去年は雨ばっかりでしたから、とっても嬉しいお日和です。
さて、お気に入りの観察スポット「隣町の公園裏の北向き斜面」で、
まだ花の咲かないうちから、その可愛い葉っぱを楽しんでいたニガナが咲きました。
可憐な黄色いお花をご紹介します。

「北向き斜面」のてっぺんの株です。木の下の、日陰になるところに咲いていました。
ニガナ:キク科ニガナ属。日当たりの良いところに普通に見られる多年草。
茎や葉を切ると苦みのある乳液が出るので、苦菜。
でも、ウサギはこの葉を喜んで食べるそうです。
4/25の記事でご紹介したときは、7〜8cmの長さの葉っぱの束でした。
同じあたりへ見に行くと、

こんなに長くなっていました。
ちょっと変化が大きすぎて、よく解りませんね。
見回して…もう少し前の姿の葉っぱを撮影。↓

ほら、こうやってね、途中に葉っぱをはさみつつ、細い茎を伸ばしていくんですよ。
茎の先に、細いつぼみが数個付いてます。
これがみんなパッと開くと…

茎の細さや花びら(舌状花)の少なさが可憐な感じを、
明るい黄色がハツラツとした感じを かもしだしますね。
ここは日陰なのでお花の付きもこのくらい。ちょっとまばらです。
お花をひとつ撮って拡大してみますね。

キク科のお花ですから、これひとかたまりで「頭花」といいます。
頭花は直径1.5cmほどで、普通、5個の舌状花からなる…んですって。
色違いのシロバナニガナ、舌状花の数が多いハナニガナなどもあるそうです。
もっと日当たりの良い方には、舌状花が多いのが咲いたような気がしますが、
このあたりの花はだいたい5〜6個でした。

細いリボンを束ねたみたい。
春に咲く黄色いお花は多いけれど、これはいかにも野の花の風情がして、
素敵です。
もう少し陽が当たって、大きな群落になる方は、少し遅れ気味。

まだ、準備中でした。
でも、この写真を撮ってからずいぶん経ちますので、そろそろ咲いてるかも♪
今度見に行かなくっちゃ。
ブログ内関連記事:
2007/ 4/25付 「芽生えたての野草たち」 ちっちゃいニガナの葉っぱと去年の花
これで、明日からバシバシ見つかっちゃいますね、ニガナ。(はは…)