午前中のうちに家事を済ませて、今日も 隣町の公園へ行ってきました。
「木に咲く白い花」シリーズ。
前々から気になっていた奇麗な葉っぱの木に、そろそろお花が咲く頃なんです。

「北向きの斜面」の下の方、大きな木の影からはみ出すように
特徴のある葉っぱが広がっています。
赤い枝、黄緑の葉、ギザギザがいっぱいで何と表現して良いのかよく解らない形。

この前 見たときに、白くてツブツブのつぼみが付いていたんですよね。
そろそろかな〜なんて見に行ったら、ほらっ!!

木漏れ日のようなだけど、良く見ると細かいお花が咲いているでしょう?
バラ科コゴメウツギ属の山地に普通に生え、よく分枝する落葉低木、
コゴメウツギです。ウツギと言う名の木はたくさんありますが、
バラ科なのはこの木だけだそうです。
もう少し近づいて…

わぁ、きれい。
枝の先や葉っぱの脇からお花の穂が出ています。直径 数mmの小さいお花。

お花も何だか…ちょっと…あれ?どういう形なの?
花びらはあれ?丸っこいの5枚、細長いの5枚…?なのかな。

図鑑を見てみると
『花弁は5個でへら形。おしべは10個、めしべは1個。ガク(萼)片は5個で卵円形。』
…っていうことは、この丸っこいのがガク(萼)で、細長いのが花びら?
お花の真ん中がへこんで真ん中にめしべ、まわりにおしべが付いていて 面白い形。
ちなみにあの葉っぱの不思議な形は図鑑だと、
『長さ2〜4cmの卵形で先は細くとがる。ふちは羽状に浅〜中裂する』っていうんですって。

葉っぱの裏も柄も毛深いな。

根っこ近くからよく枝分かれして、株立ちするタイプ。
つる草のようにみずみずしい新しい枝が、次々に出ます。
里山に良くある木なんだそうですが、何かに利用されてこなかったのかな。
web検索してみると、
枝を束ねてほうきにした…と、お団子をさして繭玉飾りの枝にした…という
記述が見つかりました。
薮にツンツン立っていて、何だか気になる 細くて赤い枝だもの、
やっぱり 利用されていたんだわ。
ずっと気になっていたんですよね。今年、名前が解ってうれしいな。
覚えました。これはバラ科でただひとつのウツギと名の付く、コゴメウツギ。
北向きの斜面には この木の幼樹がどっさり生えてます。
落葉低木だから、あんまり大きくならなくて、庭木にも良いそうです。(^^)
先日、こちら「何の花?」エントリーで知りました。
ウツギ系??というのは名前だけだったようです。
なお、下から2枚目の葉裏にアブラムシ発見、こういうのに気がいきますねえ・・・ひねているのかも(笑い。
nakamuraさん、こんばんは。
はい、実は今年、この木をねらっていたのに、
nakmuraさんの所に出ちゃうんですもの。びっくりしました。
ええっ?もう咲いてるの〜!!なんて、あわてて見に行って来ました。
TB送っときました。今日はうまく送れたようです。
よろしくお願いします。
私が撮った中には葯が赤くなっているのがありました。
TBありがとうございます。
そのうち、はもよう研究室のように解説付きで出したいものです(笑い)。
そちらでもコゴメウツギが咲き始めましたか。
なかなかチャーミングな木ですよね。
肉眼では何だか変な花の形だなぁと思って撮ったのですが、
拡大してみると 面白い形をしていることが解りました。
おーちゃんさんのページで、葯の赤っぽいコゴメウツギの花も見てきました。
何故赤い、何故黄色い?よくは解らなくても、可愛いからいいっか。(^^;)
TB見ていただけて良かったです。
はい、そのうちnakamuraさんの解説付きで、ご紹介下さいませ。
楽しみにお待ちしています。