海上に出来た台風が遠因みたいです。残念だったけれど、チャンスはまだ続くよう
ですし、他の流星群も次々見頃を迎えるそうですので、時々、調べながら夜空を見て
みようと思います。あと、今日は掃除や洗濯を頑張りました。おさんぽは週末に行き
たいと思います。
さて、記事の方はちょっと進んで7/13に、隣町で撮ってきた写真を見ていただきま
しょう。まずは隣町の公園へ行く道の途中のアオギリの木。

いつも撮っている木です。この日はお花が咲いていました。
アオギリはとってもユニークな実り方をする花です。
右奥はメタセコイア。そして左手前の枝がアオギリです。

アオギリ科アオギリ属の落葉高木、アオギリ。白っぽく見えているのはお花です。
もっと詳しく見るとガク(萼)が黄色く開いて赤く色変わりするのが解ります。

アオギリは、お花の起源は葉っぱだったって言う説を証明するのに使われるようです。

↑ こちらはおばな。くるりんしているのは花びらではなくてガク(萼)。
にょきっと伸びたおしべは一本。先のころっとした部分に10〜15のヤク(葯)が
かたまっているそうです。
↓ こちらはめばな。おばなより先に咲くので、すでに赤っぽく変色しています。
その上、ガク(萼)の付け根が元から赤いので更に赤く見えます。

おしべの先はころんと丸かったですが、めしべの先はとんがっています。
この部分に5つにわかれた子房が付いているんです。
このあと 手袋のようになり、エンドウ豆のさやのようになり、葉っぱの縁に直接
タネが付いているへんてこな実になっていきます。
お花は地味ですが、大きなハチがたくさん来ていました。

アオギリの花の下はブンブンと羽音がうるさいくらいです。
丸っこくて大きくて黒っぽいこのハチはクマバチかな?
クマンバチことスズメバチとは違って、お花の蜜に良く来るおとなしいハチです。
黄色っぽいおばなと赤っぽいめばな。たくさん実れ。

ハチさんたち、受粉活動よろしくね。
木の下には、結構たくさんのお花が散っていました。

もうちょっと前から咲いていたのかな?
このあとのユニークな実りを捉えるべく、また、足繁く通わなきゃ ♪
早く先を知りたいせっかちさんは過去記事と参考ページをご覧下さいませ。
古い記事のリンクが切れていたので新しいリンクを付けなおしました。
文末に過去記事へのリンク集も
2009/ 8/10付 「アオギリの袋果裂開」
参考ページ
「白岩先生の植物教室」 四季に生きる草木と昆虫
表紙
「アオギリ」
◎見てびっくりのアオギリの実り方。是非一度ご覧下さい。
ミズアオイ先生の「石川の植物」
表紙
「取材日誌 2004年版」
◎2004/7/11に おしべの葯の様子、2004/7/17に 若い実の様子が載っています。
盛りだくさんなので 見るのはちょっと大変かもしれませんが、とっても面白いです。
ついでにご近所の木の様子を記録しておくと…
白い花を撮る前に実が赤くなっちゃいました、サンゴジュです。

スイカズラ科ガマズミ属の常緑小高〜高木。
2013/ 6/30付 「ナツツバキの花など」 ナツツバキ、サンゴジュ、ニワナナカマド、アナベル
それから、隣町の公園裏の「北向きの斜面」では

ミズキの実が色づき始め…
ウワミズザクラの実も赤くなってきました。

色付く途中で落ちちゃう実も多いけれど、枝いっぱいの実が赤くなったらそれも
見事です。
秋を待たずに赤くなりますので、

夏休みに出掛けたお山で見かけるかもしれませんよ。
2011/ 8/ 8付 「赤い木」
次の記事は隣町の公園裏の枯れ沢や湿っぽい日陰で見かけた、涼しげな草花を見て
頂こうかな。