2007年06月17日

ナツツバキなど…

なんですか、梅雨の中休みが続いています、うちの方。
今日も爽やかな晴天です。周りの景色がどんどん夏らしさを濃くしています。
雨…降らなくて良いのかな…。水不足が心配です。


ブログで取り上げようと、写真を撮っておいた花もどんどん散ってしまって、
せかされているような気分です。
シリーズ「木に咲く白い花」、半月ぶりの追加です。(^^)

07_0617_nezmimoti1.jpg

1枚目はネズミモチ。モクセイ科イボタノキ属の常緑小高木で、
6月のはじめに 近所の生け垣で、良い匂いをさせて咲いていました。
名前にモチとついていますが、モチノキではなくてキンモクセイと同じ科です。
とっても良い香りがします。
花は枝先に穂になって(円錐花序)付き、細長い蕾の先が4つに裂ける形に開きます。
…あれれ?5つのも混じってますね。
蜂やハナアブに好まれるようで、この木の垣根はブンブンいう羽音で賑やかです。

07_0617_nezmimoti2.jpg

モチノキ科の実は赤いことが多いですが、この木の実には 黒い実が付きます。
ネズミモチの「ネズミ」は、この黒い実がネズミのフンにそっくりだからです。
せっかくきれいで良い匂いの花なのに、ちょっと残念な連想と思った人が
言い出したのでしょうか、別名は「タマツバキ」だそうです。




絹で作った造花の蕾みたいなこれは ナツツバキです。
毎年毎年、咲くのを楽しみにしている大のお気に入りの 白い花なんですよ。

07_0617_natutubaki1.jpg

今は、ネズミモチが散って、ナツツバキが花の盛りを迎えています。
ナツツバキの方は、名前の通りに ツバキの仲間です。
ツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。見た目からは お仲間のようには見えませんね。

葉は、落葉樹らしく 薄くて柔らかいですし、実もツバキの実には似ていません。
樹皮が薄くははがれ、模様のようになるところなどはむしろ、サルスベリに似ています。

07_0617_natutubaki2.jpg

薄くて白い花びらの 直径5〜6cmの花は一日花で、一日咲いたらぽとりと落ちます。
花が落ちる姿以外は ツバキらしいところはないんですよね。  面白いものです。

どういう加減か、たいていの花に ほお紅でも付けたように 色が差しています。

07_0617_natutubaki3.jpg

オレンジと、薄い朱色と、この黄緑を見たことがあります。
初めて出会うナツツバキがあると、どの色が差しているかな?まで確認しちゃいます。
花びらのふちのプリーツもきれいですね。

別名は「シャラノキ:沙羅の木」。
お釈迦様が亡くなるときにそばにあって、死を悼むように全ての花を落として
亡きがらをおおったという伝説の残る「沙羅双樹」の「沙羅」を名前に頂いたので、
お寺に植えられることが多かったのですが、最近ではすっかり 人気の庭木ですね。
ずいぶん身近になりました。
ヒメシャラ(姫沙羅)という お花も葉っぱも小さい妹分もいます。




いつもおさんぽしている公園で、咲き始めたのはシモツケの花。

07_0617_simotuke.jpg

えぇ、本当はもっといろんな色が一緒に咲いているんです。
公園にも濃いピンクと薄いピンクの花が咲いています。
でも、良いんです。
私、白いシモツケが好きだから、これも「木に咲く白い花」のうちです。(^^;)

バラ科シモツケ属の落葉低木。別名は「キシモツケ」。
木が有れば草もあって、
「クサシモツケ」と言えばバラ科シモツケソウ属のシモツケソウのこと。
名前できちんと区別したかったという事は、両方とも、人気の園芸種だからかしら?

ちなみにシモツケは「下野」と書き、
藩があった時代に今の栃木県のあたりを表した言葉です。
下野の国にたくさん自生していたから「シモツケ」と呼ばれるようになったそうです。

シモツケは花期の長い花で、この後も少しずつ咲き進んで、秋風立つまで
公園を彩ります。



公園で今、一番派手に目立っているのは、チンシバイ(珍至梅、珍珠梅)ともよばれる
ニワナナカマド。

07_0617_niwa_nana1.jpg

高さ3〜4mの茂み全部が、こんな↑風に花盛りです。
近づいて良く見て、毛深ければホザキナナカマドですが、これは毛深くないので
ニワナナカマドです。
バラ科ホザキナナカマド属の落葉低木で、園芸種のニワナナカマド。

葉っぱだけが ナナカマドのそっくりさんで、花も実も似ていません。
紅葉も、さほどきれいではありません。
とにかく 今が見頃のお花です。
これもお気に入りで、毎年写真を撮っていますので、今年は少し変わったアングルで…。

