2007年05月29日

アオハダのおばな

隣町の公園に足繁く通い始めた頃、気になるけれど名前の解らない木がありました。
秋になると枝いっぱいに丸くて小さい 赤い実をびっしり付ける木でした。

写真に撮っても、なんの木か解らないまま載せるのも嫌で、何年も保留のまま。
そんな木の 名前が解ったのは本当につい最近です。
で、去年はめばなの写真を撮りました。
追いかけて何年目だろう…。今年は、ついにおばなの写真も撮ることが出来ました。

07_0529_aohada1.jpg

その木の名前はアオハダ。モチノキ科モチノキ属、雌雄異株の落葉高木。

山地に生えて10〜15mくらいになる木です。灰色の樹皮は はがれやすく、
はがすと下の緑色の肌が見えることからアオハダの名があります。

細かい赤い実をびっしり付けるウメモドキと言う庭木がありますが、
あんな感じで、大きな木ですが、全ての枝に 見事なほどいっぱいの赤い実を付けます。

07_0529_aohada9.jpg (昔の写真)

実は目立つのですが、花は目立ちません。
だから、観察初心者には、手がかりがつかめなかったんですよね。

葉の付き方、枝の広がり方に特徴があったんですけれど…

07_0529_aohada2.jpg

そんなの、解りませんよねぇ。(^^;)

カマツカの時と同じように、
体を大きくするための枝・長枝には葉が互い違いについて(互生)、
花を咲かせ実を結ぶための枝・短枝には葉が束になってつく(束生)形。

そして 花は地味な薄緑(緑白色)。しかも、オスの木と、メスの木に分かれるタイプ。

07_0529_aohada3.jpg

ね、短枝に束になって付いているでしょう?
葉の落ちたあとを数えたら、その短枝の過ごしてきてた年月が数えられそうですね。
これはおしべが目立つ、おばなです。



一枚目の写真のように、まぁるい(球状)花の穂になります。

07_0529_aohada4.jpg

花びらは4〜5個。強く反りかえり、蜜をたくさん用意して虫を呼びます。
おしべは4本。めしべは無し。 ほら、虫さん達、呼ばれてますよ〜。



葉っぱに大きな特徴はありません。

07_0529_aohada5.jpg

『長さ4〜7cmの卵形または広卵形で膜質。』う〜ん、膜質って何だ?
『先は短くとがり、ふちに浅い鋸歯…。表面には細かい毛…』

07_0529_aohada6.jpg

『裏面は淡緑色で、特に脈上に開出毛が多い。』ダメだ、毛まで撮ってないや。



めばなの方が、早い時期に見かけました。

07_0529_aohada7.jpg

これは5月はじめのアオハダのめばなの様子。





中央に、ころんと大きなめしべと子房。周囲に4つの 退化したおしべが付いています。
地味だったおばなに比べて、さらにまた 一段と地味ですが、
良いんです、この木が目立つのは、枝いっぱいに赤くて可愛いを付けるその日ですから。


今度はメスの木の 秋の晴れ姿をバッチリ写真に撮ってきますね。
でも今は、オスの木の(ちょっと地味目だけど、)初夏の晴れ姿を見てやって下さいね。




ブログ内関連ページ :

2006/05/29付 「アオハダの花」 去年撮っためばなの写真


posted by はもよう at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 木の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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