我が家の方も、今日の午前中は、お風呂のシャワーのような雨が降りました。
その湿気が残るまま、明日は真夏日くらいまで暑くなるそうです。
水害が起きてしまった土地のみなさんは後片づけが大変だと思いますが、
どうぞ気をつけてくださいね。
こんな時ですが、ブログの中はのんきに草花談義です。
お気に入りの観察スポット「北向きの斜面」で、月曜日に見てきた 顔なじみの野草たち。
前回に引き続き二回目の今回は、華やかな色合いの小さなお花たちをご紹介します。
最初はヌスビトハギの花。

先月から草むらで、見慣れた3枚セットの葉っぱが 数を増やしているのに気付いては居たんです。
おやおや、もう花の穂が…なんて言ってたら…。
…ちゃんと咲いていました。

マクロで撮れば、これも立派な萩の花。拡大して眺める術の無かった時代の人々も、
萩にそっくりだって気付いていたのでしょうか?
ヌスビトハギは、マメ科ヌスビトハギ属、平地から山地の草地や道ばたに生える多年草。
盗人の 忍び足の形に似た実が付くからヌスビトハギ。
高さは60cmから1.2mほど、そこそこ大きくなる草ですが、
お花は細い穂にまばらについて、しかもひとつが3〜4mm。肉眼じゃよく見えませんよね。
でも、デジカメで撮ってきて、パソコンで拡大すると…

ほら、ぽってりピンクで愛らしいこと♪
ヌスビトハギのお仲間とコマツナギは、虫がやってくるとおしべが飛び出たまま戻らなくなり、
受粉が済んだことを内外に知らせちゃうらしいので、こちらはまだ、虫さんを呼んでるんですね。
次はミズヒキ。タデ科タデ属、林や薮のふちなどに生える多年草。
もう、花壇にも、およそのお庭にも、もちろん「北向き斜面」にも、
どこにでもあるのですが、咲いているのを見かけると、腕試ししたくなっちゃう花の小ささ。

この日のターゲットはこちら。…で、超クローズアップ撮影の結果は…
この通り。

上の画像を拡大したものです。カメラに付いている液晶で確認できたのは上の写真くらいまで。
家に戻ってパソコンで拡大してみて、こう言うところまで写っていると、
思わず、ディスプレイの前でガッツポーズが出ちゃいます。(^^)
私の相棒のデジカメちゃん、たくさんの後輩が、すでに売りに出されているらしいですが、
これだけ撮れれば私には十分です。もう少しおつき合いしてね。Caplio R3ちゃん♪
最後は、可憐なタデの花。

可憐で大好きで、見つけるとついつい写真に撮ってしまうのですが…
名前がねぇ…、そっくりさんだらけで…見分けが付かず…困るんですよ。
ひとつめの候補は、タデの中でも1番早くに咲く「サナエタデ」。
web検索かけても、全体の姿はこれに一番似ています。
でもね…もう迷いたくないと、見分けのポイントとして重要な”葉の付け根のサヤ(托葉鞘)”を
写真に撮ってきました。

そしたら、『サナエタデの托葉鞘のふちには 毛はない…』ですって。
毛があるのは「イヌタデ」や「ハナタデ」…。
イヌタデにしちゃ大きいから、ハナタデ?ハナタデにしちゃぁ、花の付きが良すぎないですかねぇ。
それに…よそで まだ一本も見つけていないのですけど…。
でも『ハナタデの托葉鞘のふちには長い毛がある』って…。
ええ〜?そうなの〜?

お花のアップも可愛く撮れたけど…。あんまりハナタデっぽくないんです。
ハナタデって、もっとお花周りに毛が多かったんですもの。
あぁ、いつもこうやって どっちつかずで悩むのに、ついつい写真に撮っちゃうんですよね。
蓼喰う虫も好きずき。タデ撮る奴も好きずきですかね。がんばれ、自分。(^^;)
ブログ内関連ページ:
ヌスビトハギ
2005/ 9/25付 「ヌスビトハギ」 花と実
2006/10/ 2付 「ヌスビトハギなど」 アレチヌスビトハギとの比較
2006/11/11付 「草もみじ」 紅葉、ハナタデも
ミズヒキ
2006/ 7/12付 「北向き斜面の花」
2006/ 8/ 9付 「山野草の花だんで」
2006/ 9/28付 「北向き斜面の秋の花」 白い花、ハナタデも
ハナタデ
2005/ 9/28付 「ハナタデ」
2006/ 7/12付 「北向き斜面の花」 花
2006/11/11付 「草もみじ」 紅葉、ヌスビトハギも
イヌタデ
2006/ 6/ 5付 「夏の道ばたの草」
サナエタデ
2006/ 6/14付 「畑の花、林の花」 サナエタデかな?の花
一眼レフを三脚にセットして、下からアップして、風に揺れる花が止まるのを待って、やっと撮った写真もこんな微細なシーンにはなりません。
なんとか「負けない」写真を撮りたいな。
呆然として、ほかの花にはコメントなし!
ミズヒキねぇ。…(^^A)
自分でもびっくりするほどちゃんと撮れたんですよ。
年に数回、こんなラッキーがありますが、あとはピンボケの山。
神様の気まぐれなご褒美でしょうか。
…となると大事だな。プリントアウトしてお守りがわりに待って歩きますか。(^^;)
大好きなお花(盗人萩をのぞいて)ばかりです。
が、どれも撮りにくいんですよね。
特に水引は超難関。
ほんとにタデは、種類わかりにくいです。
わたしはすぐに諦めてしまいますが、
さすがはもようさんです。
かわいい花が並んで、すばらしい!
むかしの人は、今の人と違って目がよいのが特徴です。そして、時間の桁が違います。
現代のはもよう研究室はすごいではないですか!?(笑い)。
あらら、ヌスビトハギはのぞかれちゃいましたか。(^^;)
ハイ、自然に恵まれていなかった子どもの頃から、小さい花とはおつき合いが長いので、
ついつい注目しちゃいます。
ミズヒキは本当に写しにくいですよねぇ。
でも、るなさんとこの写真もみんなお見事ぞろいじゃないですか。(^^)
タデ科とかシソ科とか…わっかんないですよねぇ。
まぁ、ぼちぼち、頑張ります。
うふふ…、みんな 可愛いでしょ。
年齢のサインを感じはじめた(私の)目には厳しいけど…。(しょぼしょぼ)
そうか、昔の人は目が良かったし、考える時間もあったでしょうね。
んじゃ、昔の人たちに笑われないように頑張らなくっちゃ。(^^)