2007年08月05日

ギボウシのつぼみ

図鑑を見ていて、名前の由来の説明に 言い得て妙だねと納得することが多いのですが、
はあ?何で? と 疑問に思う事って有るんですよね。
ギボウシの説明もそう、
つぼみが 橋の欄干飾りの(タマネギみたいな)「擬宝珠」に似ているからその名がある…と
書いてあるのですが…。
このつぼみ、タマネギみたいな 橋の欄干飾りには似てないですよねぇ。

07_0805_k_gibosi1.jpg

ところが最近、かえで☆さんのところで、ギボウシのつぼみが「擬宝珠」に似るのは
もっと早い時期!ということが解って、8/3 に見てきました。

該当の記事はこちら

ちょうど花が咲き始めたところでした。
さてさて、タマネギみたいな形の「擬宝珠」似のつぼみはどこかな?



つぼみ確認の前に 基本情報のおさらいです。
ギボウシはユリ科ギボウシ属で、「ホスタ」の名で 人気の園芸種として、
夏の花だんや庭先、大鉢に植えて玄関先を飾ったり、街中でもよく見る花ですが、

自生しているものは、平地では山野にオオバギボウシとコバギボウシ、
湿地にミズギボウシ…が、図鑑で紹介されています。
お山ですともう少し種類が増えるようですが、まぁ、隣町の公園ですから、
平地のギボウシで良いと思います。

07_0805_k_gibosi2.jpg

全体の姿はこんな感じ。
大きな株でも膝丈くらいですから、コバギボウシで良いと思います。

お花は薄い紫に 濃いめの紫のストライプ。

07_0805_k_gibosi3.jpg

ちょこっとうつむき気味に、ユリ科らしい、ラッパ型の花を咲かせます。
涼しげですねぇ。お花は一日花ですが、次々に咲いてくれます。

こっちは日陰になりやすいところですが、まだまだ咲き始めのようで、
つぼみがたくさんありました。奇麗ですねぇ。
まだ下を向く前のつぼみが、茎の先に ぎゅっと まとまって付いてます。

07_0805_k_gibosi4.jpg

さてさて、どのくらいさかのぼれば
…橋の欄干飾りの(タマネギみたいな)「擬宝珠」に似ているかな?
つぼみを次々に見ていきます。

あちこちの株を 手当たり次第に撮ったのですが、こうかな?と思う順番に
時間を巻き戻していきましょう。
はい、このサイトではおなじみの「なんちゃって連続写真・巻き戻しバージョン」ですよ。

もう、咲きそうな↓これがスタートね。
う〜ん、この段階でも、そこそこ たまねぎ?

07_0805_k_gibosi5.jpg

次は…↓これかな?まだ一輪も咲いてなくて、ふたつだけ、固まりから離れています。

07_0805_k_gibosi6.jpg

う〜ん、この↑ぎゅっと固まっているあたり…タマネギに…いや、「擬宝珠」に近づいてきたかな?



おおっ、まだ、まったく広がって居ないの発見!
でも、いきなり↓これ見たら、とてもギボウシのつぼみとは思えませんねぇ。

07_0805_k_gibosi7.jpg


ほら、今にも透けそうな緑が奇麗だこと。蓮の花びらみたいなこれが、ギボウシのつぼみの、
「擬宝珠」っぽい姿…で、いいのかな?(^^)



こんな早い時期の姿を 名前つけるのに使っちゃったのかしら?
でも…、う〜ん、ギボウシの花の特徴って…そこなの?



私なんかだと、花が咲いてから、あ、ここにギボウシがあったのねって思いますけど、
この姿でギボウシと解るってことは、花が咲かなくても解るってこと。

ギボウシの仲間が春先に伸ばす芽は、「ウルイ」と呼ばれて、人気の高い山菜なんですって。
つまり、里山の人たちは、芽吹いた時には、この葉はギボウシだって解ってるわけですよ。

花が咲くと葉っぱが硬くなっちゃって美味しくないとか…なにか、
花の前を注目したくなる理由でもあったんですかね。(’’?)



図鑑の説明の
つぼみが 橋の欄干飾りの(タマネギみたいな)「擬宝珠」に似ているからその名がある…。
っていうのは解りましたよ。でも、じゃあ何で、こんな地味な姿に着目したのか…?
解決した疑問には、また、新しい疑問が付いて来ちゃいました。
ふふふ…、楽しいなぁ。




ギボウシのつぼみ探しをした8/3は、遠い台風の影響をうけて、とっても風が強くて、
大きな木の枝もゆさゆさ揺れていたんですよ。

でも不思議でした。虫さんたちが、
…不用意に飛び立つとどこまで飛んで行っちゃうか不安だったんでしょうね…
なかなか逃げないんですよ。

いつもなら、もう、カメラを構えるヒマもなく飛んで行っちゃう子も、
この日ばかりは 私なんかより、風の方に気をとられていて…。(^m^)うふふ

風だってね、待ってれば たまには弱まるんですよ。
弱まったスキにちょこっと、いろんな虫さんのお顔を写真に撮らせてもらいました。

この日、一番上手く撮れたのが、ギボウシのつぼみの上の このトンボちゃん。

07_0805_k_gibosi8.jpg

オニヤンマっぽいお姿ですが、ずっと小柄でした。
図鑑を見ると、結構そっくりさんが多いんですよ。なんて言うトンボさんかな?



posted by はもよう at 22:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「なんちゃって連続写真・巻き戻しバージョン」いいですね。
好奇心を満足させるためには、どこまでも探求していく過程がよくわかります。

トンボはコオニヤンマでしょうか。
腕とカメラと多少の運、この三位一体が渾然と溶け合った時に、いい写真が撮れると思います。
Posted by ひろし at 2007年08月06日 21:54
こんばんは。

失礼ながら、ギボウシの名称由来について、調べてみましたところ

広辞苑、大百科全書、いずれも擬宝珠は葱坊主のようなのですが・・・。
牧野図鑑には、漢名 紫萼(慣用)とあります。紫萼と言われても、ちんぷんかんぷん、分かりませ〜ん(笑い)。
Posted by nakamura at 2007年08月06日 22:55
ひろしさん、こんにちは。
えへへ、「なんちゃって巻き戻し」もいいでしょ。
目移りしちゃって、たくさん撮ってきたので、少しでも活用しようと思いまして…。
(^^;)

コオニヤンマですかね。昆虫図鑑も開いたのですが、
黄色と黒のしましまトンボだけでも何種類も居るので、くらくらしました。

はい、腕の良い方は、運を技術でカバーできるかもしれませんが、
私は常に運任せ。この日は特に幸運でした。
Posted by はもよう at 2007年08月07日 15:45
nakamuraさん、こんにちは。
広辞苑、大百科全書、牧野図鑑…いろいろ調べてくださったのですね。
ありがとうございます。

「擬宝珠」に似てるというつぼみは 他にもいっぱいあると思うんですけどね。
不思議です。(^^;)
でも、「もっと前の姿」っていうのが新鮮で面白い発見でした。

「紫萼」ですか…私も良く解りませんが、
何だか奇麗な名前ですね。(^^*)
Posted by はもよう at 2007年08月07日 15:50
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