お天気おねぇさん、今日は大きな崩れはないって言ってたから、思い切って自転車で、
隣町の公園へ行ってきました。
気になっていた場所、全部巡って、またまた特ダネ満載で帰ってきました。
7/20、写真160枚以上による大レポート、数日かけてまた ご紹介します。
まずは今年こそ、そのユニークな実り具合を観察したいアオギリから。

7/11に開花の様子をご紹介したアオギリはどうなったかな?
ハイ、ほとんどのお花を落として、どことなく さっぱりしたような感じがする 花の穂です。

おばなもめばなも あらかた落ちてしまいました。
さてさて、どこがどう変わったかな?
ひとつだけ残っていた花の穂と 落ちていたお花で 復習です。
これ↓が花盛りの花の穂。

こんな風に咲いていたんですよね。この花の穂は めばなが目立ちますね。
そしてこれが落ちていた花。
枝の先ではよく見えませんでしたが、これでやっと手にとって眺められます。

画面左側←2つがおばなです。にょきっと伸びているのは10数本が合体したおしべの固まり。
先の丸こいところにはおしべの葯がぎゅっと詰まっていて、めしべは見あたりません。
右端→がめしべです。にゅーっと伸びた先の丸こいところが「白岩先生の植物教室」の説明に寄れば、
『5心皮よりなる柄のある子房』、ちょっと伸びた先が一本のめしべです。
にゅーの途中のころりんしているところ、これが元もと5つの部屋に分かれていたんです。
…で、5つの部屋に分かれていためしべの子房が…

こんなことになっちゃうんですねぇ。見えますか?ちょっと上の写真じゃ小さいですよね。
では拡大してごらんください。

ほら、5つの分果の第1段階。

高いところにあるでしょう。
赤だとか小豆色だとか言うほどでもないけれど、暗い赤か赤っぽい茶色のようにも見えますね。
白岩先生の
『5心皮よりなる 柄のある子房はふくらみ、大きくなります。』のところですね。
この後、暗い赤の部分は…
『5個の分果が放射状に広がって舟状になります。中には液が詰まっています。』
…っていう段階へと進む予定。
忘れないでまた見に来なくっちゃ♪
いっぱい実のってね、超☆ユニークなアオギリちゃん。
☆今日のおまけ☆
web検索中の大発見。
アオギリの仲間に、あの有名な、そして私の大好きなチョコレートの原料♪
「カカオ」またはココアの木が 含まれていることが解りました。
カカオは、アオギリ科カカオ属の常緑高木なんですって。へぇ〜。
ブログ内関連ページ:
アオギリ
2007/ 7/11付 「アオギリ開花」 おばなとめばな
2007/ 1/25付 「冬のアオギリ」 冬芽
2006/ 6/24付 「初夏の実りなど」 アオギリのつぼみ
2006/ 5/18付 「あの木のその後」 新芽を開くアオギリ
2006/ 5/ 6付 「4月に出会った木の芽」
2006/ 3/14付 「身近な木の芽 その5」 冬芽の様子
2005/11/11付 「アオギリの実」 詳しい説明
参考ページ
「白岩先生の植物教室」 四季に生きる草木と昆虫
表紙
「アオギリ」
◎見てびっくりのアオギリの実り方。是非一度ご覧下さい。
ミズアオイ先生の「石川の植物」
表紙
「取材日誌 2004年版」
◎2004/7/11に おしべの葯の様子、2004/7/17に 若い実の様子が載っています。
盛りだくさんなので 見るのはちょっと大変かもしれませんが、とっても面白いです。
分果がよく分かります。そちらの木のほうが少し先行しているようですね。
私も雨が大丈夫なら見てきます。
カカオがアオギリかでしたか。仲間が見つかってよかった。
頑張って、精一杯のズームで撮ってきました。
はい、この木はそちらの木よりも少しせっかちみたいです。
でも、花期は長めで、結構だらだら咲いているようなことも、
どこかに書いてありました。
検索していたら、全然違うお花の写真と「常緑樹」っていう言葉がが出て、
興味津々で見に行ったら、ウィキペディアのカカオのページでした。
もっと大きなくくりで見ると「アオイ科」とも同じ系統だそうで、
アオギリ科の中にはアオイのようなきれいな花の咲くものもあるそうです。
調べていくと少しずつ知らない世界が見えてくるのが楽しいですね。(^^)