2007年06月15日

アカネ

良くあることですが、関東地方に梅雨入りが宣言されたとたんに、
ものすごくよく晴れて、暑いです(^^A)、うちの方。
空一面を覆っていた雲が だんだん動いて青空が広がっていくところが、
とにかく、とってもきれいで、洗濯物を干す手も時々止まりがちでした。

さて、今日の記事は、先月初めて見た草の葉のお話です。

07_0615_akane1.jpg

いつもおさんぽしている公園の、何度も何度も眺めたあたりに
先月、見慣れない草の葉を見つけました。


周りの草の葉とは 違う色合いのきみどり色が 周囲から浮き上がって見えました。
四角い茎に はっきりとした4枚の葉。
とっても個性的な草ですのに、見覚えがありません。
え?っとばかりに立ち止まり、じっくり観察〜。

変な茎です。角ばっていて ヤスリのようにざらざらで 巻き付くわけでもないのに
長〜く細〜く↓伸びてます。うっかり見落とすには大きい草です。

07_0615_akane2.jpg

地面を這う長い茎は、時々4枚の葉っぱを開きます。
パッと開いたその様↓は、何だか新しいロボットアームのようです。

07_0615_akane3.jpg


それにしても、猛烈にざらざらします。葉にも茎にも細かいとげ↓がびっしり。

07_0615_akane4.jpg

服と言わず、腕と言わず、そこらの草にもからみまくります。
こんなヤツ…身近で知ってます。蔓延って嫌われるあの、ヤエムグラ。

ああ、多分その辺だよ。
ヤエムグラの仲間の…なんとか…四つ葉…ムグラとか言うんだよ、きっと。
大きいから…大…って付くかもしれないし、見慣れないから外来種かもしれないよ。



何だかんだ思いつつ、写真を撮って、家に帰ってweb検索してみました。
植物の検索サイト
「oNLINRE植物アルバム」
には、アカネ科の植物が139件、ヤエムグラ属だけでも30件がリストアップされていました。

全部の写真が出ているわけでありませんが、そこから「四つ葉」と「ムグラ」を中心に
何件も何件も 眺めて比べました。
いくつ見ても、これだと思えるものはありません。

行き詰まって「oNLINRE植物アルバム」をあきらめ、ワード検索に切り替えました。
web検索の欄に「ヨツバムグラ」と入れて、出てくる写真を片っ端から見ていきます。
いろんなヨツバムグラの中にひとつだけ、自分が見た草の葉にそっくりのものがありました。
喜び勇んで見に行くと…あらら、これはヨツバムグラじゃなくて 「アカネ」でした。



アカネ科アカネザ属のつる性の多年草、アカネ。
布を赤い色に染めるための材料として、また、薬草としても、
人の暮らしと関わりの深い、あの、アカネ(茜)でした。

07_0615_akane5.jpg

夕焼けの空を あかね(茜)色と表現するのは誰しも聞いたことがあると思います。
図鑑にも アカネ科の最初のページに載ってます。
でも、葉っぱに注目したことがなくて、気がつきませんでした。

パカッと開いた四枚の葉は、実は、2枚が托葉出身の 偽輪生。

07_0615_akane6.jpg

どれが葉っぱで、どれが托葉なんでしょう。ウィキペディアの記事では、枝分かれの方向を見れば、
解ると書いてありましたが…、ああ、この写真じゃ解りません。(^^;)
今度、実物とにらめっこして来よう、覚えてたら。



これがアカネねぇ。
細かくて白い花が夏から秋にかけて咲くそうです。黒くて丸い実も実るそうです。

07_0615_akane7.jpg

それまでは、この、妙に目立つ葉っぱを眺めておきましょうか。

根っこが赤っぽい(黄赤色から紫赤色)から、赤い根…あかねと呼ばれるようになった
そうですが、その根を乾燥させて臼でついたものを 煮出した汁で染めるのが
茜染めだそうです。
最初は鮮やかな赤ですが、年数が経つと次第に深みのある暗い赤になるそうです。

染める前の布や糸を 媒染剤の灰汁に百数十回 つけて 1年ほど寝かさないと
本染めに取りかかれないなど、たいへんな手間がかかりますので、今は、ほとんど
使われていないようです。
ただ、秋田の角館の方では、今でも、茜染めが行われていると言うことです。

染料の他には、利尿や止血など、薬用としても利用されてきたそうです。



なんだこの変な人はと思っていたのが、思わぬ有名人(?)でした。
いやぁ、だから面白いんですよね。
今年は、あの有名な、アカネに会えました。らっきー(^^)v



posted by はもよう at 22:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 道ばたの草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
さすが「はもよう」さん。
葉っぱの方からアカネに辿りつく、とは。

私は、黒い実から「アカネ」を見つけて、翌年に花に辿りつくことができました。
Posted by ひろし at 2007年06月15日 23:11
近くの市民の森でもアカネを見かけます。
偽輪生のことは知りませんでした。こんど観察してみます。
今年は花も撮ってみたいものです。
Posted by 横浜のおーちゃん at 2007年06月16日 09:08
ひろしさん、こんばんは。
へへ。有名なアカネを目の前にして、外来種かな?とか思っていたので、
ほめていただいて良いものやら何やらではございますが、
過分なお言葉ありがとうございます。(^^#)

私は偶然web検索でひっかかっただけですが、ひろしさんは実を見て、
翌年はお花も見られたんですね。
それもまた、流石ですね。(*゜v^)〜☆
Posted by はもよう at 2007年06月16日 23:29
おーちゃんさん、こんばんは。
あっ、そちらでもアカネがみられるんですか?
はい、偽輪生♪是非是非、見てみて下さい。

私が見ている株は、お花が咲く前に刈られちゃいそうなので、
おーちゃんさんがお花の写真を見せてくださると有り難いな…な〜んて♪(^^)
Posted by はもよう at 2007年06月16日 23:36
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