上野の国立科学博物館へ「インカ・マヤ・アステカ展」を見に行ってきました。
私は、中学生の頃から古代文明の展覧会を見るのが好きなんですよ。
そうしたら、母も見たいと思っていたんですって♪早速、誘っちゃいました。(^^)
で、この分野は、解らないことだらけで、昔は宇宙人の仕業だとか言ったものですが、
ここ何年かで研究が進んで、ずいぶんいろんな事が解るようになったんですよ。
次々に新しいことが発表されて、今、面白くって仕方ないところです。
ちょうど良い具合に涼しくて、工夫の効いた解りやすい展示を楽しんできました。
さて、今日の記事は簡単に、月曜日に見てきた近所のアオギリのことなどを記録しておきます。

こちらが、今までずっと見あげてきたアオギリの木です。もうすっかり 実が開いてます。
枝先の実、みんな茶色っぽくなっちゃって、すっかり秋景色ですね。
指のようだったり、豆のサヤのようだったり、袋のようだったりしていたのは
ついこの間のことなのに、何だかもう、紅葉した葉っぱのように見えます。

不思議〜。
真下からのぞき込んでみました。

おお、5つの袋果が向きあって付いたまま、開いているのがよく解ります。
開いた袋果のふちには、お豆のようなタネが1〜2個ずつ付いています。

あーぁ、すっかりしなびちゃって、シワシワ。
豆のサヤのようになった袋果が開くところが見てみたかったから、とっても残念です。
でも、この日、素敵な拾いものをしました。
それがこれ♪

枯れ葉と葉脈だけが残った…多分、去年の実のサヤと…多分、今年のタネです。
あんまり自信ありませんが。
まさに、葉脈ですよねぇ。なんて綺麗なんでしょう。

実のサヤとタネは、別の場所に落ちていて、どこから来たのかも解りません。
枝にしがみついていたのか、草むらに落ちていたのか…
台風の強い風がどこかから運んできたようです。
外は風が強かったので、家に持ち帰ってから写真に撮りました。
葉っぱみたいなんだから、葉脈標本のようになっても不思議はないんじゃない?と
思われるかもしれませんが、この部分、元はめしべの下の部分だったんですよ。
ほとんどめしべの軸のように見えていたのが、受粉と共に育って育って…
ここまで来たんです。ね、不思議でしょう?

本当に細かい葉脈です。
めしべは葉っぱから変化したもの…という説の有力な物証とされているそうです。

実のサヤの付け根部分とシワシワのタネです。黄金の細工物のようです。
で、現物は、母にあげてしまいました。
近所にはアオギリの木があるんですもの、また手に入るかもしれませんからね。
ブログを見に来て下さったみなさんは、こんなちっちゃな写真ですが、
自然の造形の妙に、しばし見とれてみて下さいね〜。(^^)
さ、働こぉ。
ブログ内関連ページ:
アオギリ
2007/ 8/31付 「アオギリの実」 出先で見た実の様子
2007/ 8/ 4付 「5個の分果」
2007/ 7/20付 「アオギリ・受粉済みのめばな」
2007/ 7/11付 「アオギリ開花」 おばなとめばな
2007/ 7/ 3付 「アカメガシワなど…」 つぼみ
2007/ 1/25付 「冬のアオギリ」 冬芽
2006/ 6/24付 「初夏の実りなど」 アオギリのつぼみ
2006/ 5/18付 「あの木のその後」 新芽を開くアオギリ
2006/ 5/ 6付 「4月に出会った木の芽」
2006/ 3/14付 「身近な木の芽 その5」 冬芽の様子
2005/11/11付 「アオギリの実」 詳しい説明
参考ページ
「白岩先生の植物教室」 四季に生きる草木と昆虫
表紙
「アオギリ」
◎見てびっくりのアオギリの実り方。是非一度ご覧下さい。
ミズアオイ先生の「石川の植物」
表紙
「取材日誌 2004年版」
◎2004/7/11に おしべの葯の様子、2004/7/17に 若い実の様子が載っています。
盛りだくさんなので 見るのはちょっと大変かもしれませんが、とっても面白いです。
「岡山理科大学 総合情報学部 生物地球システム学科 植物生態研究室(波田研)のホームページ 」
表紙
アオギリ
花と果実
◎こちらもいつもお世話になっている波田教授のページです。
わたしもあのあたりの文明にとても興味があります。
N○Kなどで、特集があると
真剣に見てしまいます。
このほかにも、
ナスカの地上絵をはじめてみたときは(テレビでですよ!)
もう感動しましたね。
最近は有名になりすぎたのと、
解明されすぎたので、少し夢が・・・
でも、そのかわりといってはなんですが、
つぎつぎといろんな場所の発見や
文明の新説が発表され、
そのたびにまたワクワクします。←単純!
アオギリの葉脈、きれいですねぇ〜
葉っぱが虫に食べられて
葉脈だけになっているのもきれいでよく撮りますが、
これは、芸術品ですね。
お部屋のインテリアに使えそうな勢いです!
あら、ブリさんもお好きですか?マヤだの、インカだの…。(^^)
会場も、沢山のご婦人でにぎわっていましたよ。
子どもの頃には、まだ研究が進んでなくて、謎だらけだったことが
だんだん解ってくるのって楽しいですよね。
あと、このあたりの人たちの作るもののデザインも好きなんです。
ナスカの地地上絵とかも♪
元はアジアから渡っていったモンゴロイドですから、
何かしら遠くで通じるものがあるのかもしれません。
アオギリの実のサヤ、奇麗でしょう?
どうして今になって落ちていたのかは解らないのですが、
飾ると多分奇麗だろうと思って、母にあげちゃいました。
自然のものって、時々、目を見張るような素敵なデザインのものがありますよねぇ。
中南米の文明は興味ありますね・・・。
一度行ってみたいものですが・・・。
アオギリはちゃんと見てみたいです。結構あるのですが、なかなか・・・(笑い)。
あら、ご興味がお有りですか?中南米の古代文明に♪
一度行ってみたいは…現地?かしら。
私も行ってみたいですが、ちょっと遠いかな。
上野の展覧会の方は、解りやすいように沢山の工夫がされていて、
今まで見た中で、1番面白かったです。
会場の国立科学博物館は新館のリニューアルが完成して、
新しい時代の博物館としても、とっても見ごたえのあるものになりましたよ。
地球の裏側よりは近いですから、一度足をお運びになるのも一興かと(^^)
アオギリは逃げませんから、また、そのうち機会があったら見あげてみてください。
なかなか、面白いヤツです。
近所のもときどき見に行って観察したいと思います。
はい、葉脈だけ残してすけすけになってました。
ここまで見事に透けたのを見たのは初めてでした。
お近くの木にもありますかね?
おーちゃんさんのアオギリの実の写真も素敵でした。(^^)