昨日は娘と、隣町の公園や
お気に入りの「北向きの斜面」などを散策してきました。
また、ちょっとマイナーな白い花の咲く木を見つけちゃいましたので、
それはまた後日ご紹介します。
とにかく気温が高くて、日差しが強くて 困りましたけど、
楽しかったです。
さて、今日ご紹介するのはカマツカ。

バラ科カマツカ属の落葉小高木。弾力があって丈夫な材を
農具の鎌(かま)の柄などに利用したからカマツカ(鎌柄)と言うそうです。
牛の鼻輪を通すのに使ったとか、枝をまげて鼻輪を作ったとかで、
ウシコロシという別名もあるそうです。
材が固くて、この枝でたたくと牛でも死んじゃうからだそうで、
毒があるわけではないそうです。

こんなに可愛い赤い実が実るのですが…、
大丈夫です。食べられます。美味しいそうです。
2年前、この実を見つけた時には気にはなるけれど、特徴がつかめなくて
何の実だか解らなかったんですよね。
ブログ巡りをするうちに、秋に話題に上るカマツカの実が似ているかな?と思えてきて、
今回、実を見た同じ木をもう一度見に行ったんです。
これが枝の写真です。どうですか?とらえどころ無いでしょう?

この木はお日様が大好きな木なんですけれど、日陰に生えているので、
ちょっと花付きが悪いです。
葉っぱは、ああ、葉っぱだな…って言う形。
先がちょっととがっているかな?くらいじゃ、特徴といえませんよね。
枝先の葉っぱは、互いちがい(互生)。

…でも、枝のもとの方の葉っぱは…

短い枝に、3枚一緒に生えてます。
良くあるパターンとはいえ、これが、カマツカの少ない特徴のひとつ。
こんなに地味でとらえどころの無い木ですが、
さらに、毛深さによって3つに分けられるそうです。
毛深くない「カマツカ」、ちょっと毛がある「ケカマツカ」、
それから葉裏に綿毛がある「ワタゲカマツカ」ですって。
でもね、web検索で3種とも見たんだけど、たいして違いませんでした。
ややこしい…。(−−;)
お花は、丸っこい花びらが5枚、めしべ一本におしべがいっぱい。

つぼみの形も愛らしい、バラ科らしい姿のお花です。
ちょっと条件が悪い場所に立っているんだけど、美味しいと噂の赤い実が実る頃、
また会いに来なくっちゃ。楽しみ楽しみ。
ところで、「瑠璃実の牛殺し」って…ご存じですか?
ウシコロシの次は 別名ルリミノウシコロシをご紹介しますね。
こうしてなんとなく読んだ記事、いずれ本物に出会ったとき、ささっと思い出せればよいのですが…。
思い出してくださるきっかけになれたら
嬉しいです♪
でも、案外 そばにあるかもしれませんよ。
結構 ありふれた木ですから。(^^)