いつもおさんぽしている公園なら、運が良ければ 木に名札が
かかっていたりしますが、
隣町の公園ではそんなことはのぞめません。
なんべん行っても必ず、
見たことのない木に出会い、名前が解らなくて途方に暮れます。
中には何年もかかって、やっと名前にたどり着くこともあります。
今年はすでに、カマツカとサワフタギを見つけました。
で、また、新しい木が見つかったんです。新しい木2種と、
ずっと追いかけてきた木一種。続けて ご紹介していきますね。
まず一本目は ネジキ。ツツジ科ネジキ属の落葉低木。高さ5mくらいにまでなり、特徴的な花の穂を下げます。

この木に気付いたのは、冬芽集めに夢中になった去年の冬から春先のこと。

この↑実のカラが気になって、なんだろな?と思ったんです。
実のカラは たくさん付いているけれど、その場所でこんなに花が咲く木を見たかしら?
おそらく、花の開花の時期と私が見に行く時期が合わないんだな。
いつ咲くのだろう…。隣町の公園に行くたびに チェックしていました。
周りの木々に比べ、芽吹くのも遅めで、つぼみが出るのもゆっくりでしたが、
とうとうこの間、つぼみらしきものがでてきたのを発見して、
先週、楽しみに見に行ったんですよね。そうしたら、一目瞭然。
それが冒頭の写真です。二またに分かれた茎の先に白いツボ形の花を並べて下げる…
こんな木はそうそう有るものじゃないですよ。
これはネジキ。幹がねじ(捩)れているから 捩木(ネジキ)です。

ねじれ方には個性があるそうですが、この木もなかなかにねじれてますよね。
気になっていた木は、まだ開花していなかったのですが、公園の奥の方でもう一本
咲いているネジキを見つけました。

爽やかで奇麗な姿ですよねぇ。
若い枝は赤みを帯びることがある…うんうんその通り。
枝の下に入り込んで、このユニークな花の付き方を強調して写真を撮ってみました。

去年の枝から、2本セットの枝をV字に出すんですよね。
シャンデリアみたいです。

お花をもっと良く見てみましょう。照明器具にありますよね、こんなの。
ツツジ科ですから、ドウダンツツジやアセビを思い浮かべる姿ですね。
あ、アセビと同様、毒があります。牛や馬が食べて中毒した事例もあるそうです。
次にお花の中をのぞき込んでみましょう。

おしべは10個、めしべは1つ。丸い実が付きますが、
実は、上を向くそうです。実も食べられません、毒があります。
葉っぱの特徴は、互い違いに付くこと(互生)。
ふちのギザギザは無し(全縁)で、ちょっと波打つ。
長さ6〜10cmで卵状楕円形で先がとがり、表面は無毛。

でね、裏側、付け根近くに

…白い毛がいっぱい生えるんだって。
はい、ちゃんと写真に撮ってきています。やった。(^^)v
「木に咲く白い花」コレクションにまた一点追加です。
いやぁ、うれしいなぁ。
はい、ネジネジしていて面白い木です。
落葉低木のカテゴリーいっぱいいっぱいの5mまで伸びるそうです。
ドウダンツツジやアセビよりはずっと大きくて、見あげるような位置に
花が咲いていました。