真夏の日差しも照り返しの熱気も、南の窓からバンバン入ってくるんですよ。
この季節の苦肉の策は 洗濯物でガードすること。つまり、南の窓いっぱいに洗濯物を干すんです。
厚めのものを虫干ししたり、大きなものを片っ端から洗ったり…、とにかくたくさん干しました。
こうしておくと、日盛りから午後の一番暑い時にも、比較的涼しく過ごせます。
暑いのもあと数日…のはず。知恵と工夫で乗り切れると…良いな。(^^A)
今日の写真はミンミンゼミです。植物系ブログのはずが、虫ばっかり扱っててごめんなさい。
でも今回、奇妙なものを見つけちゃったので、緊急に記事を作成しました。

これがミンミンゼミ。鳴き声は言わずとしれた「み〜ん、み〜ん」。
我が家の方も、主力はやっぱりアブラゼミですが、ミンミンゼミもいるんです。
夏休みが始まったばかりの頃、
うちの近所のミンミンゼミはケヤキの木の幹の高いところなどで鳴いていました。
ずっと鳴き通しのアブラゼミとは違い、朝方、どこかからやって来て、少し鳴いてまた
どこかへ飛んでいく…という行動パターンでした。

捕虫網でも届きません。カメラのズームをめいいっぱいにしてもぼんやりとしか写りません。
でも、ディックさんのご近所では群れになって飛んで来るというお話も伺いましたので、
その土地土地で違うのかもしれません。
とにかく、うちの近所では、たまにしか見かけないし、高いところにとまるセミ…でした。
でもね、お盆を過ぎる頃から状況が変わってくるんですよね。
こちらは人通りの多い、駅前の桜の木にいたミンミンゼミです。
私の目の高さで、じっとしていました。

以前見かけたときは、椿の木の下の方でやっぱり、鳴かずにじっとしていました。
木の幹に尖った口を突き立てて、樹液を吸っているようです。

ちゅうちゅう…。美味しい?
時々、ありんこがちょっかいだしていきます。どこで見たんだっけ…
「アリとキリギリス」のお話のキリギリス、元のお話ではセミだったそうです。
差詰め…「アリとセミ」?でしょうか。
で、ナマケモノの象徴みたいに言われちゃうセミだけど、
よく観察していると、アリがセミを追い立てて、セミが樹液を吸っていた場所を取り上げ、
樹液を横取りするのだと…
セミが一生懸命働いて、ありんこは上前をはねるだけ…ずるいぞありんこ…という話を
どこかで読んだんですけど…。(^^A)

何度もつつかれて、そのたびに前足でアリをはねのけるセミさん。
無関心な人間たちが沢山通り過ぎる 桜の木の幹でお食事していました。
さて、この後です。奇妙なもの…つまり、へんてこなミンミンゼミを見かけたのは…。
初めて見たときには、それこそ目の高さに止まっていたのですが、気味が悪かったので、
そのまま通り過ぎちゃったんですけど、
やっぱり気になって、次の日 見に行くと、桜の木の枝の方に移動していました。

遠くへ行かなかったって言うことは、飛びにくいのかな?弱っているのかな?
なんだろうコイツ〜?
一緒に居た娘は、卵かな?なんて言ってましたが、
セミの卵は釘のような産卵管から、一個ずつ木に打ち込まれるものなので、
お母さんセミのお腹に収まっているはず、
こんな風にお腹の両脇に、別物みたいに付けてはおかないでしょう…。
…って事は多分これって 寄生虫系…。
寄生されたイモムシには 何度も気持ち悪い思いをしているので、調べるのにも
なかなか勇気がでなかったんですが、
nakamuraさんの記事で正体がわかっちゃいました。
大急ぎで記事にしてみました。

これ、蛾の幼虫か繭ですって。ちょっとどっちかよく解りませんが…。
こんなヤツ、絶対図鑑にも載ってないよね…なんて思ったけど…載ってました。
成虫の姿も見ちゃいました。つまんないくらい 普通の蛾です。(^^;)
web上にも沢山の記事がありました。
やっぱり圧倒的にヒグラシ(カナカナ)に付くらしいんですけれど、これは
ミンミンゼミですよね。
みんなが感心していたのは、セミの成虫にしか寄生しないってこと。
セミって、幼虫で居る時間はすごく長いですが、成虫で居られるのはほんの1〜2週間。
その間に取り付いて、育って、繭にならなきゃならないんですよ。いっそがしい人生だわぁ。
そんな忙しい生き方を選んだ方が良かったのかなぁ?
同じタイミングで珍しいものを見た nakamuraさんの記事も是非見てみて下さいね。
nakamuraさんのブログ 「土のうた」内の記事
2007/ 8/22付 「セミヤドリガ 何者ぞ!」
今年は4年に一度のセミの当たり年なんですって。
時には立ち止まって、街路樹を見あげてみてはいかがでしょう。
夏も終わりに近づくと、結構いろんなセミが 低いところにも降りてきますよ。
ブログ内関連ページ:
セミ関係
2006/ 9/29付 「9月に出会った虫」 ツクツクボウシ 等
2006/ 7/21付 「ニイニイゼミ」
2006/ 4/14付 「おさんぽ中に出会った虫」 地中のセミの幼虫
2005/ 8/21付 「セミの観察 その2」 ミンミンゼミ
2005/ 8/ 7付 「セミの羽化」 アブラゼミの羽化
2005/ 8/ 4付 「セミの声の観察」 昆虫の画像無し
nakamuraさんの写真はヒグラシだし、はもようさんのお話だとふつうはヒグラシにつくのだそうで、こちらではヒグラシは夏の終わりからですし、なかなか見たり捕まえたりはしにくいからかも知れません。
ミンミンゼミは夏休み中いやというほど聞きましたし、見ました。はもようさんと正反対。昨日も朝、玄関前に落ちてました。右のハネが半分切れていたので、スズメか何かに襲われたのでしょう。
8月も中旬過ぎると弱ってきて、近づいても機敏に逃げなくなるように思います。
記事のご紹介ありがとうございます。
さすがにはもようさんらしい研究成果で、感心します。
ミンミンにもつくのですね、それも2匹!(笑い)。
勝手にお名前出しちゃいました、すみません。(^^;)←事後報告
ね、珍しいもの見ちゃったんですよね。らっきぃでした。
セミヤドリガ自体少ない上に、ほとんどはヒグラシに付くので、
ミンミンゼミに付いているのはさらに珍しいかもしれません。
今年は4年の一度のセミの当たり年♪
ディックさんも、この後見るかもしれませんよ。(^^)v
nakamuraさんの記事のおかげで名前が解りました。
ありがとうございました。
ツクツクボウシ、鳴いてますね。
本当にあっという間にセミの声が変わりました。
ツクツクボウシのスマートな抜け殻、私も今度探してみよう。(^^)
もうすぐ、秋ですね。
ヤドリガについて調べていたら、こちらに飛んできました。(笑)
みんみんゼミについたヤドリガの記事、とても興味深かったです。
ありがとうございました。
どうも、検索でいらっしゃる方も多いようですね。
セミヤドリガについては、
糸でぶら下がっている幼虫を目撃した記事もあったのですが
お目にとまりましたかね?
いずれにしてもお楽しみ頂けたようでなによりです。
良かったら またどうぞ。(^▽^)ノ