07_0617_niwa_nana2.jpg

茂みにもぐり込んで、下からお花の穂をねらってみました。
葉のふちのギザギザはシャープだし、葉脈はくっきり、葉色は濃くて白が引き立つ。
花の穂は細くて儚げだけれど、細かい花と真珠のような可愛い蕾。

07_0617_niwa_nana3.jpg

きれいですよねぇ。花嫁さんのベールみたい。
たくさん咲くんですけれどねぇ…そういえば、どんな実が付くのかな?
図鑑を見ると…すっごく地味な乾いた実(さく果)です。今度探してみます。



「木に咲く白い花」の季節もそろそろ終盤ですね。
最大の主役、タイサンボクのお花とは、今年はご縁がなかったようです。
あとは何が残っていたかな…なんて考える頃になりました。
でも、今年は新しく出会った木も多かったし、良い年でした。
来年もまた、頑張ります。(^^)


ブログ内関連ページ:
「木に咲く白い花」2007年
2007/ 6/ 1付 「テイカカズラの花」
2007/ 5/28付 「ネジキ」
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2007/ 5/19付 「エゴノキとガマズミ」
2007/ 5/18付 「ノイバラとスイカズラ」
2007/ 5/11付 「ハリエンジュとトチノキ」
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2007/ 4/11付 「北向き斜面の芽吹き」 ニワトコ


「木に咲く白い花」2006年
2006/ 7/ 4付 「コクチナシの花」
2006/ 6/25付 「ナツツバキとヒメシャラ」
2006/ 6/15付 「ニワナナカマドの花」
2006/ 6/ 8付 「タイサンボクの花」
2006/ 6/ 6付 「ヤマボウシの花」
2006/ 5/20付 「ガマズミの花と?の花」
2006/ 5/19付 「エゴノキの花」
2006/ 5/ 1付 「オトコヨウゾメの花」
2006/ 4/22付 「クマイチゴの花」
2006/ 4/11付 「木苺 いろいろ」 クサイチゴ、ニガイチゴ


posted by はもよう at 21:38| Comment(7) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご案内いただいて参りました。
「白い花」シリーズ、完結ですか。
残るは、リョウブですが今年は花の勢いがないですね。裏年というのがあるのですか?
タイサンボク、舞岡公園では移植されて今年の花はお預けです。
Posted by ひろし at 2007年06月17日 22:49
ひろしさん、いらっしゃいませ。
そろそろ打ち止めかな〜と思いつつ、去年の記事を見ていたら、
まだ、クチナシが残っていることに気付きました。
サンゴジュもあるし…。

「木に咲く白い花」シリーズは、もうちょっと続きそうです。(^^A)
Posted by はもよう at 2007年06月18日 17:36
そうか、ツバキ科だし、花全体でぽとりと落ちますね、確かに。ヒメシャラも花全体が落ちますね。
ぼくが撮影したお宅のナツツバキは、まだ次から次へと新しい花を咲かせています。元気です。
わが家のヒメシャラは、今年は数えるほどしか花が付きませんでした。
Posted by ディック at 2007年06月18日 21:20
シモツケって、ピンクだけかと思っていました。そうか、やはり下野の国の花なんですね。
Posted by ディック at 2007年06月18日 21:22
ディックさん、こんばんは。
そういえば、うちの近所のヒメシャラも、まだ、花が少ないです。
これからかな〜?とも思っているのですが、どうなんでしょう。

はい、シモツケは「下野の国」にたくさんあったからと説明していらっしゃるサイトの方が多いです。
ピンクやもっと濃いピンクの方が数は多いのですが、白い花が好きなんです。(^^)
Posted by はもよう at 2007年06月18日 22:55
わが家の玄関先と根岸森林公園と、ようやく咲いた数少ないヒメシャラの花は、一晩の嵐で全部散って、あっという間に終わってしまいました。根岸森林公園のヒメシャラは地面の上でしか見ていません。わが家のほうは、撮影しにくい位置に数個の花をつけただけでした。
今年全滅なのがもうひとつ。わが家のオリーブです。こちらは植木屋さんの剪定が原因。今年は休憩という感じです。
Posted by ディック at 2007年06月19日 23:11
ディックさん、こんばんは。
そうですか、ヒメシャラには気の毒な年でしたね。
オリーブもお休みですか…。

…あ、うちは、私の管理が悪くてコクチナシがお休み中です。(^^;)

木だって 生きているからには、いろんな目に遭うんですね。
いい年もあり、悪い年もあるんですね、きっと。
Posted by はもよう at 2007年06月20日 00:23
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