大雨で困っている地域もあるというのに、お日様も出て、暑かったです。
さて、水曜日にいつもおさんぽしている公園で 見てきたお花のご紹介、
第2弾の今回はアガパンサス、ハマオモト、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ヘメロカリスの5種です。

うす紫色が涼しげなアガパンサスです。今、どこの花だんでも盛んに咲いてます。
アガパンサスは ユリ科アガパンサス属、アフリカ南部原産の多年草。
ギリシャ語の「アガペー(愛)」と「アンソス(花)」という言葉を組み合わせて
名付けられたそうです。さしづめ…「愛の花」?
別名はアフリカン・リリー、ムラサキクンシラン(紫君子蘭)。
花言葉は、「恋の訪れ、恋の便り」。
すっごく丈夫で 放っておいても毎年良く咲いてくれるそうです。
愛は強く、愛の花はさらに強いのね。

そうだったんだ…。改めてもう一度眺めちゃいました。(^^*)
園内の花だんは、管理人さんやボランティアのみなさんなど、いろんな人が
いろんな花を植えてくれます。
今年は、ハマオモトが咲いているのに気付きました。(あら、いつの間に。)

ハマオモトは ヒガンバナ科ハマオモト属。
浜に良く生える オモトに似た葉っぱの草…で、ハマオモト。
別名の ハマユウ(浜木綿)の方が有名ですよね。
これも夜に咲く花ですが、どんより天気のこの日は、花を開いていてくれました。
記事を書こうと 図鑑をよくよく読んでみたら、「浜木綿」の名前の由来が出ていました。
浜木綿の「木綿」の部分は「ゆう」と読み、もめんではなく、
コウゾの繊維から作った糸のこと…だそうです。
ウィキペディアのコウゾのところにも「木綿(ゆう)」の説明が出ています。
コウゾ(楮)の皮の繊維を蒸して水にさらし、細かく割いて作った糸が「木綿(ゆう)」で、
神道の祭事に用いられたそうです。
それに、鱗茎や花が似ているから、ハマユウ(浜木綿)なんですって。
もめんの糸や布を連想したのかと思っていたから、意外や意外です。
綿が入ってきたのは古くても(8世紀)、
綿織物が庶民の目に触れるようになるのは戦国時代からだそうですから、
「万葉集」等に出てくる「ハマユウ」は、やっぱり コウゾの方のハマユウですね。

視覚よりも、香りで勝負の 夜咲く花です。それでもやっぱり、素敵なデザインですよね。
自然に手抜かりはないのだな。(^^)
霧雨に濡れていたのは、ノカンゾウ。ユリ科ワスレグサ属の多年草。
中国には元になったお花があって、そちらをホンカンゾウ(本萓草)と呼ぶそうです。
本家のホンカンゾウから見れば、
野カンゾウも薮カンゾウも、浜カンゾウも分家みたいなものでしょうか。(^^)
一重咲きは↓ノカンゾウ。

八重咲きは↓ヤブカンゾウです。

学名の 属をあらわす言葉は ヘメロカリスで、その名前で呼ばれる↓園芸種もあります。

ヘメロカリスの意味は「一日 美しい」だそうで、みんなみんな、一日花です。
一日でしおれてしまう このお花に託して、
悪いことも悲しいことも忘れちゃうおうね…で別名 忘れ草。
みんな ワスレグサ属お仲間です。
○○キスゲって、あちらこちらで聞きますが、それもお仲間です。
ユリっぽいお花ですが、葉っぱが違います。
今度、どっちのお花も、どんな葉っぱをしているのか、
興味をもって 見ていただけるとわかります。
興味がもてなければ、
まっ、なに科だろうが なに属だろうが、
きれいな花なら なんでもいいじゃない…って事でも(^^)d OK!で〜す。
いつもおさんぽしている公園で見かけた 花だんのお花たち。
どれもみんな、丹精してくれる人がいるから、眺めて笑顔になってくれる人がいるから、
とってもきれいに咲いてました。
いつもいつもお世話になってマ〜ス。管理棟に向かって、心の中で最敬礼。
なるほど。
勉強になりました。
自分も悪いこと悲しいことは忘れるようにしています。
ということは自分は別名 忘れ男・・・
ストレス社会ですもの♪ 忘れることも大事ですよ。
これからは「鈍感力」と「忘れ男」の時代? (^^?)
昨年もわからず掲載しませんでした。今年は思い切って今日あたり…。
ノカンゾウから<ずいぶんたくさんの園芸種が作られているそうですから、
その中の一種かもしれませんし、
そちらは(私の家よりは)海に近いから、ハマカンゾウが咲いてもおかしくないし…
さてさて、ディックさんの気になるお花はなんの花でしようね。(^^)