吹き返しの風がまだ残りながらも、我が家の上空には青空ものぞくようになりました。
周囲に山も川も海もない我が家では 鉢の受け皿にあふれるほど雨水がたまったくらいで、
何事もなかったのですが、かなり大きな台風でしたから、各地で被害が出てしまったようです。
この後の注意点をテレビがしきりに繰り返しています。
どうかお気をつけて、後片づけなどでもお怪我の無いようになさってくださいね。
さてさて、嵐の前の昨日、おさんぽして見つけてきたお花をご紹介です。

マメ科コマツナギ属のコマツナギ。嵐にもまれる前の可憐な姿です。
ここにコマツナギがあると気付いたことは、2年前の9/24の記事でご紹介しました。
しばらく見に行ってないなぁと思って訪ねてみたのが、今回、川の方まで行ってみることにした
一番の理由でした。
春の終わりに見たときにはなんの気配もなかったのに、お花の時期になればちゃんと会えるんですねぇ。
可憐なマメ科のピンクのお花です。久しぶり〜、元気だった?(^^)ノ

ついついアップにしちゃいますし、大きい写真だと大きいお花のように思われちゃうかもしれませんが、
実はとっても小さなお花です。三角形に立ち上がる花の穂は、4cm〜10cmほど。
ひとつのお花は4〜5mmで、春先に沢山見かけたカラスノエンドウの半分くらい。
ハギのお花よりは一回り小さいんじゃないかなと言う程度です。

大きさにこだわるのは、最近、郊外やお山の道路脇の斜面に、外国産のコマツナギの仲間のタネを
吹き付ける工事がしばしば行われて、とっても大きなコマツナギがあちこちで見られているからです。
ブログ巡りをしていると大きな外国産の株を、日本古来の野草「コマツナギ」ですって紹介している方も多く見受けられます。
茎は細いが根が丈夫で馬(駒)でもつなげるコマツナギ…っていう名前の由来の説明にも、
がっちり合っちゃう たくましい外国産のコマツナギ。

それには反して、例えば 私が見つけたコマツナギは見るからに か細いです。
馬(駒)をつないでみようって言う発想自体わかない か細さ。
ついでに、
マメ科の葉っぱなら、馬の大好物だから、つないでいるうちに食べちゃうんじゃないかなぁ
…というつぶやきも、どこかのブログで拝見しました。
もしかしたら、もっともっと大きな株になれば、つなぐ気にもなるのかな?
とりあえず、私が知っている株は、とってもか細くて可憐です。

お花はマメ科特有の蝶形花。下から咲き上がっていくそうです。

上の花びら(旗弁)と下の花びら(翼弁・竜骨弁)とでは 色の濃さが違うんですね。

こっちの薄色の花には、虫さんが来てました。
もしもーし、蜜はこちらですかー? アリさん…かな?
ほかには小さなヤマトシジミも飛んできていました。
ミヤマシジミって言う 雄の羽がとっても青くてきれいなチョウチョの食草なんですけど、
残念、飛んでいたのはお隣さんのカタバミの葉っぱねらいのヤマトシジミのカップルでした。
実ると長細くて黒い お豆のサヤになります。
この時期、マメ科の草のお花があちこちで咲くんですけれど、
これは特別 好きな花のひとつです。コマツナギ、今年も会えて嬉しいです。(^^)
いつまでも、そこで咲いててね。
ブログ内関連ページ
2005/ 9/24付 コマツナギ
20周年おめでとうございます。我が家は再来年40周年です。
外国産のコマツナギと並んで見られれば、違いがわかるのでしょうね。
20周年ですか、わが子に「仲のよい家族だね」と言われたら嬉しいでしょうね。
我家は34.5周年、子供達は独立しましたが「仲良い」家族を続けていきたいものです。
コマツナギ、斜面の緑化に多用されています。根付きが良く、丈夫なのが人気のようです。同じような種類にヤマハギがあります。
日本のコマツナギは奥に入らないと大きいのは見られないかも・・・(笑い)。
なお、何周年なんて、わすれました!(笑い)。
そうですね、コマツナギはあんまりあちこちには無いみたい。
で、やっと見つかったと思ったら、外国産だったりなんかしてね…。
ねぇ、か細くて お馬さんはつなげそうもないですよねぇ。(−”−)
再来年40周年ですか。(^^*)それも素敵なことですね。
お祝いは何かな。(^^)〜♪
「純正」かぁ…。
お山の方へ行っても、結構、よその国の植物がある。
それは緑化工事として 斜面にタネを吹き付けるからと聞いて
ちょっと残念に思ったんですよね。
その辺にある草の種じゃダメなのかな?
よその国の植物に置き換えちゃって大丈夫なのかな?って。
はい、我が家はみんな、もめ事が嫌いなので仲良くやってます。
良いのかなと思うこともないじゃないのですが、
まぁ、これが我が家流って事で。(^^;)
ご夫婦連名のHPをお持ちのひろしさんちは、素敵なお手本ですわ。
いつまでも仲良く♪お願いしますね。(^^)
はい、緑化工事で無粋なコンクリやネットの代わりに植物を利用するようになりましたって
聞いたときには、素敵な技術だと思ったのですが、その植物が安く手に入る外国産の種だったらしくて、
問題になったんですよ。その後、改善されていると良いんですけど…。
ヤマハギも利用されるんですね。
ああ、そういえば近所のお山で見たことがあります、ヤマハギでいっぱいの斜面。
そっか…、そういうことだったんだ♪
図鑑の写真のコマツナギは河原で蔓延った株らしいんですけど、
すっこく立派でした。どこかで会えると良いな。
何周年か忘れたなんて、お幸せな証拠ですよ。(^^*)