歩いていると汗ばむような気温の高い日になりましたね。
いつもおさんぽしている公園には 小さな人工の小川があるのですが、
今日はおチビさん達が、気持ちよさそうに水遊びをしていました。
さて、「木に咲く白い花」をご紹介していきましょう。
今年は、渋いラインナップになりそうですよ。(^^;)
まずは、いつもおさんぽしている公園の煙るような細かい花を咲かせる木から。

気になってはいたけれど、そっくりさんが多くて名前調べが進まなかったこの木。
今年はマルバアオダモと 結論づけてみました。どうでしょう。
マルバアオダモの「タモ」はトネリコの仲間のこと。
モクセイ科トネリコ属、山野に広く自生し、高さ15mほどになる落葉高木。
粘りの強い材を野球のバットやテニスのラケットに用いる。
でも、トネリコ属ってみんなそっくりなんです。
マルバアオダモなのか、それともアオダモなのか…。
マルバといっても、葉っぱ(奇数羽状複葉の小葉)は全然丸くないです。
図鑑には別名はホソバアオダモだって書いてありましたし…。
(細いのか丸いのかはっきりして欲しいものです。)
ふちにギザギザ(鋸歯)が無くて(全縁)、少し波打つのが特徴だそうです。

こんな感じです。
初夏に、こんな風に枝先に細かい白い花を咲かせます。
爽やかな感じで奇麗ですよね。
オスの木とメスの木に分かれるタイプ(雌雄異株)で、これが
オスの木の花の穂です。

でも、ひとつひとつの花が小さくて、どんな形なのかよく解りませんね。
もうすこし、拡大してみましょう。

おばなのつくりは、花びらが4枚とおしべが2本。
めしべは退化しているそうです。花の数が多くて 枝先にどっさり咲きます。
メスの株の花は少し少なめで、花びらの白の他にめしべの根元の赤っぽい色が
チラチラ見えて、表情が全然違いました。

もう少し大きくしてみましょう。

きみどり色のおしべのやく(葯)ばかりが並んでいたオスの株とは違って、
いろんな色が入ってカラフルですねぇ。
もっともっと拡大して、お花ひとつ分の作りを良く見てみましょう。
花びらは4全裂し 線形。
めしべの根元は赤紫色で、柱頭はさじ形、おしべが2本ある…そうです。

後にみのる実は
細長くて、翼の形の実の付け根にひとつ、タネが入っている翼果だそうです。
トネリコの仲間はそっくりさんが多くて、これ、マルバアオダモでいいと思いますが、
違っていたら教えてくださいね。
…で、この、葉っぱの周りが波打っていなくて、少しギザギザがあるのは…

そっくりさんのアオダモのほう なんでしょうか?
う〜ん、よく解りません。この写真のサイズじゃ、もっと解りませんね。(^^;)
引き続き勉強します。
…で、マルバアオダモだとすればもう一つ、試してみたいことがあるんです。
アオダモの「タモ」はトネリコの仲間って言うこと、そして、「アオ」は、この枝をコップの水にさしておくと水が青くなるから…だと書いてありました。
試してみたいです。
公園の木なので勝手に切ることは出来ませんが、
いつかチャンスがあったら試してみたいですねぇ。(^^)
つぎも、少しマイナーな白い花の木「カマツカ」をご紹介です。