公園なんだけれど、山みたい。木の名前を調べはじめたばかりの頃は、
名前を知りたい木の 種類が多すぎて手に負えませんでした。
その点、いつもおさんぽしている公園は、出来て10年ほどの都市公園。
遊歩道はしっかり付いていて 場所を覚えるのが簡単だし、
木の種類もある程度限られているので、観察しやすいんです。
火曜日、柳絮(りゅうじょ)を眺めたついでに、園内の白い花も見てきました。
これはトキワサンザシ。別名はピラカンサ。秋には真っ赤な実になります。

トキワサンザシは バラ科トキワサンザシ属、西アジア原産の常緑低木。
明治の頃、日本にやってきて以来、庭木や鉢植えで 身近な花木になりましたね。
大変に花付きがよく、いやって言うほど花を咲かせる木で、
秋には、枝が折れそうになるほど実を付けますよね。
うちの実家にもありますけど、…美味しくないのかね、いつも一番最後まで残るよ…と、
母が言ってました。食べるものが無くなる春先まで キープ!なのかな??
こちらはハクチョウゲ(白丁花)。アカネ科ハクチョウゲ属の常緑小低木。

ピラカンサよりもさらに小さい花木です。これも庭木や生け垣などでよく見ます。
お花をアップで撮っちゃいましたが、お花の直径が1cm程度、
葉っぱの長さは1〜3cm、全体の大きさは腰の丈くらいが多い、小さい木です。
ピラカンサとは対照的に、この木の花付きはまばらで、かなり地味です。
今日改めて図鑑を調べてみたら、へぇ〜、元は沖縄に自生していた木だったんですね。
ほとんど白に見えるけれど、ほんのりピンクや紫色が付いている花もあり、
ふちに涼しげな白い斑のはいった葉っぱの株もあり、園芸種が多いそうですよ。
ちっちゃいから気がつかなかったけれど、よくよく見ると、凝った作りの花びらですよね。
でも、今、公園で1番 目立って居るのは なんと言ってもハコネウツギでしょう。

真っ白いお花が、ぼつぼつ咲き出していました。奇麗ですねぇ。
園内にはピンクのタニウツギも植えられていますが、
私はやっぱり、この真っ白いハコネウツギが大好きです。

えぇ、咲き出すとすぐに色が変わり、薄紅から濃いピンクになるのも十分承知しています。
だからこそ、咲き始めのほんのわずかなあいだの 白い ハコネウツギが好きなんです。

あらら、クマバチさんですかしら?むくむくの大きな体で忙しそう。
あ、余談ですが、クマバチ…は、ずんぐりむっくり毛深くて大きい蜂ですが、
花の蜜や花粉を集めるので精一杯の おとなしい蜂です。
クマバチのあいだに「ン」が入ると、とたんに
どう猛で、毛深くなくて、黄色と黒の危険色のこわ〜いクマンバチ(スズメバチ)に
なっちゃうんです。今年、もうすでにお会いいたしました。(><)
クマバチさんなら良いけれど、クマンバチにはもう会いたくないです。(^^A)
皆様もお気をつけ下さいね。
さてさて、この時期、あちこちのブログでお見かけする「イボタノキ」。
白い花が咲くそうですが、
いつもおさんぽしている公園にも、そっくりな花は咲くんです。

赤い葉っぱの、園芸種のメギとライラックの茂みのそば、
腰の高さくらいに刈り込まれた茂みで、たくさん咲いていました。
これがそうかと写真に撮ってみました。
花はそっくりですが…、葉っぱが違うみたいです。

手元の図鑑の説明でも、イボタノキの葉っぱは
『葉質は薄く光沢がない』と書いてあるのですが、この葉っぱは
ツヤツヤしてるし、毛深いし…。二枚ずつ向きあって付く形(対生)や、
葉の付け根に芽がついているところなんかは、そっくりなんですけれどね。

第一、イボタノキって、高さ2〜3mになる木ですものね。
園芸種もたくさんあるようで、このように 腰の高さくらいに刈り込んで
庭に植えたり、公園を飾る品種も有るそうなので、そっちだろうと思います。
セイヨウイボタノキの「プリベット(privet)」と言う品種がよく利用されるようなので、
今は それかなぁ…?と思っています。
で…、web検索中に気付いたのですが、これって、ハリー・ポッターが住んでいる(あずけられている)おじさんの家が有る 町の名前なんですよね。
検索中に、妙にたくさんのハリポタ関連のページがヒットしました。
いろんな意味で、へぇ〜?!連発 しちゃいました。(^^)。
火曜日には、白い花の他にも写真を撮ってきましたので、そちらの記事もご紹介しますね。
ブログ内関連ページ:
2006/05/26付 「ハコネウツギの花」