。
これだけ揃えば間違いありませんね。それにしても、2種並んで生えているなんて
本当にラツキーでした。
これからは、ちゃんとイヌコウジュとヒメジソの両方を見つけて観察しなくっちゃ。
「北向きの斜面」でのお楽しみがまた増えました。(^^)
ブログ内関連ページ:
2007/ 9/11付 「イヌコウジュ」 近所の公園の花
2006/11/22付 「草もみじ」 花後の萼
2006/ 9/28付 「北向き斜面の秋の花」 再会
2005/11/21付 「11月のイヌコウジュ」 花後の萼
2005/10/ 4付 「イヌコウジュ」 詳しい説明
ヒメジソとイヌコウジュを並べて比較する企画は暖めてあったのですが、説明文を書く自信が持てず「写真で勝負」する写真を撮り直そう、としているうちに時間が経ってしまっていました。
えっ?準備中だったんですか?
私もずっと探していたので、見つけたのが嬉しくて大急ぎで記事にしちゃいました。(^^;)
でも、ひろしさんのヒメジソとイヌコウジュの写真も見たいです。
是非、記事にして下さいね。よろしくお願いします。
シソ科っぽい花を見つけると葉を揉むのですが、匂いのしないのもあるのですね。
先日も匂いのしない花に出会ったのですが、ヒメジソだったのでしょうか。
はもようさんの記事を参考にまた探してきます。
私はずっと、葉に触ったり、ちぎって匂いを嗅いでくるのを忘れがちで後悔してばかりでした。
今回はうまい具合に思い出せて嗅ぎ比べてみることが出来ました。
他の葉のことまでは言えませんが、
イヌコウジュは強い香りがして、ヒメジソはほとんど匂いませんでした。
シソ科はそっくりさんだらけですが、見分けポイントを覚えておいて、
全部確認できると達成感が味わえて楽しいです。
ゲーム感覚でtryしてみるのはいかがでしょうか。(^^)
ヒメジソらしきものをエントリーしましたので、ご教授を・・・。07/10/1(月)。
ヒメジソらしきお花♪うかがって見せていただきました。
う〜ん、解りません。誰か詳しい方の解説を待ちましょう。
ヒメジソとイヌコウジュの記事、
ありがとうございます。
先日のわからなかったお花ですが、
今日、やっと見に行くことができました。
この前は蕾がまだ小さく、葉もつるつるしていたのですが、
今朝見ると、イヌコウジュになっていました・・おそらく。
あのとんがったガクがありましたので、
そうだとおもいます。
近日中にアップしたいのですが・・
匂いをかいできませんでしたよぉ〜
コメントありがとうございました。
へぇ、今朝見るとイヌコウジュって…そうだったんだ。
草って、つぼみのうちと花が開いてからでは姿が変わるものがありますものね。
匂いを嗅いでこなかったのは残念でしたね。
爽やかな良い匂いでしたよ。今度は是非お試し下さい。(^^)
前から考えていながら、結局やっつけ仕事になってしまいました。そこで安易にも、はもようさんのこの記事へ誘う紹介もしてしまいました。お許しのほどを。
TBもさせていただきました。
早速、見せていただきました。(^^)
「やっつけ」とか「安易」とかおっしゃいますが、どうしてどうして、素敵な写真の記事でした。
記事内でのご紹介にもあずかり、ありがとうございました。
また何かありましたら、よろしくお願いします。(^^)
はもようさんの記事を読んでいて去年ヒメジソだと思ってUPした花(毛深くはないけどガクや茎に赤みがさしている)がイヌコウジュの間違いだったのでは?思えてきました^^;
花の名前を知るにはもっとよく観察しないとダメだな〜って痛感です。
またお邪魔したいと思うのでリンクさせて頂いても宜しいでしょうか?
素敵なブログですね。早速、見せていただきました。
で、問題のヒメジソですが…また難しいのを撮られましたねぇ〜。
私には荷が重すぎるようですが、色合いはまさにイヌコウジュですね。
でも、1枚目のほとんど毛深くないお花は、
ひろしさんのところに出ていたヒメジソの写真そっくりですし、
萼も、真ん中が少し低いように見えます。
2枚目の葉っぱのギザギザはかなり、ヒメジソっぽいですよね。
ギザギザもさることながら葉の先のとがりっぷりがヒメジソっぽいです。
難しいですねぇ。こういうの見ているとホントに、
交雑種とか中間種とか無いよねと確認したくなりますね。
でも、こうして悩むのもまた、楽しみの一部と考えているので、何ら問題有りません。(^^)
よかったらまた見に行って、何か解ったら教えてください。
リンクの方はいつでもどうぞ。 (^^)ノ
素人丸出しでなんのお役にも立ちそうもありませんが、よかったらまた見てやってくださいませ。
いろいろとどうもありがとうございました。
なんだかすっきりして今夜はぐっすり眠れそうです(^o^)/