娘は、課題がやっと終わって、お友達と遊びに行きました。楽しんでこられると良いな。
息子もやっと読書感想文が書き終わりました。みんなの宿題が終わったから、
私も負けずに終わらせておこっ…と(^^)

戸隠で見てきた野草の最終回は、少し華やかなお花たちを集めてみました。
まずは、またまた、お気に入りの 戸隠で見たミゾソバから。
8/18の「キャンプ報告その4」でも触れましたが、お山で見るミゾソバは
近所で見るミゾソバと少し様子が違うんですよね。
葉っぱは 同じような牛のおでこの形なんですが…

お花の
ひとかたまりに咲く数が少なくて、お花ひとつひとつが細長いような気がするんです。

図鑑に出ている ミゾソバのお仲間は、
ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミともども、お会いしているのでわかりますが、違いますよねぇ。
「山に咲く花」の図鑑に載っているのは、「ミヤマタニソバ」。
でもね…花の色は白だって書いてあるし、図鑑の写真はこの花よりももっと花付きがまばらです。
それに葉っぱは三角で、牛のおでこ形ではありません。
…ミゾソバですよねぇ…。自分の家の近くで見るのとは、少し様子が違うけど。
きっと、お蕎麦の名産地だから、ミゾソバも特別なんですよ。(何の根拠もないけど。)
すんなりしてスタイルの良い 戸隠美人のミゾソバさんです。
風にゆれて写しにくいけど、お気に入りです。
毎度毎度、写しているのはツリフネソウ。
でも何だか、今回は葉っぱのギザギザがすごいなと思って撮りました。

前回ご紹介のキツリフネと同様、湿った場所が好きなお花です。
何でかなぁ。
キツリフネは前からばっかり撮っちゃって、ツリフネソウは横顔ばっかり撮っちゃいました。
ひとつには、キツリフネのお花の後ろは くるくる渦巻きにならないけれど、
ツリフネソウのお花の後ろ(距)は、可愛い、くるくる渦巻きになっているから、
それを外しては 絵にならない気がしちゃうんですよねぇ。

名前を付けた人は、この姿からつり下げて使う舟形の花器を連想したそうですが、
金魚とか…小鳥とか…いろんなものが連想できる姿ですね。
今年、たくさん咲いていたのはウツボグサ。

海のウツボじゃないですよ。矢筒の古い言い方が「うつぼ:靫」で、
四方に向けて花を咲かせている穂の中心が、筒状になってて似ているなぁ…と言う
連想だそうです。
他の年だと、花の穂が十分に長くなって、お花が終わりかけているのですが、
今年はまだ咲き始めなのか、育ちが足りないのか、お花の穂が短いです。
まぁ、被写体としては、このくらいの方がきれいで良いですけどね。
最後は、草むらで見つけたこのつぼみ。

このつぼみ、どんなお花になるんだろう。何となく気になって、写真に撮りました。
星形のガク(萼)、尖ったつぼみ、まっすぐ通った葉脈。
まっすぐな茎の先の、上を向いて付くつぼみは、咲くにつれて茎が広がっていきそうです。
背の高い草だし、お花が咲いたら見事でしょうね。

家に戻って、図鑑を一枚一枚めくって調べます。
いかにも素人っぽい ローラー作戦の結果、候補に挙がったのは…なんと、アケボノソウ。
本当に アケボノソウなのかな?
遠くから見たらただの白い花だけれど、近くで良く見ると、
花びらの先には「曙」の空を思わせる斑点、花びらの真ん中には蜜腺…変わったお花なんですよ。
そうだったらいいな。
でも、アケボノソウが咲くのは9月…。咲いているのを見るためには、
もう一度戸隠まで行かなくっちゃならないわ。
遠いなぁ…でも…、会いたいなぁ。
最後の一枚は、朝露。
今年もやっぱりコロコロと葉っぱのふちに付いていました。
これはみんな、イチゴの葉っぱのようなのだけれど、何の葉っぱか解りません。

春に来ないとお花も咲いてないし…。そういえば実も見たこと無いなぁ…。
イチゴじゃないのかなぁ…、な〜んて。(^^;)
全然、何の葉っぱか解らないけど、毎年奇麗な水玉をながめて写真に撮ってます。
春とか…秋とかにも…見に行かれれば、もっといろんなお花に会えるんでしょうけれど、
1年に1回、お盆の頃の4日間しか 滞在できないお山のキャンプ場、
戸隠で出会った野草や樹木たち。
会えたことが特別なんだね。また来年も会いたいです。是非是非、元気で居てください。
ブログ内関連ページ:
2006/10/26付 「アキノウナギツカミ」
2006/ 7/18付 「ママコノシリヌグイ」
【関連する記事】
きのう箱根の湿生花園でツリフネソウが咲いていました。見る花が多すぎて、ツリフネソウのくるくる渦巻きは撮り損ないました。
春、秋の戸隠も素敵なんでしょうね。いつか行ってみたいです。
ミゾソバの仲間にママコノシリヌグイというのがありますが、むかしの人はキビシイ言葉を使うものですね・・・。
えへへ(^^#)戸隠の蕎麦にかけた、変なこじつけですみません。
おお、箱根の湿性花園へお出かけでしたか。
それはツリフネソウの横顔よりも、もっと珍しいものがいっぱい撮れたでしょうね。(^^)
戸隠にも自然観察園のようなものがあって、
自生地の限られた植物などを見られるらしいのですが、
家族と一緒ではなかなか見学も出来ません。
そのうち1人で行きたいななんて、思うだけは 思っているのですが…。
あ、ありますよね。ママコノシリヌグイ。
知ってびっくりの とんでもないネーミングです。
でも、それだけ昔の女性はいろんな事を我慢させられていたんじゃないかな…
なんて思います。
お花は可愛いですよね、ママコノシリヌグイも。